コナン-カドクラの取引相手(電話)は誰?金髪男や黒の組織についても

公開日: 2024年7月7日 | 最終更新日: 2024年7月7日

 

名探偵コナン】は年1で劇場版を公開しており、2024年には「劇場版名探偵コナン 100万ドルの五稜星みちしるべ」が封を切られました。

わずか1時間50分の上映時間にもかかわらず、歴史モノ×お宝争奪戦×恋愛×青山バースと、見どころが沢山ありましたね。

様々な思惑が交錯するなか、犯人以外の悪役を一手に担ってくれたカドクラというキャラクターも魅力的でした。

今回は、そんな死の商人「ブライアン・D・カドクラ電話相手について考察」していきます。

この記事を見て分かること
  • カドクラの正体
  • カドクラが「お宝」を狙った理由
  • 電話相手の正体について

 

 

 

 

カドクラの電話相手はモブキャラだと考察

 

ブライアン・D・カドクラは慈善家として名を知られる日系アメリカ人

しかし、その正体は「死の商人」。

つまり兵器の売買を行う武器商人でした。

カドクラは東窪栄達の刀を集めることで、お宝=「戦況を一変させるほどの強力な兵器」を手に入れようとしています。

冒頭に起きた殺人事件の容疑者として警察からマークされていましたが、資金力と組織力に物を言わせ終盤まで大暴れしていましたね。

 

そんなカドクラが電話しているシーンがあるのですが、その電話相手とは誰なのでしょうか?

ネットの意見を観たところ、「黒ずくめの組織」説、「パンドラを狙う組織」説、「黒田管理官」説などありましたが、、、

個人的には、モブキャラクターだったということでいいだろうと結論付けました。

その理由を以下で説明していきます。↓↓

 

理由① 黒田管理官の変装ではなさそう

カドクラは武器のコレクターではなく、あくまで武器商人です。

戦況を一変させるほどの強力な兵器」は売買の道具でしかありません。

つまり、その兵器を売りつける相手がいるのです。

 

物語の後半、その取引相手であり、兵器を欲していると思しき金髪の男性キャラクターが、船でカドクラと通話しているシーンがあります。

カドクラが「お宝」を手に入れたら合流し、その船で一緒に日本を脱出する算段だったのでしょう。

だからこそ、カドクラは多少の無茶(※一般人の拉致や白昼堂々市街地での発砲、爆発物の設置など)ができたのだと思います。

 

しかし、残念ながらカドクラは兵器を見つけられず取引は失敗に終わったため、この”取引相手”のことはこれ以上掘り下げられません。

分かることはせいぜい、これくらいでしょうか?

カドクラの取引相手の情報
  1. ひげが生えた金髪の男性(黒田管理官に似ている?)
  2. 英語ネイティブ
  3. タイムリミットを設けていることから、日本に上陸できない立場にある?
  4. 部下を引き連れていた
  5. クレジットでは「男」とだけ表記

 

ネットでは「黒田管理官と似ている」という意見が、思いのほか多かったですね。

カドクラを危険視していたであろう公安とつながりのある警察官として、黒田管理官が変装し、「兵器」の輸出を水際で止めるつもりだったというのは一見筋が通っているように見えますが、、、

でもそれだと、カドクラとの合流にタイムリミットを設けた理由がわからないんですよね。

カドクラを焦らせたら過激なことになると黒田管理官ならわかるでしょうし、国民に被害が及ぶことを容認するとは思えません

ていうか、黒田管理官がわざわざ変装するんだったら、もうちょっと似てないようにするんじゃないですかね。笑

 

 

理由② 黒の組織ではない

「取引相手」が黒スーツの部下を連れているところから、黒ずくめの組織のメンバーか、その関係者という意見もあるようです。

確かに、黒の組織の全貌はいまだ明かされていませんが、少なくとも酒のコードネームをもらっている幹部連中は全員、銃を携帯しているように見えますよね。

それだけ豊富に武器があるということで、言い換えると、黒の組織は武器の取引相手が大口ということでしょう。

なのでカドクラと取引をしていても、別に不思議ではありません。

 

黒の組織メンバーに金髪は多いですし、英語が喋れるキャラばかり。

メンバーによっては、日本に上陸できない立場にあるかもしれませんしね。

そもそも原作1話からして、ジンやウォッカがわざわざ遊園地くんだりまでやってきたのも「取引」のためですし。

黒の組織は頻繁に取引をしているんでしょうね。

黒の組織説、結構アリです。

 

しかし、ここで本当に「カドクラの取引相手は黒の組織だった」とやると余計なノイズになってしまうのではないでしょうか。

  • コナン+キッド陣営
  • カドクラ陣営
  • 真犯人陣営

 

この三つ巴で完結している中、カドクラと黒の組織につながりがあると、「やられキャラ」でなくてはならないカドクラの、背景が増してしまうのですね。

カドクラに関してはもう、「ナチョやアフロという”『死の商人』としての部下”は、かつて”『慈善家』として出会った子供たち”だった」という要素だけで十分、キャラクターとして立っているわけです。

これ以上の情報は、視聴者への負担でしかありません。

制作者サイドからするとゲストキャラクターへの「盛り込みすぎ」は避けたいところなのではないでしょうか?

