2024年4月からMBS/TBS系でアニメ放送がスタートする『WIND BREAKER』。
ウィンドブレーカーは不良高校生たちが主役の新感覚ヤンキー漫画です。
不良が街と人の平穏な暮らしを守るためにヒーローとなり悪いヤツらと戦うという今までになかった物語。
主人公桜遥たち「ボウフウリン」(風鈴高校の生徒たちで結成された町と人を守る自警団)の活躍は見ていて胸が熱くなります!
今回は、その中で風鈴高校の3年生でボウフウリンの総代梅宮一の過去についてご紹介していきたいと思います。
梅宮は度量が広く、仲間から絶対的な信頼を寄せられているパーフェクトな人物なのですが、今の梅宮に行き着くまでには大きな葛藤がありました。
梅宮の過去について深掘りしまとめていきたいと思います↓↓
目次
梅宮一の過去は?
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梅宮は、初登場から「どこかふざけた気のイイお兄ちゃん」という様子。
気さくで野菜を愛でることが趣味の、心優しい先輩な印象でした。
普段は町の人や後輩から頼りにされるお兄ちゃん、一方町の平和を脅かす者には毅然と立ち向かうトップの器を持った人物。
ボウフウリンを立ち上げ、自らトップに立って町の平和のために戦い続けている姿の裏には、実は大きな信念を持っています。
そんな梅宮には、一体どんな過去があるのでしょうか?
順を追って見ていきましょう↓↓
過去① 家族と幸せに暮らす
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原作漫画12巻で、梅宮の過去が明らかになります。
時は遡り、梅宮が9歳の頃。
弟か妹がもうすぐ生まれてくるのを心待ちにしています。
「お兄ちゃんは妹や弟を守るんだ。オレもこの子を守ってあげるんだ。」
屈託なく笑う梅宮少年と、新しい家族の誕生を心待ちにしている幸せの絶頂の様子が描かれます。
ただこの後、幸せから一気にドン底に突き落とされる梅宮一家。
一体、なにがあったのでしょうか?
過去② 事故で両親と生まれる予定の弟を亡くす
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とある日、梅宮一家が大型トラックにひかれる事故に遭います。
両親がとっさに梅宮を突き飛ばして救ったことで両親とお腹の赤ちゃんは亡くなり、梅宮だけが助かりました。
自分だけが助かったこと、家族を死なせてしまったことに悔やんでも悔やみきれない深い後悔と、重い十字架を背負い心を閉ざした梅宮。
「自分のせいだ、オレのわがままのせいでみんな死んだ。」
このシーンは、読んでいて本当に心いたたまれなくなる場面でした。
いつも当たり前だと思っている日常が、どれだけキセキなのか思い知らされますよね。
過去③ 孤児として児童養護施設「風鈴園」で過ごす
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罪悪感に押しつぶされそうになった、少年時代の梅宮が向かった先は──。
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両親と生まれてくるはずの兄弟を亡くし、親戚もおらず天涯孤独となった梅宮少年。
そうして、色々な施設を転々とし児童養護施設「風鈴園」で過ごすことに。
そこで児童養護職員の設楽 優希さんに出会います。
この設楽さんは、梅宮をとても気にかけ優しく温かく接してくれました。
この設楽先生、どうやらタダ者ではない空気感がピシパシ伝わってきます。
設楽先生の素性について表立って触れられてはいませんが、当時不良の名門として好き放題暴れていた風鈴高校の生徒たちのことを、「まったく 勘弁してほしいよ。」と苦々しく言う場面で風鈴高校出身だとわかりました。
そして梅宮はここ「風鈴園」で温かい先生と子どもたちと生活していくこととなります。
過去④ 髪の毛が白くなり味覚が失われる
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【第九十五話】梅宮一/少年時代③
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梅宮家唯一のルール「ごはんはなるべく家族みんなで食べること。ごはんをおいしく食べるためだよ。」
両親のこの言葉にキョトンとしながら、「ご飯はいつでもおいしいよ。」と応える梅宮。
「ご飯をおいしく食べられるのは、はじめの心が満たされているってことだから嬉しい。」という両親。
このときの梅宮には、この両親との思い出が忘れてしまいたいほどつらく感じます。
梅宮は家族を亡くした事故以来、そのショックから髪の毛が白くなりなにを食べても味がしないという味覚障害に陥っていました。
まさに「心が満たされていないとご飯はおいしく感じない」と言っていた両親の言葉通りになってしまいました。
自分を人殺しだと言い、自分だけおいしいご飯を食べてはいけないと思い込むあまり、体が食事への拒否反応を示したのでしょうか。
大好きだった食事の時間が、つらく悲しいものになってしまった描写は悲しいですね。
過去⑤ 子供ながら荒れた毎日を送る
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風鈴高校の生徒がボウフウリンとして町の平和を守る活動を始める前、当時の風鈴高校は不良のたまり場で町を荒らしまくっていました。
不良たちは連日暴れ放題、子どもたちは気軽に外で遊ぶこともできず、警察も件数の多さに黙認してしまうほど。
設楽先生たちが風鈴高校の話をしているのを聞いた梅宮は勝手に風鈴園を抜け出して不良たちが暴れている場所にわざわざ向かいますか、サ。
それは、不良たちをわざとけしかけて自分に暴力をふるわせるためでした!
