【ワンパンマン】でいまだ回収されていない伏線である「狂サイボーグ」。
そして、一部からその関係者だと言われているメタルナイト。
序盤では、ジェノスが駆動騎士から耳打ちされていましたよね。
謎が多いメタルナイトですが、一体その正体とは?
今回は、そんなメタルナイトについて解説していきます↓↓
目次
メタルナイトの正体は裏切り者で黒幕?
ボフォイ博士って耳尖ってるんだね pic.twitter.com/KBzRag7sMu
— はにはに (@hanb474257) October 10, 2023
尊敬半分、軽蔑半分。
気安さと、親密さと、反発とで接しているといった感じの童帝はともかく、駆動騎士からは事あるごとにマジこき下ろしにされているメタルナイト。
言われっぱなしで本人が特に弁明をしない、どころかボフォイ博士は登場するたびに口と性根の悪さが更新されるため「結局いい人なの?」「悪い人なの?」というのが、読者の中でも評価の分かれるところでしょう。
ちなみに、ボフォイ博士はジェノスからも災害レベル”竜”の隕石がZ市を襲った際に、めちゃくちゃイラっとされています。
駆動騎士からのネガティブキャンペーンを知らないはずがないのに、弁明をせずただデータ収集をするのみのボフォイ博士。
果たしてその正体とは……?
正体① メタルナイトではなくボフォイ博士
メタルナイトはロボットヒーローとして市民に知られていますが、実はそのロボットは遠隔操作されたもの。
本体であるボフォイ博士は、ヒーロー協会のラボにこもりっきりです。
上記の隕石の際に、「お前はボフォイだな?」とジェノスが確認しているのがなんとも意味深。
というのも、ヒーローとして周知されているのは「メタルナイト」であり、遠隔操作されたロボットの中の人、その本名を知っている者はごく限られているからです。
かつて彼の弟子だった童帝や、因縁浅からぬ様子の駆動騎士はともかく、ジェノスが彼の本名を知っていたのはなぜでしょう?
どう考えてもボフォイと専攻分野が同じであろう、クセーノ博士から聞いていたのかな?と考えるのが自然です。
ただ……作中で両博士が交流している描写はありません。
もしくは、ジェノスは狂サイボーグを追うにあたって、サイボーグやロボットに造詣の深い科学者を軒並み調べていたのでしょうか?
ボフォイ博士は、軍事開発技術分野の「世界的権威」であるようですから。
なんにせよ、ボフォイ博士は初対面で本名を言い当ててきたジェノスを特に疑問視している様子はなく、だからこそボフォイ博士のなんともいえない底知れなさが際立ちます。
正体② S級ヒーローのランクは6位
一部の序列にこだわらないS級ヒーローのせいで、必ずしも強さ=ナンバーというわけではないのですが(ブラスト、タツマキを除く)、メタルナイトのランクは17人いるS級の中でも6位と、なかなか上位の位置にランクインしています。
ロボットはともかく、ボフォイ博士本人は、運動・筋トレをしている様子がない(村田版ではピザチップとコーラを食べている描写もある)中年以上の男性。
本体での勝負なら、C級ヒーローでにも負けそうです。
前述した隕石の下りでは、「ヒーロー活動に命をかける気はない」と言っていますが、なんのためにヒーローになったのかはまだ本人の口からは明かされていません。
駆動騎士からは、「ヒーローという肩書に伴う権力を手に入れ、協会の名のもとに怪人の改造を行い、最終的には世界征服をしようとしている(要約)」と言われていますが……
これがもし真実だったら、とんでもないマッドサイエンティストということになりますね。
正体③ ジェノスの故郷を襲った張本人
駆動騎士は「ジェノスの故郷を襲わせた張本人」と言っていますね。
サイタマに師事した超初期、ジェノスは故郷を襲った犯人を「頭のイカれたサイボーグ」=「狂サイボーグ」と呼び、「おそらく身体改造を失敗し脳に異常が発生した」と推察しています。
そんなジェノスに駆動騎士は、その狂サイボーグこそ「ボフォイ博士の数々の実験の過程で生み出された自立破壊兵器」であると告げます。
駆動騎士の言葉の信ぴょう性はともかく……
狂サイボーグもサイボーグである以上、誰かが製造しているはずで、その技術力を持つ人間がこの世に何人いるのか?