 

また、今回の映画が「キッド回」であることも重要です。

「キッドはベルツリー急行篇以降、黒の組織と関わることはない」と青山先生が明言しています。

青山先生の監修がガッツリ入っている本作で、キッドと黒の組織のニアミスをさせるとは、ちょっと考えにくいのではないでしょうか。

 

理由③ パンドラを追う組織ではない

カドクラの取引相手は、黒の組織ではない。

では、黒の組織とは別の組織であると、これまた青山先生が明言している「パンドラを追う組織」だという可能性はどうでしょうか?

なにせ本作には、「初代怪盗キッド」こと黒羽盗一が出ています。

カドクラの取引相手は、黒羽盗一が登場しなければならない相手=黒羽親子と因縁がある「パンドラを追う組織」だという可能性もあるのではないか、という意見もみました。

 

しかしそれもどうでしょう。

怪盗キッドがビッグジュエルを狙う理由は「不老不死」の力を持つ「パンドラ」を探しているからです。

今回、キッドは珍しくビッグジュエルではなく刀をターゲットにし、国民を困惑させていたわけですが、実は「パンドラを追う組織」が一番「??」と思っていたのかもしれませんね。

「意外とあいつなんでもターゲットにするんだな」って。

 

そんな「パンドラを追う組織」はパンドラを入手するのに邪魔だと思えば黒羽盗一を事故に見せかけて殺すほど、パンドラガチ勢です。

不老不死しか眼中にありません。

「二代目怪盗キッド」こと黒羽快斗のように、「初代怪盗キッド」が盗みに入ったのに盗もうとしなかった理由を知りたいから、なんてセンチメンタルな理由で動いたりしないのです。

キッドがパンドラと関係のない刀を盗んだところでスルーでしょう。

 

ましてや、「『お宝』ってワンチャン、パンドラの可能性もあるし……」などと血迷ってカドクラと通じるようなこと、しないでしょうね。

パンドラを入手するのに邪魔な人間を蹴散らすため、新たな兵器を購入しようとした、というのも無理筋です。

あの組織がわざわざ、「こんな兵器があるかも」という噂だけしかない「詳細不明の謎の兵器」に固執する必要はないわけですから。

曖昧模糊とした「お宝」は、パンドラだけで十分でしょう。

 

 

理由④ 軍関係のモブであることが一番しっくりくる

カドクラの取引相手が警察(公安)、黒の組織、パンドラを追う組織といった既存の組織の可能性は低いと挙げてきました。

そもそも、あの「お宝」をカドクラに依頼すること自体、まともな組織がやることじゃないんですよね。

というのも、斧江圭三郎が隠した「お宝」を、「戦況を一変させるほどの兵器」という噂のうさん臭さですよ。

噂からしてなんにも具体的じゃない。笑

 

しかも、戦況を一変させるほどの強力な兵器とは。

ふたを開けてみればその正体は”あれ”でしたが、そうじゃなくとも、戦後これだけ期間が経っています

その間見つかっておらず、メンテナンスされていないであろう”兵器”に、いったいどれほどの価値があるのか。

 

刃物や重火器や毒物など、劣化してておかしくない年月だと思います。

そんな胡乱な兵器を購入しようとするということは、取引相手はよっぽど切羽詰まった状況にあるのでしょう。

戦況が危うい、軍の関係者とかね。

 

そして「100万ドルの五稜星」の真犯人は、戦地の兵器で大切な家族を失った人物です。

その人物は「お宝の破壊」という本懐を遂げることはできませんでしたが、しかしお宝の正体がアレであったからこそ。

もし「お宝」を発見したのがカドクラであったとしても、それ以上戦地で兵器が導入されることはなかった=誰かの大切な人が殺されることはなかった、というオチにつなげるのは、美しいのではないでしょうか。

つまり、カドクラの取引相手は軍関係のモブキャラクターであることが一番、物語としてきれいなのですね。

 

 

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【名探偵コナン 100万ドルの五稜星】カドクラの電話相手の正体まとめ

 

まとめ
  • カドクラの取引相手は「黒田管理官」なら「もっと黒田管理官っぽくない変装をする」
  • 「黒の組織」はキッド回では出さない
  • 「パンドラを追う組織」はパンドラ以外興味ない
  • そもそもまともな組織なら年代物の「兵器」などに興味を示さない
  • 以上の理由から、「モブ」である可能性が高い

 

「お宝争奪戦」「謎解き」「青山バース」「黒羽家と工藤家」「平次と和葉の恋の行方」など、たくさんの要素が盛りだくさんだった「100万ドルの五稜星」。

本作ではカドクラの取引相手の正体が明かされなかったため、もやっている視聴者の方もいましたが、この記事が何かの参考になれれば幸いです。

また違う意見をお持ちの方は、コメント欄からご意見を寄せて下さるとうれしいです♪

 

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