「家族を死なせてしまった罰を受けなきゃいけない、自分のせいでみんな死んだ。」
こうして梅宮は、まともに食事も取らず、会話もせずただただ自分を責め続ける日々を送っていたのです。
過去⑥ 施設の仲間を家族と考えるようになる
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両親の想いを受け取り、園に戻ってきた梅宮を待っていたのは──。
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わざと不良から絡まれるような行動を取った梅宮はボロボロにいためつけられますが、ある人物に助けられます。
この人物が誰なのかはまだ明かされていませんが、設楽先生がかつて風鈴園で世話をしていた人物のようです。
彼は風鈴高校の生徒で、荒れてしまった街をなんとかしようしていました。
この彼に助けられた梅宮は、目が覚めると設楽先生におんぶされていました。
先生の背中で初めて声をあげて泣く梅宮。
風鈴園に戻ると、みんなが心配して集まってきました。
大好きなオムライスをみんなで食べようとすると、家族に会いたいさみしい思いが溢れうつむく梅宮。
すると、ある1人の少女が「先生が教えてくれたんだけどね…」と梅宮に語りかけます。
“お互いがお互いの方を向いて、大切に思い合っていればたとえ血が繋がっていなくても、それはもう家族。
だから、はじめ君ともそうなりたい!私たちははじめ君の方を向いているよ!”
それを聞いた梅宮は、心が少し温かくなり満たされていくのを感じ、オムライスを「おいしい。」と食べ始めました。
施設の年下の子どもたちから「お兄ちゃん」と呼ばれ、ハッとします。
そこで施設の仲間を家族と認識し、『お兄ちゃんならしっかりしなきゃな。必ずオレが守るよ!』と固く心に誓うのでした。
過去⑦ 街を幸せにするために「守る」ことを誓う
WIND BREAKER
第九十六話
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中学生になった梅宮は、風鈴高校へ進み荒れてしまった街を守るために自分がトップに立つと宣言します。
今の街は、外から攻めてくる敵がいるにも関わらず内側で揉めている状態。
人と人を結び、みんなを1つにして同じ方向を向かせて内側での揉めごとをなくせば外の敵に集中し「風鈴のみんなで街を守ることができる」と考えたのです。
この志を、後のボウフウリン四天王の1人柊 登馬に伝え、一緒に風鈴へ行こうと誘います。
“風鈴高校の生徒と街の人に溝があるのはお互いを知らないから。
相手のことをなにも知らなければ人を意識することはできない。
自分が風鈴と街の人の架け橋となり、いつかみんなが楽しくて幸せな空間にしてみせる!”
梅宮は子どもの頃に家族を失うという大きくつらい出来事を経て、街全体を家族のように思い守ることを心に決めたのですね!
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【WIND BREAKER】梅宮一の過去まとめ
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【第九十七話】梅宮一/立志編②
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- 過去① 家族と幸せに暮らす
- 過去② 事故で両親と生まれる予定の弟を亡くす
- 過去③ 孤児として児童養護施設「風鈴園」で過ごす
- 過去④ 髪の毛が白くなり味覚が失われる
- 過去⑤ 子供ながら荒れた毎日を送る
- 過去⑥ 施設の仲間を家族と考えるようになる
- 過去⑦ 街を幸せにするために「守る」ことを誓う
今回はボウフウリンのトップ、梅宮 一の過去についてご紹介していきました。
梅宮は幼い頃に家族を一度に失い、絶望し自らの命も粗末に扱うほどボロボロでした。
児童養護施設「風鈴園」で出会った、設楽先生や子どもたちと向き合ったことで心が満たされていくことを感じたのですね。
ウィンドブレーカーに登場する喫茶ポトスで働く橘 ことはは梅宮と同じ風鈴園で育ち、梅宮はことはのことを妹のように溺愛しています。
当時の風鈴園での様子では、どの子がことはか示されていませんでしたが、梅宮がもう一度前を向いて生きていく決意をした施設の仲間の中にいたということですね!
ことはは、梅宮の大好物オムライスをよく喫茶ポトスで作っていることで2人の絆が伺えます。
つらすぎる過去を乗り越え、街と人を守るために全力で突き進む梅宮。
風鈴の仲間はもちろん、敵に対しても向き合うことを諦めません。
幸せな日常が当たり前ではないと知っているから言葉に重みがあり、敵味方関係なく惹きつけるオーラを持った強い男です。
梅宮 一率いるボウフウリンの活躍をアニメで見られるのが待ち遠しいですね!!
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