と考えると、おのずと候補は限られてきます。
ボフォイ博士ももちろん候補の一人ではありますが……
しかし、サイボーグを作れるほどの技術力を持つ科学者は、ボフォイ博士の他にもいることも事実です。
戦闘サイボーグとしてアーマードゴリラを生み出した「進化の家」ジーナス博士や、いまだ全容の明かされぬネオヒーローズの「回復室」、そしてジェノスをサイボーグ化したクセーノ博士も……。
正体④ 駆動騎士から黒幕だと敵視される
駆動騎士の言う「メタルナイトが黒幕だ」という説は、本当なのでしょうか?
駆動騎士の言うことに、一理あるのは確かです。
容疑者の抗弁がない魔女裁判とはいえ、説得力はあります。
ただ、ただですよ?
駆動騎士は「メタルナイトの功績を度外視、ぶっちゃけ黙殺しすぎでは?」と思うのです。
個人的にはメタルナイトに対し、覚醒ガロウ戦後にその場に居合わせた全員および周囲に対し、放射線の除染処理を行ってくれたあたり「マジのヒーローでは?」と思わざるを得ません。
※この展開は村田版のみです
あそこにいたのは、S級ヒーローをはじめとする上位ヒーローばかりでした。
覚醒ガロウがゼロパンでやられたため、結果的にヒーローらが浴びた放射線は微量とはいえ、すぐにボフォイ博士がなにもしなければ近年中に人類の戦力が大幅低下していた可能性が高いです。
にもかかわらず全員を検査・除染したボフォイ博士(S級と戦いたい戦闘狂というわけでもない)が黒幕であるという可能性は、低いのでは?と感じますね。
正体⑤ 暴走サイボーグでクセーノ博士を抹殺?
こちらも本当なのでしょうか?
……いや、クセーノ博士が暴走サイボーグによって死亡したのは事実なのですが、暴走サイボーグの製造者がボフォイ博士であるかは、まだ断定できないというか……
正直、筆者はクセーノ博士による自作自演も疑っているというか……
詳しくはこちらの記事にまとめました↓↓
ジェノスがクセーノ博士の仇討ちに燃えて独断専行している中、ボフォイ博士は自身が構築した防衛機構システムで、ロボット兵からヒーロー協会とその周囲に住む民間人を守っていることも忘れてはいけません。
もし本当にボフォイ博士がロボット兵をけしかけているのなら、マッチポンプもいいところではありますが……
ボフォイ博士の目的は?
ボフォイ博士って有言実行ならぬ無言実行なところあるから好き pic.twitter.com/AJhvmGw4Bx
— はにはに (@hanb474257) October 10, 2023
ボフォイ博士には、謎が多いです。
今までone版、村田版を通してボフォイ博士は自分の内面を語ることがほぼなく、駆動騎士と(たまに童帝に)チクチクしたネガティブキャンペーンをされているだけというのが現状ですね。
とはいえ、ボフォイ博士も何か目的があって誤解されるような行動をとっているのは間違いありません。
以下では、その目的を推察していきます↓↓
目的① ヒーローの立ち位置や協会のバックアップなど保身のため?
