映画「何者」は、学生5人が「就職活動にどのようにして立ち向かっていくのか」という内容は細かく描かれている作品となっています!
しかし、観ていくうちにホラー映画なのではないかと思う部分が出てきます。
これは、おばけのような恐怖感ではなく、リアルでも体感する可能性のある人間関係の恐怖のことです!
今回は、この作品のホラー部分にはどんなところがあるのかについてまとめてみました!
最後まで見て頂ければ幸いです↓↓
目次
【何者】はホラーで怖いのか?
冒頭でも触れましたが、映画「何者」という作品は、ホラー映画の要素が含まれている部分があります。
ざっくりと言えば、「人間関係や個人個人の心の動きが細かく描かれている」からです!
リアルさがある分、私はとても怖い作品だと感じました。
では、まずはネット上の意見についても見ていきましょう!
ネット上の怖いという声
この作品がホラー映画だということを、ネット上でつぶやかれている方がいます↓↓
外出自粛中で、暇だったから映画の「何者」見たんだけど、怖すぎん?ホラー映画だろ。
— とまとすーぷ (@whmsyGzdfdyGNNY) May 2, 2020
「何者」を観ました。わたし、この映画、今だから観られるけど、20代だったらあああああ、やめろーと映画館を飛び出してましたね、きっと。痛くて怖い。これは就活ホラー、SNS怪談。後半の屋台崩し的な演出が面白かった。ラストの面接の佐藤健は本当に上手いと思った。
— ネコフスキー (@izumicity) April 26, 2020
映画「何者」
就活を通して男女6人の人間性をあぶりだすホラー映画。この映画がどのくらい怖いかというのが二階堂ふみが演じる小早川理香の紹介文の一文だけで分かる。あくまで、若者6人の価値観競争の背景に就活があるだけ。エグい映画。 pic.twitter.com/NweB1yB9k9— エド (@notculture_3) November 27, 2019
自分を取り繕うのが上手くなって、上手くなって、上手くなって…
本当に傷付くことがどんどん怖くなっていく主人公のあの感覚、怖い。#映画#何者 pic.twitter.com/CrhlUXq0Os
— 伊藤ロマ@金魚 (@kingyo_roma) November 14, 2016
映画「何者」観てきた。一見すると表情がないようで、実は内面に色んな感情を溜め込んだ、のっぺらぼうみたいな主人公の拓人。その不気味なんだけど、現代社会にありふれているから不自然ではない感じが、すごく伝わってきた。とても怖い映画でした。
— 古市憲寿 (@poe1985) August 30, 2016
以上、映画「何者」が怖いというネット上の意見でした!
まとめ
●怖すぎて、まるでホラー映画
●痛くて怖い、就活ホラー、SNS怪談
●就活がメインではなく、主要人物6人の価値観競争の背景に就活があるだけのホラー映画
●自分を演技や嘘で塗り固めた結果、何よりも傷つくことを恐れてしまう主人公の感覚が怖く感じる
●自己表現があるようで、実際は何もないのっぺらぼうのような主人公が怖い
ネット上でのつぶやきを見ると、確かに共感する部分が多くあります。
特に、20代の就活生の方は特にそう思うのではないでしょうか。
「このような人間いるよね」と思わず感じてしまう方もいるかと思います!
人間関係にホラー要素を感じるので怖い
この作品が具体的にどのように怖く、ホラーだと感じるのでしょうか?
仲良しだったはずなのに、関わっていくうちに関係性が…
5人の就活生が就職活動を通して話が進んでいき、一見仲が良さそうに見えますが、次第にそうとは言い切れない部分がどんどん見えてきます!
偏見・嫉妬・嘘
この作品では5人の間で「偏見・嫉妬・嘘」が起こってしまい、人間関係が崩れていく様子が描かれています。
例を挙げてみます↓↓
「頑張ってますアピールがすごいと他人を見下している人」
「就活が誰よりも充実して進んでいるアピールをする人」
「自分を表現しすぎて周りに引かれる人」
などなど、出てきます。
今まで嘘や偏見、嫉妬で隠してきたことは、まわりまわって自分のもとに帰ってくるのだということを教えてくれます。
さらに、別エピソードをで理香と隆良カップルが「すぐに同棲した」と発言するシーンがありました!
その報告があった途端、友達たちは「付き合ってから同棲までの期間が短い」と周りが白い眼で見始めます。
この状況も、妬みや嫉妬から生まれたシーンなのでしょう。
実際にはそうなのかもしれませんが、他人の幸せを心から祝福していない友達のシーンには恐怖さえ感じました。。
【余談】就職活動自体が怖い・・
あくまでも余談ですが、この映画を見て就職活動をもう体験したくないと感じました。
私も体験したことがあるのですが、登場人物の気持ちは分かる気がします。
「自分の人生が左右される」、「周りが内定を貰っているのではないか?」という焦りも生まれてきます。
そうなれば、人間関係もぎくしゃくして就職活動自体もうまく回らないようになっていきます!
この作品でも、同じように面接やエントリーシートを就職先に提出した後、落とされてしまうシーンがありました。
不合格が続けば「こんな自分はダメなんだ」と否定する感情が生まれ、正解が分からなくなり心理的にやられるシーンが描かれています。
ツイッターなどSNSについての解説
この作品では、ツイッターを使って自分の思いを表現するシーンが数多く出てきます。
昔の就職活動の方法とは異なり、ツイッターを使って会社を調べたり、就活生を調べたり出来る便利な世の中となりました!
反対に、会社側が検索をかけて就活生を調べ上げることもあるようです。
個人情報が全世界に公開されるため、「誰がどこで自分の何を見ているのか」分からないというのは怖いですよね…。
ツイッターなどSNSが原因でドロドロしていく
何度もお話しましたが、この作品は5人の就活生の人間模様が描かれていました。
人間関係が崩れていくのは、ツイッターなどのSNSも原因のひとつとしてあげられています。
SNSはとても便利なものだと思いますが、便利がゆえに情報が得られすぎてどうしたらいいのか分からないです。
他人が内定を貰った就職先の口コミを調べ悪い評価だと分かると、安心してしまい自分が調べた情報が正しいと自分なりにうまく解釈してしまいます!
それほど危険なことがおこってしまうということです!
このようなことが引き金となり、人間関係が悪化してしまいます。
情報収集をする時は、自分の意見を持つことが大切ですね!
【何者】についてまとめ
「何者」を3年振りぐらいに見返しました!人の嫌な所がすごい生々しくて、自分のことを言われてる様な気持ちになりました笑笑
今までのツイートを振り返るときの演劇の演出と、烏丸ギンジがすごくいいなと改めて思いました。 pic.twitter.com/Te4FlOK7mc— FOX@ドラマ映画垢 (@FOXmovie_drama) May 15, 2020
まとめ
●映画「何者」を見て「怖い」「ホラー映画」とネット上でも多数の意見がある
●怖いと思う理由は、人間関係や個人個人の心の動きが細かく描かれているため
●昔の就職活動の方法とは異なり、ネットを利用した便利なリサーチができる
→その反面、就活生もまた企業側から調べられるリスクがあり、常日頃の生活にも配慮しなければならない
今回は、映画「何者」が怖いのか、さらにどのような部分がホラーなのかということをまとめました!
ホラーだと思う部分は、今回ご紹介した以外にもまだまだ存在します。
就活生の方は、ぜひ映画をご覧いただければと思います!
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