ジェノスは闇堕ちする?ラスボスや黒幕説について考察

公開日: 2023年10月24日 | 最終更新日: 2023年10月24日

 

ワンパンマン】で高い人気を誇るジェノス

イケメンながらギャグもこなし、師を慕う一本気なところもあって、作中でも現実でも大人気なキャラクターの1人です。

そんなジェノスですが、村田版の先が描かれるONE版では、どえらい窮地に立たされることに。

今回の記事では、ジェノスの今後についてを考察していきます↓↓

この記事を読んでわかること
  • ジェノスの「闇堕ち説」
  • 「ラスボス説」や「黒幕説」について
  • クセーノ博士の「死」について

 

 

 

 

ジェノスは闇堕ちする?

 

ジェノスの本懐は、故郷と家族の仇である狂サイボーグ」を倒すことです。

そのためにクセーノ博士に改造手術をしてもらい、強さを求めてサイタマに師事しました。

ジェノスは2人の庇護のもと、着々と強さを手に入れています。が……!

ジェノスが闇堕ちするような出来事がONE版で起きてしまいました。ジェノスはどうなってしまうのか? 以下で考察していきます↓↓

 

考察① 闇落ちする可能性は高い

ONE版142撃目時点、もうしている、とも言えます。

ジェノスにとって命の恩人であり家族同然だったクセーノ博士が、機神の手により命を落としました

それをボフォイ博士(=S級ヒーロー「メタルナイト」の操縦者)の策略だと教えられたジェノスは、サイタマとともにボフォイ博士の本拠地に向かおうとしますが、行く手を阻むかのようにロボット兵の大群がそこに押しかけます。

ロボット兵を次々になぎ倒していくジェノスは、背後にいたサイタマをも攻撃

サイタマは当然のように回避し、「強えーなジェノス」と声を掛けますが、ジェノスには強さをほめられたことの喜びはなく、また、師であるサイタマを誤って攻撃したことへの謝罪もありませんでした。

 

これはサイタマを先生と崇拝し、過剰なまでに信奉していた今までのジェノスからは考えられないことです。

そもそも本当に誤っての攻撃だったのか? 本当にサイタマをロボット兵と間違えていたのか? ジェノスともあろうものが、サイタマの生体反応とロボット兵の気配を間違えるか? という疑念さえあります

確実に闇堕ちの一途をたどっています

 

この後、ジェノスはサイタマと二手に分かれることを提案。

サイタマも何を思ったのか、それを受諾します。

今のジェノスを一人にすることは危険なことのように思えますね。

これが永遠の別れなんてことにならないといいのですが……。

 

 

考察② クセーノ博士の死亡による無双化

ジェノスはクセーノ博士を暗殺に来た3体の機神シリーズに対し、重傷を負うも圧勝

これまでのジェノスはメタ的にも、サイタマの一撃によるカタルシスを引き立てるためのいわばかませ犬だったわけですが、クセーノ博士の死に触れ感情が爆発し、機体性能を完全に使いこなして信じられないパワーを魅せたということになります。

サイタマの協力もあり、敵勢力を完全に沈黙させますが、クセーノ博士が生き長らえるわけではなく……。

 

それを理解していたクセーノ博士は、死の間際、最期の改造パーツの場所をジェノスに教えます。

ラストアーマーを身にまとったジェノスは、街を襲うロボット兵(推定災害レベル”虎”以上)を1人で圧倒できるようになりました。

強くなっています。ジェノスがあれほどまでに求めた「強さ」が今の彼にはあります。

 

だけれど、クセーノ博士が亡くなり、もうジェノスを修理できる人物はいません。

無茶な戦い方をしてどうするつもりなのか……もうぜんぶがどうでもよくなっているのか……

 

考察③ ジェノス自身が狂サイボーグ説

最悪の説ですが、ずっと提唱している読者がいることも事実です。

狂サイボーグの襲来で何故ジェノスだけが助かったのか。何故そこに都合よくクセーノ博士がやってきたのか。

ジェノスの記憶はクセーノ博士に植え付けられたかりそめのもので、本当はジェノスこそが狂サイボーグ本人なのではないか?ということですね。最悪です!!!!

