映画【ゲットアウト】は、2017年にアメリカで制作され日本でも同年に公開されました。
製作費は500万ドルという低予算にも関わらず、アメリカで興行収入1億7600万ドルという大ヒットを巻き起こします!
全米初登場で1位を記録すると、その勢いは世界中に広がりアカデミー賞脚本賞まで獲得。
さらに「パラノーマル・アクティビティ」シリーズを手掛けたプロデューサー”ジェイソン・ブラム“が製作に関わっていることもあり、かなり話題になった作品です!
ホラー映画というジャンルですが、お化けやゾンビは一切登場しません笑
では、一体どのような怖さなのでしょうか?
今回は映画【GETOUT/ゲットアウト】についてお話します↓↓
★この記事を見ることで、【GETOUT】の「あらすじ」や「ラスト結末」が分かります!
目次
【ゲットアウト】あらすじ内容ネタバレまとめ!
ゲットアウト面白すぎ。トラウマすぎ。 pic.twitter.com/o5KnfVBye0
— こっとん (@ODYaKaNiIKiTai) May 19, 2020
白人と黒人というアメリカで古くから問題となっている「人種差別」をテーマに描かれた【ゲットアウト】。
宣伝用のポスターでも”白と黒“を使い分けて、そのあたりが表現されています!
人種差別やホラーといった変わったテイストのゲットアウトは、どのような内容なのでしょうか?
早速、映画のあらすじ内容を見ていきます↓↓
何かがおかしい住人たち
主人公はクリス。
プロのカメラマンをしている彼は、付き合って5ヵ月になる恋人ローズ・アーミテージの実家へ挨拶に行くことになりました。
黒人のクリスは、白人であるアーミテージ家の人々に自分の事を受け入れてもらえるか不安そうに話しますが「パパはオバマ大統領の支持者なの。肌の色で差別なんてしないわ。」と答えます。
そうして、彼女の家に向かう道中でクリスは助手席から親友・ロッドに電話をします。
ロッドはアメリカ合衆国運輸保安庁(TSA)に勤めており、留守の間、飼い犬の世話を頼んでいました。
その電話の際、クリス同様黒人の彼は「白人の女の実家になんて行かない方がいい」と言って忠告します。
実家に到着すると、クリスの心配をよそに2人の関係に理解を示し歓待する家族。
それも気持ち悪いくらいに。
そして、家族以外に2人の黒人使用人がいました。
クリスは2人の挙動不審な態度に違和感を感じ、なかなか眠れずにいたので外の空気を吸いに屋外へ出ます。
すると、ものすごい勢いでランニングをする使用人のウォルターの姿を目にします。
さらに、リビングではまだ母・ミッシーが起きていました。
精神科医であるミッシーは、日中タバコを我慢するクリスに催眠療法を勧めますが、彼はそれを断ります。
しかし、夜中のリビングで話をしている途中で、ミッシーの巧みな問いかけによりクリスはいつの間にか催眠に掛かってしまいます。
朝目覚めると昨日の出来事が事実なのか困惑するクリスでしたが、タバコが吸えなくなっていることを自覚しました。
その日は、大勢の白人の富裕層が集まる親睦会が開かれ、ローズから紹介を受けるクリス。
やはり、話題は肌の色の事ばかり。
そこでも大袈裟なほどに黒人であることを褒められ、逆に違和感は増す一方でした。
そんな中、招待客の中に若い黒人男性・ローガンを見つけて挨拶をします。
黒人特有のこぶしを突き合わせる挨拶を持ち掛けますが、ローガンはその習慣を知らない様子でした。
黒人らしからぬ態度に、クリスは不思議に思います。
さらに、別の盲目の老人から「君の作品を評価しているよ」と声が掛かりました。
彼はジム・ハドソンという男で、美術商になって間もなく遺伝により失明したことを告げられます。
多くの違和感を持ちつつ家に戻ると、携帯が充電器から外されていることに気が付きます。
外との連絡を絶たせる為の嫌がらせなのだと疑い、ロッドへ電話を掛け、昨日の催眠の件も含めて愚痴をこぼすクリス。
すると、家政婦のジョージナが登場し、携帯に触ってしまったことを詫びます。
クリスは「白人に囲まれて嫌な思いはしていないか」と問うと、彼女は「大丈夫」と満面の笑みを浮かべながら涙を流すのでした。
そんな中、クリスはローガンの顔にどこか見覚えがありました。
そこで、隠し撮りをしようとしましたが、誤ってフラッシュが光ってしまい、ローガンに気づかれます。
その途端、ローガンは豹変し「ゲットアウト!」と叫んで襲い掛かってきました。
しばらくして元の温厚な彼に戻りますが、クリスの住人たちへの不信感は募る一方でした。
主人公を洗脳しようとする理由は違法手術を施す為
クリスの姿が見えなくなった途端、談笑していた人々は何やら真剣な様子で話し始めました。
実は、クリスは知らない間にオークションに掛けられていたのです。
そして落札したのは、作品を評価してくれていた美術商のハドソン。
アーミテージ家では、日常的に黒人をさらってきていました。
そして、違法な脳の移植手術のために、若い黒人の身体に老いた白人の脳を移植していたのです。
さらに、不審な行動が目立っていた使用人たちにも関係がありました。
なんと、ジョージナの正体は祖母、ウォルターは祖父というアーミテージの家族で固められていたのです!
