パチンコ全面禁止化でアイコス・電子タバコはNG?飲食店など喫煙できる店の条件

公開日: 2020年4月2日 | 最終更新日: 2021年12月2日

 

2020年4月1日より「改正健康増進法」の施工がスタートしました!

パチンコ店や飲食店などの小規模店では全面的に禁煙化となります!

そこで気になるのは「どの種類のタバコだったら吸っても良いのか?」ということでしょう!

 

今回は、全面禁煙化に伴う喫煙についてお話します!

 

 

 

パチンコ全面禁止化でアイコス・電子タバコはNG?

 

アイコスと言えば加熱式煙草の人気種です!

加熱式煙草には、グロープルームテックなど有名などユーザーが非常に多いのが特徴的です!

さらに、一般的な紙タバコとアイコスなど加熱式煙草の他にも、電子タバコがあります!

 

パチンコの遊戯中に紙タバコの喫煙が厳しくなる中、「加熱式煙草」や「電子タバコ」も全面禁煙化に含まれるのでしょうか?

以下、解説します↓↓

 

アイコスなど加熱式煙草は分煙対応店舗に限り喫煙できる可能性が高い

見出しの通りですが、アイコスなどの加熱式煙草は「分煙対応店舗」では喫煙できる可能性が高いです!

なぜ、「喫煙可能」ではなく「可能性が高い」と表記してあるのか?

 

その理由は、以下の2点です↓↓

①全面禁煙化の施工がスタートしたばかりで前例がないため、判断できない

②分煙対応店舗と言っても、それぞれ対策が同じではないので基準が曖昧

 

しかし、それでも個人的には喫煙可能となるのではないかと考えています!

例えば、パチンコ店では「ホールを壁や仕切り等で完全に分煙対応」している場合であればアイコスなどを吸いながら遊戯が可能とされています!

その他に「喫煙専用室」の設置をすれば喫煙が可能ということなので、分煙対策をする店舗も増加してくるのではないでしょうか?

 

どちらにせよ、全面禁煙化がスタートした背景には「受動喫煙」による二次被害など健康に害を及ぼす危険性があるからです!

アイコスなど加熱式喫煙を吸いたい場合でも、店舗に一言確認する必要がありますね!

 

違反とみなされた場合には、喫煙者だけでなく店舗側も「吸わせた」という責任から双方に罰金・罰則が科せられます!

世間的にルールが構築されるまでは、吸いたい衝動に駆られても我慢することが得策です!

 

 

電子タバコはニコチンの有無によって喫煙可能かどうか判断される

上記でタバコの種類について、一般的な紙巻き煙草、アイコスなどの加熱式煙草、電子タバコの3種類に触れました!

今回の全面禁煙化で、紙タバコはほぼ吸えないと思った方が良いです!

さらに、加熱式煙草については上記で解説しましたね!

 

さて、残りは「電子タバコ」ですが、ここの線引きが難しいところです!

電子タバコには、ニコチンが入っているもの・入っていないものが混在します!

 

電子タバコと言えばVAPE(ヴェイプ)が有名ですが、無害・有害によって喫煙可能かどうかが判断されるのです!

健康に悪影響をもたらす可能性が危惧されるので、無害であったとしても周囲の人は快くは思わないですよね。

さらに、電子タバコ自体「有害ではないか?」という意見もあります↓↓

日本呼吸器学会は、非燃焼・加熱式タバコや電子タバコについて以下のように考えます。
1.非燃焼・加熱式タバコや電子タバコの使用は、健康に悪影響がもたらされる可能性があ
る。

2.非燃焼・加熱式タバコや電子タバコの使用者が呼出したエアロゾルは周囲に拡散するた
め、受動吸引による健康被害が生じる可能性がある。従来の燃焼式タバコと同様に、すべて
の飲食店やバーを含む公共の場所、公共交通機関での使用は認められない。

引用元:日本呼吸器学会

https://www.jrs.or.jp/uploads/uploads/files/photos/hikanetsu_kenkai.pdf

 

以上から、「タバコ」という存在が煙たがられていることが分かります!

パチンコ店で電子タバコを吸えるケースとしては、アイコスなど加熱式煙草でも説明した通り「分煙対応店舗」「喫煙専用室」の設置店舗など限られた空間でしか無理でしょう!

自己判断では違反とされたときに言い訳のしようがないため、明確なルールを理解するまではリスクを負って喫煙しない方がよろしいかと思います!

 

屋外(敷地外)の定められた喫煙場所であればタバコを吸うことができる

ここまで制限があると、喫煙者にとっては居心地の悪い日常となってしまうかもしれません!

しかし、屋外であれば喫煙室など喫煙可能な空間があります!

そこでは思い存分喫煙可能なので、あらかじめ「喫煙スポット」として目星を付けておくことをオススメします!

 

全面禁煙化では、第一に健康増進を目的としているので、喫煙者・受動喫煙者などが減少することが本来の狙いでしょう!

喫煙しにくい環境にすることで、これを機に禁煙へと足を踏み出す方が増加するとの予想です!