クセーノ博士が本人たちの言うように、正義の科学者だったとして、街を破壊し尽くしてオーバーヒートなりなんなり起こしているジェノスを修理・記憶を改ざんして、正義のサイボーグにしたのか。

 

はたまたクセーノ博士こそが黒幕で、ジェノスに街を襲うよう焚きつけつつも、街を破壊したところでジェノスの心が耐えられなくなったから改造したのか。

個人的にはクセーノ博士には正義の科学者であってほしいし、だからこそクセーノ博士はジェノスを破壊せず、手元で正義の心を教えたのではないかと考えたいところですが……

クセーノ博士が自身の背景を語ることなく逝ってしまったため、実はクローンがいました!などの展開でもなければそこらへんはもう博士の口からは語れることないのだと思うと、もどかしいですね。

 

いずれにせよ、もしこの考察が事実だった場合、ジェノスが曇ること間違いないので、頭を抱えたくなります。

一読者として、先生の強さに憧れひたむきに強くなろうとするジェノスはもう見られないのか、と考えてしまうのはつらいです……。

 

 

考察④ 名前の由来がジェノサイド (殺戮)

ONE先生の作品に慣れた読者ならわかると思うのですが、先生の作品に出てくるキャラクターはネーミングが安直なところがあります。

裏を返せば、そのキャラクターにとって意味のある名前をわかりやすくつけられている、ということでもあります。

 

番長みたいな恰好の金属バットの本名がバッド(=不良)だったりなどがわかりやすいですね。

アマイマスクの本名がビュウト(=ビューティー)であるなど皮肉パターンもあります。

その点、ジェノスはおそらくジェノサイドが由来であると推測され、その名前の不穏さが前項の「ジェノスこそが狂サイボーグ本人」説を補強するような気がします。

アニ木
アニ木
勘弁してくれ。

 

サイタマを殴ろう(殺そう)としたジェノスには、その名前を体現する兆しがあります。

もうジェノスには、みんなと鍋を囲む道は残っていないのでしょうか。

 

考察⑤ 実はラスボスまたは黒幕説

もはや、一周回ってアツい展開ですね。

ただしこのルートに至ると、サイタマも漏れなく闇堕ちしそうで困りますね、人類が。

もしジェノスが黒幕だった場合、あの忠犬のような慕いぶりも、すべてはサイタマという強力な力を意のままにコントロールしようとするための手段、懐に入りこむための擬態だったということになり、読者もサイタマも闇堕ちします。

クセーノ博士を失ってラスボス化するジェノス、というのも、ガロウによって一度死んだジェノスを見てブチぎれたサイタマからするとやりづらい相手になることは間違いないでしょうが……非道の一言です。

 

ただ、ONE先生のことだから「モブサイコ100」で描いたモブと霊幻のような影響を受けあった人間たちの関係の先を描きそうな気はします。

いつまでも師匠と弟子で物語が終わるのではなく、ジェノスからの影響がサイタマを変えるというような伏線を前々から用意しており、それが炸裂するのがこのネオヒーロー編なのではないでしょうか。

いいんだジェノス。

ジェノスはもう十分サイタマの支えに、ひいては最悪の人類の脅威を生み出さないことに一役買っているのだから、闇堕ちなんかやめて戻ってくるんだ……!

 

 

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【ワンパンマン】ジェノスの闇落ちについて考察まとめ

 

まとめ
  • ジェノスはクセーノ博士を失って闇落ちしかけている
  • ジェノスこそが狂サイボーグ本人かもしれない
  • サイタマとは別行動のため、ジェノスがこれ以上ヤバくなっても止められる人がいない

 

成長を続け、不吉な未来までもを無かったことにしたサイタマを前に、ジェノスはずっと己の無力をかみしめていました。

クセーノ博士の死によってようやっと「強さ」を手に入れることはできましたが、その結果がサイタマへ一撃を入れようとすることやサイタマとの別れだというなら、本当にその力は必要だったのでしょうか。

体は何度も壊れてきたジェノスですが、狂サイボーグ憎しで生きながらえてきたジェノスの心まで壊れてしまっては、もう誰も直すことはかないません。

ネオヒーロー編改めジェノス編がどうなっていくのか、刮目して見守りたいと思います。

 

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