そして、今回ターゲットになったのがクリスでした。
クリスは”とある箱“を発見し、中を見ると次々と黒人たちの写真が。
そこでクリスはようやく、すべてはローズのトラップであることに気が付きます。
そして、身の危険を感じて逃げようとしますが、ミッシーに再び催眠を掛けられてしまいました。
気が付くと、クリスは拘束されていました。
その頃、心配したクリスの親友・ロッドが警察に相談するも相手にされませんでした。
それでも諦めきれず自ら助けに向かうも、ローズに「彼は2日前に帰ったわ」とはぐらかされてしまいます。
絶体絶命のクリス…
ラストシーンであっと驚く意外な結末が待っていました↓↓
ラスト結末や感想についても解説
ゲットアウトのこのお姉さん顔面力強すぎて他作品で観た時すぐ思い出した。 pic.twitter.com/sDOtct3SEU
— 怠惰 (@urutorataida) October 22, 2020
上記で【ゲットアウト】のあらすじに触れましたが、ドキドキする場面が多かったです。
気になるのは、やはりラスト結末ですよね!
感想など、ネットでの口コミも踏まえて見ていきましょう↓↓
ラストシーンで黒人側の大逆転
窮地に立たされるクリスでしたが、車椅子に身体を移そうとした弟・ジェレミーに殴りかかりました。
実は、クリスは耳に綿を詰めて催眠に掛かっているフリをしていたのです!
その後、父・ディーンとミッシー、そしてジョージナを次々と倒します。
そして、最後は猟銃を持ったローズがやってきました。
彼女と戦おうとしたクリスでしたが、ウォルターが走ってきて突進され、その場に倒れます。
そこで、クリスは再度ウォルターにカメラのフラッシュを浴びせました。
すると、急に彼の動きが止まり「私がやる」と言いだします。
ローズの銃を手に取り、彼女目掛けて発砲し殺害、さらにウォルターも自殺しました。
※実は、カメラのフラッシュが催眠を解くスイッチでした
まだ息があったローズは猟銃に手を伸ばしますが、それに気付いたクリスが馬乗りになります。
そこに突然、警告灯を光らせた車がやってきます!
この瞬間だけを見ると、「黒人が白人女性を襲っているようにしか見えない」状況でした。
それを逆手に取ろうとしたローズは「助けて…」と車の運転手に言葉を発します。
しかし、降りてきたのはクリスの親友・ロッドでした!
クリスとロッドは、安心した様子で冗談を言いながら車に乗り込みます。
そうして、そのだんだん遠くなる様子を見つめながら、ローズが息絶えて物語は幕を閉じます。
ネット上の感想や口コミ
映画「ゲットアウト」
白人の彼女の実家に訪れた黒人青年。家族も使用人もいい人だけど何かおかしい。気づいた時には…という話。
前半は不気味だなって観てたけど、その意味が分かった後からはめっちゃ怖い。伏線回収がしっかりしててめちゃめちゃ面白かった。最後はすごくスッとした。#なよ竹の感想— なよ竹の将矢 (@Maasa480) August 13, 2020
「ゲットアウト」見ました。手に汗握るしじわりじわりと怖い、いかれた怖さから目が離せない。救いのあるラスト、終わってみればあれはそうじゃなくてこうだったのかという伏線。面白い、2回見たくなる話
— タケチナ (@minigote0730) June 27, 2020
ゲットアウトがめちゃめちゃに面白すぎた!
不気味さすごかったけどカッコよさもあって心霊系じゃないホラーもやっぱり面白いよね! pic.twitter.com/t2j6aSWgMr— KAI10=かとサブレ (@kai10_end) August 6, 2020
ネットの口コミでは「怖い」「トラウマになる」等という言葉がたくさん出てきます。
それに加えて、ラストでクリスが助かったことを安堵する方も多くいました!
日本ではあまり馴染みのない人種差別がテーマなだけに、人間の生々しい欲望が「怖い」と評価されているようです!
映画【ゲットアウト】を見た個人的な感想は伏線回収が面白い
ハラハラさせられるシーンの連続で、クリスが絶体絶命を迎えることが多かったですね!
巧みに追い込まれて行く姿は目を塞ぎたくなりました(:_;)
ですが、最後に黒人側の完全勝利で物語の結末を迎えてスカッとする作品です!
序盤で何気なく出てきた物や描写にも、しっかりと伏線が張られています。
テンポの良いシーン展開と、張り巡らされた伏線の回収が秀逸だなと感じました!
【GETOUT】あらすじネタバレ内容まとめ
ゲットアウトみたいな映画を日本で作ったら色んな人達が目の色変えて怒り出すんだろうな。ってことが容易に想像出来る。
日本の人種差別の根深さを感じる。 pic.twitter.com/xpqT58s3T0— ❤️ (@a_baby_ab) October 18, 2020
まとめ
●【ゲットアウト】は、人種差別問題をテーマに作られたホラー映画
●白人一家「アーミテージ家」では、脳の移植という違法な手術が行われていた
●ローズと付き合ったことや、住人たちの行動や催眠術など、その全てがクリスに手術を施すための作戦
●アーミテージ家のシナリオ通りに進んで行くが、最後には黒人側が形勢逆転の大どんでん返し
●細かい伏線や、生きた人間の怖さ・恐ろしさがリアルに表現されているストーリーは、ハラハラして面白い
登場人物の表情、しぐさ、全てが怪しくてクリスが追い込まれていく展開にハラハラさせられますが、最後の最後で黒人側が大逆転するシーンはなんとも爽快です!
ストーリーはもちろん、伏線の回収も面白く見応えのある作品でした!
ハマる作品間違いなしなので、ぜひ見てみて下さい^ ^
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