【不滅のあなたへ】では、主人公のフシを見守る「観察者」という存在がいます。
物語の最初から登場し、全身を黒いローブで纏っている謎が多いキャラです。
ストーリーが進むにつれ、常にフシに寄り添い見守り続けてきました。
フシに対して、意味ありげな助言をすることで手助けをします。
一体、観察者の正体とは何者なのでしょうか?
今回は【不滅のあなたへ】に登場する観察者についてお話します↓↓
- 観察者の正体
- 現世編でサトルに姿を変えた理由
【不滅のあなたへ】観察者の正体とは?
不滅の観察者が地球教徒にしか見えない件(笑)
つか最近フシに黒いのとか呼ばれてて威厳が無くなりつつあって残念だな(笑) pic.twitter.com/SCbTRErW9b— 断捨離に忙しいアニヲタ (@Ucdpt3bUb4ErIF6) July 28, 2021
冒頭で、観察者について触れました。
いつも黒いFODを纏い、見た目もどこか人間離れしている観察者。
その姿は、基本的にフシ以外に見えず、声も聞こえません。
そんな観察者とは、どのような人物なのでしょう?
既出の情報から、その正体について考察します↓↓
観察者の正体は「黒い球体」を世に放り投げた存在
物語の冒頭では、独特な場面から始まります。
何もない世界から、観察者によるナレーションでスタートしました。
そして観察者は、フシの最初の姿・いわゆる「核」とも言える「黒い球体」を作り出します。
その後、その球体を世界に放り投げました。
この「黒い球体」は、自身が刺激を受けた対象物へと変化します。
フシを通して「世界が保存される」様子を観察する者
観察者がフシに初めて声をかけたとき、その目的に触れていました。
「世界を保存するため」に、この世に放り出されたと言っています。
さらには「多くの刺激を受けなさい」とも助言します。
物語の序盤では、フシが何かの刺激を受け成長する姿を、解説するのが観察者の役目でした。
このように、フシを通して「世界が保存される様子」を観察しているのです。
天敵である「ノッカー」についても詳しく知っている
フシの天敵といえば「ノッカー」ですよね。
「ノッカー」が初めて登場した際にも、特に驚く様子はなく、現れることが分かっていたような口ぶりでした。
また、観察者自身も自分を世界に繋げることで、ノッカーの位置を知ることができていました。
後半ではその能力を使ってフシに情報を渡すなどして、共闘する様子もありました。
なぜサトルに姿を変えたのか考察
不滅ののサトルくんたまらん… pic.twitter.com/Q0aBtdRAcU
— 西草🤎 (@nishikusa7) July 11, 2021
ノッカーとの戦いに終止符を打ち、一時的な平和を手に入れたところから始まる「現世編」。
「現世編」で目覚めたフシの前に、観察者も現れます。
その際、世界と繋がり再接続できる能力をフシに譲りました。
そして、観察者はどこか満足そうな表情で、その姿を消しました。
その後、観察者は今までのローブ姿とは違った外見で、フシの前に現れるのです。
観察者は「現世編」で11歳のサトルという少年へと姿を変えた
フシに能力を譲った後、観察者はフシに話しかけられても、今までのように姿を現さなくなりました。
観察者は、11歳のサトルという名前の少年へと姿を変えていました。
彼が初めて登場するのは「126話/いなくなったひと」です。
さらに、はっきりと「観察者=サトル」だと分かるのいは「130話/へいわのしょうめい」です。
その後、フシは姿を変えた観察者と接触を図り、多くの衝撃的な事実を知ることになります。
15歳になれば「全ての記憶を失う」という設定を自身に上書きしていた
フシが接触した際、サトルとなった観察者は以下のように述べていました↓↓
「私は地上の生物になり、お前達を見届けることにした。」
「この体は、15歳で私が何者だったのか思い出せなくなるよう設定してある。」
「つまり、あと4年でただの人間になる」
ここから、観察者は全知全能の存在から「ただの人間になることを選んだ」のだと、判断することができるのです。
どうしてそうしたのかは、ここでははっきりとは述べていません。
しかし、他の情報からある程度推測することができます。
では、なぜ人間になったのでしょうか?
以下、考察します↓↓
ただの人間に戻った理由は「フシが成長した姿」を最後まで見届けたからと予想
フシに再接続の力を与えて姿を消す際、観察者はこのようにセリフします↓↓
「ではフシ、また会おう。」
「よくやった。今後は自分を謳歌しなさい」
この観察者のセリフに、大きな「想い」や「意味」が込められているように思います。
観察者はあまり微笑んだりするイメージがりませんが、ここではどこか表情が穏やかに見えました。
観察者は「自身の後釜となる存在」としてフシに担って欲しかったと考察
今までの情報から考えると「フシの能力」と「観察者の能力」は、似ていきています。
それも、フシが成長するにつれてです。
観察者から能力が失われてしまったことが、そのセリフから分かります。
観察者は、フシが成長したことで「世界が平和になった」もしくは「ノッカーの脅威がなくなった」と判断したのでしょう。
全ての能力をフシに渡した理由は「自身の後釜となる存在を探していたから」です。
全てをフシに託して、自らはノッカーとの戦いや、世界の観察から身をひいたと考えられます
観察者の究極の目的は「不滅」ではなく「死ぬこと」だったと考察
ここで、1つ注目したい伏線があります。
「93話/船の行く末」で、観察者とフシの仲間たちが議論する所で、メサールが鋭い指摘をしています↓↓
「そのためににフシを作ったのか?」
「消えてしまうから?」
「それともお前が消えたいからか?」
この指摘に対し、観察者は意味ありげな、だんまりを決め込んでいました。
無言は「同意」ともいうくらいなので、この指摘は観察者にとって図星だったのかもしれません。
そして、サトルという普通の人間になることで、永遠の不死身と能力を捨て記憶を消し去り「人間として死ぬ道を選んだ」のではないかと考えられます。
この世界にフシを作り放り込んだ理由も「自分が死ぬための下準備だったのでは?」と予想できますよね。
【不滅のあなたへ】観察者の正体や目的まとめ
観察者 pic.twitter.com/bz1SdoEZwC
— はるかわ (@hrkw28) July 31, 2021
- 観察者の正体は「黒い球体」を世に放り投げた存在
- フシを通して「世界が保存される様子」を観察する者
- 天敵である「ノッカー」についても詳しく知っている
- 観察者は「現世編」で11歳の「サトル」という少年へと姿を変えた
- 15歳になれば「全ての記憶を失う」という設定を自身に上書きしていた
- ただの人間に戻った理由は「フシが成長した姿を最後まで見届けたから」と予想
- 観察者は「自身の後釜となる存在」としてフシに担って欲しかったと考察
- 観察者の究極の目的は「不滅」ではなく「死ぬこと」だったと考察
以上、観察者に関する考察でした!
登場当時は謎の多かった観察者ですが、彼自身のセリフから多くのことを推測できます。
彼自身も核心にあまり触れようとはしませんが「聞かれれば答える」と言ったスタンスもあり、ある程度の情報をフシや仲間たちに助言もしてくれていました。
観察者が敵でないことは、分わかります。
サトルとして記憶を失いつつあるので、フシの力にはもうなれません。
今後は、フシが観察者なくして1人で乗り越える必要があります。
今後の展開と、彼の活躍から目が離せなさそうですね^ ^
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