 

個人的にも、タバコは「百害あって一利なし」だと思っているので当然の政策かと感じました!

喫煙者の方は、吸う場所・タイミングなどこれまで以上に気をつける必要がありますね!

 

飲食店など喫煙できる店の条件について

 

飲食店でも全面禁煙化が進み、屋内での喫煙は原則禁止です!

しかし、例外もあり飲食店でも喫煙が可能な条件が定められています!

以下、解説します↓↓

 

 

喫煙「専用室」「目的室」「可能室」であればタバコを吸える

飲食店では、喫煙に関して3種類の用途別室があります!

 

そこでは、全面禁煙化の例外としてタバコを吸うことができるのです↓↓

①「喫煙専用室」・・

これは、飲食喫煙をする空間を完全に分ける方法です!

出典:JT

https://www.jti.co.jp/tobacco/rule/index.html

 

飲食店の屋内で喫煙をしたい場合には、一度席を立ち、別途設けられている「喫煙専用室」に入って小空間でタバコを吸うというイメージですね!

 

あとは、アイコスなど加熱式煙草を吸うことができる「喫煙専用室」もあります!

出典:JT

https://www.jti.co.jp/tobacco/rule/index.html

 

ここは完全個室となっているため、飲食をしながらの喫煙も可能です!

飲食を楽しむ他のお客さんも、受動喫煙となる心配がなく安心です!

 

②「喫煙目的室」・・

いわば「スナック」や「バー」などです!

タバコを楽しむという「喫煙目的室」に該当するので、吸うことができます!

 

店内の全てまたは一部なのかは店舗によって異なるため、確認が必要です!

※喫煙目的室の標識が掲示されている店舗に限ります

 

③「喫煙可能室」・・

これは、「経営規模が小さい既存の飲食店」のことを指します!

該当条件↓↓

●客席面積100㎡以下かつ資本金5,000万円以下

●上記に加え、2020年3月31日までに開業している店舗のみ

 

 

ここでも同様に「喫煙可能室」の標識が掲げられている飲食店に限り喫煙が可能です!

同時に飲食も可能なので気持ちよくタバコを吸うことができますね!

 

「喫煙専用室」は完全分煙としての明確な基準がある

喫煙専用室があるのは、喫煙者にとって助かりますが飲食空間にタバコの煙が侵入する可能性もなくはありません!

そうなれば完全分煙とは言えないので、防止するための明確な基準が定められています↓↓

出典:JT

https://www.jti.co.jp/tobacco/rule/index.html

 

・禁煙エリアから喫煙室内に向けて毎秒0.2m以上の空気の流れをつくり、たばこの煙が禁煙エリアに漏れないようにすること

・喫煙室は壁や天井などによって分けられ、たばこの煙が禁煙エリアに漏れないようにすること

・たばこの煙は屋外に排気されていること

※経過措置として、脱煙機能付き喫煙ブースの設置が認められる場合があります

 

一つ忘れてはいけないのが、「禁煙エリア」と「喫煙エリア」を別に設けることが目的ではないです!

受動喫煙防止による健康を望む「改正健康増進法」のための完全分煙なので、やはり明確な基準が必要となります!

 

「喫煙を終えて席に着いたお客さんからタバコの残り香がして臭い」

「喫煙専用室の出入りによって飲食エリアにタバコの臭いが侵入してくる」等

クレームに繋がるようなことがあってはいけないので、「喫煙専用室」を設置する飲食店は上記の条件を満たす必要があります!

 

入店前に掲示されている標識を要確認

今後、飲食店では店頭に喫煙不可に関する標識が掲示されることになります!

喫煙者の方々は、お店に入る前にまずこの標識を確認するようにしましょう!

 

例)喫煙の標識一覧↓↓

参考資料:JT

https://www.jti.co.jp/tobacco/rule/index.html

 

入店してからの喫煙ができるかどうかの問答は、喫煙者・店舗側どちらにも時間が割かれストレスとなります。

入店前に掲示されているサンプルメニューを見て美味しそうだったら入る、と同様に喫煙の可否によって入店するかを決めるお客さんもいるはずです!

そのためにも、まずは標識の確認だけは忘れてはいけませんね!

 

【全面禁煙化】についてまとめ

 

まとめ

●全面禁煙化によってパチンコ店や飲食店でアイコスなど加熱式煙草や電子タバコ「分煙対応店舗」「喫煙専用室」など一部、喫煙可能な空間であれば吸うことができる

屋外であれば喫煙可能(ただし喫煙できる空間でのみ)

●飲食店で喫煙できる店舗は「喫煙専用室」「喫煙目的室」「喫煙可能室」の標識が掲示されている

●飲食店で喫煙できる条件は、定められた明確な基準をクリアした店舗のみ

 

タバコの値上がりや、全面禁煙化など、少しずつタバコそのものを排除しようとしている構図が見えます!

ヘビースモーカーの方や、ニコチン中毒の方など禁煙治療が必要でない限りは、このタイミングで禁煙へと踏み出す勇気も必要なのかもしれませんね。