ボフォイ博士がメタルナイトとして、ヒーロー協会に籍を置いたのはなぜでしょうか。
「ヒーローになることにメリットがあったから」と考えるのが自然です。
ヒーロー協会はS級ヒーローに対し、破格の待遇をしています。
ヒーロー業に命をかける気はなくとも、ある程度を実績を計上し、その見返りに協会から開発費をふんだくって研究に没頭したかった、とかは、いかにも科学者らしい合理的な考えに思えますね。
……怪人協会編後、サイタマは住居をヒーロー協会本部内部のマンションに移しました。
その際、ボフォイ博士が極秘に監禁していた「生け捕りの怪人たち」と構築した「総合防衛システム」を破壊しています。
そのせいでボフォイ博士の名声は失墜し、サイタマに対して怒りをあらわにします。
もっともなリアクションですが、裏を返せばこれはボフォイ博士が一定の位や名声に興味があるという表れのように思えます。
※ちなみにボフォイ博士は、ここでちゃんとサイタマの強さを理解したので村田版のブラストより格が高く見えます笑
(サイタマの強さを理解したにもかかわらず「万が一にもこの俺の敵になり得るのなら……」と剣呑につぶやいてなんとかしようとしているあたり、マジで格が高い)
ボフォイ博士はどう見ても人付き合いが得意ではないため、他人とのつながりは非常に希薄に見えます。
どんなに素晴らしい功績をあげても、讃える人がいなければ意味がないと考え、自分の研究を認めてくれる環境を求めた、というのはヒーローとなった動機として十分ありえるでしょう。
目的② ネオヒーローズを引きずり降ろそうとしている
「せいぜい好きに泳げ」「俺はだれにも止められん」。
この言葉はネオヒーローズ編で、ボフォイ博士に嫌疑を寄せる童帝との通信後に語られた博士の心の声です。
普通に考えれば「疑ったところで、童帝では俺の野望は止められない」=「改造怪人やロボット兵による人類転覆計画の黒幕は、やっぱりボフォイ博士である」という文脈でしょう。
町や人を襲うロボット兵が、ボフォイ博士が作ったヒーロー協会本部の防衛システムロボットと似ているのも気になります。
ただ、童帝とのこのやり取り自体がやけに露悪的というか、S級ヒーローとしての武力を持つ童帝をわざわざ焚きつけているのが不思議です。
(博士がコミュ障だからという可能性もなくはないけど)
それっぽく味方としてふるまい、童帝を懐柔する方がよっぽど寝首をかかれる危険性は低いはず。
また、「止められん」ということはどこかに向かおうとしている、つまり明確な目的があるようと取れます。
止められるかもしれないという危険を冒しつつも、やらなくてはならないこと。
それはなんでしょうか?
S級ヒーローの力を持つボフォイ博士が、自分以外のだれをも信用しないほど慎重に、万全を期して戦わないといけない相手。
たとえば……S級ヒーロー並の力を持つ存在が多数いる、巨大組織?
……ネオヒーローズ編はまだ全貌が明らかになってはいませんが、ネオ側が随分ときな臭いです。
怪人退治のお題目で「回復室」と呼ばれるラボに引きずり込まれ、本人の意思にかかわらず改造される人間たち。
それを咎められて、なあなあに済ませるトップ・ファジー。
正義感に付け込まれ、担がれているとしか思えないブルー……。
改造怪人やロボット兵を操っているのがボフォイ博士ではなく、もしもネオヒーロー側だったら、145撃目の童帝のあの顔も(うすうす疑っていたボフォイ博士が犯人だったという時よりも)納得できると思うのですが、どうでしょうか?
ボフォイ博士は、そんなネオヒーローの上層部を彼なりに正そうと暗躍している……と考えるのは、さすがに贔屓目が過ぎるでしょうかね。
でもここまで怪しいと作中で打ち出されると、ミスリードを疑って「実は善人なんじゃ・・」と思いたくなります。
ていうか、ボフォイ博士には軍事技術を平和利用してほしいなあ!
仮にもヒーローなんだから!
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【ワンパンマン】メタルナイトの正体まとめ
ボフォイ メタルナイトで今日を締めくくって行くスタイル pic.twitter.com/INreVRtQ5V
— 使いません (@RuRuraprap) December 21, 2013
- ボフォイ博士はコミュニケーション能力に難があり、ヘイトを溜めやすい
- ボフォイ博士には、サイタマを敵に回してでも叶えなくてはならない目的がある
- 作中ではボフォイ博士が黒幕であると示唆されているが、ミスリードの可能性もある
以上、私見がたくさん含まれるボフォイ博士についての解説でした。
隕石の時も怪人協会編も、ほとんど活躍しなかったメタルナイトが、ネオヒーローズ編でとうとうその正体を明らかにしようとしています。
one版と村田版ではストーリーが異なることも多いとはいえ、両者が描くメタルナイト=ボフォイ博士の真実が楽しみですね!
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