サイコパス-六合塚弥生の過去は?滝崎リナとその後は?

公開日: 2023年6月21日 | 最終更新日: 2023年6月21日

 

人気アニメシリーズ【サイコパス】

2012年のアニメ放送後も、未だ話題を集めていますね。

現在も新作「PROVIDENCE」が劇場版で公開されており、根強い人気がある作品です。

 

なぜ、ここまで人気なのか?

10年以上も続いているこのシリーズを支えている理由の1つは、1期から登場する主要キャラたちでしょう。

かなり登場人物が多いアニメですが、その中でも公安局の一係に所属するメンバーは個性豊かで人気を集めています。

 

そのメンバーの中でも、容姿端麗でクールな性格、そして同性愛者という強烈な個性を持った六合塚弥生くにづかやよい

無口で多くを語らないキャラですが、他の主要キャラに負けない個性で、男女問わず視聴者から高い人気を誇っているキャラの1人ですね。

そんな六合塚ですが、過去には色々とあったことが描写されました。

今回は、この六合塚について人物像が分かる解説をしたいと思います!

この記事を見て分かること
  • 六合塚弥生の「過去
  • 執行官」になった理由
  • 元恋人・滝崎リナ」との関係

 

 

 

六合塚弥生の過去は?

 

ここからは、六合塚弥生の過去についてご紹介していきます。

六合塚は、主人公である常守朱や狡噛慎也たちとは違って、アニメでキャラが掘り下げられるのは、2012年に放送された1期のみとなっています。

 

公安局刑事課一係の所属の執行官である、六合塚。

しかし、執行官ということは元々「潜在犯」です。

彼女はなぜ、執行官として働くのでしょうか?

なぜ、「潜在犯」となってしまったのでしょうか?

 

そのアニメ1期で明かされた過去と、ノベライズに収録されたアニメ1期と2期の間に彼女を襲った事件について、ご紹介していきます。

 

過去① バンドのギタリストとして音楽活動をする

 

シリーズが始まった当初から、執行官だった六合塚。

しかし、そんな彼女もまた、最初から執行官であったわけではありません。

彼女は潜在犯となってしまう前までは、アマチュアバンドのギタリストとして、音楽活動をしていたのです。

シビュラシステムに認められた「公認芸術家」であり、正式な音楽家として活動していたのですね。

PSYCHO-PASSの3期では、彼女の曲を聴いていたというキャラも登場したことから、アマチュアとはいえ、それなりの知名度があったようです。

 

 

過去② 友人であり元恋人の滝崎リナと親交

 

そんな彼女は、同じくバンド活動をしていた滝崎リナという女性と親密な関係にありました。

リナは飛び入りで六合塚とセッションをしたこともあり、そこから六合塚は彼女に特別な感情を抱くようになったのです。

バンドの友人でもあった彼女とは、音楽を愛する者同士、お互いに親交を深めていました。

その関係性は、ノベライズ版では恋人同士として明かされていたので、六合塚にとってはリナは自分の精神的な芯に近いところで結ばれた友人であり恋人であったのでしょう。

リナは六合塚と違いシビュラシステムに公認されていない、「非公認」の音楽家でしたが、そうした線引きを超えて2人の間には強い絆があったようです。

 

過去③ 色相が濁り潜在犯となり収容される

 

そんな六合塚ですが、創作活動によって色相が濁って潜在犯となってしまい、施設に収容されてしまいます。

なぜ彼女が潜在犯になってしまったのか?

アニメで登場するバンド仲間からは、リナという非公認の音楽家と関わることに対して注意されているシーンはありますが、リナが原因であったという描写はありません。

直接的なトラウマ的経験などがによって、潜在犯になったわけでもないようです。

 

宜野座によれば、芸術家というのは、創作活動をすることにより色相が濁ることが珍しくないということです。

芸術は毒にも薬にもなる」と宜野座が言うように、六合塚にとっての音楽とは、他人や自分を癒すものであると同時に、犯罪係数を悪化させてしまうものだったのでしょう。

 

 

過去④ 執行官適性から宜野座や狡噛から協力を要請される

 

潜在犯となり施設に収容された彼女は、社会復帰を諦めることができず、許可されないギターの弦を購入申請する毎日を過ごしていました。

自分にとって人生そのものであったであろうギターを触ることができず狭い収容所で管理される日々は、彼女の色相を改善することはありませんでした。

そんな中、彼女に執行官としての適性があることが判明します。

当時、監視官であった宜野座と狡噛に六合塚が出会ったのは、この頃です。

宜野座は彼女に執行官としてのスカウトを、狡噛は自分が追っていた反シビュラ組織に属しているリナを捕まえるために、六合塚に接触したのです。

 

2人は彼女に対して、リナの属する組織の摘発のために協力を要請しました。

それは、単純に参考人としての協力要請ではなく、執行官としての適性を見込んだ上でのものでした。

狡噛は彼女に、シビュラシステムが潜在犯と判断したものを打つことができる電子銃、ドミネーターを渡したのです。

 

過去⑤ 反シビュラ組織のリナを取り逃がす

 

シビュラシステムに登録された執行官と監視官のみが扱うことができるドミネーターを渡された六合塚は、狡噛と宜野座と共に、反シビュラ組織と接触を図ります。

その際、リナにも再会するのです。

リナは、シビュラシステムによって管理される社会を批判し、社会の体制を暴力的な手段によって改変しようとしていました。

反体制勢力として活動するリナの意思は、音楽もその変革のためになければ意味がないとするほどの苛烈なものでした。

 

一方で六合塚は、リナと一緒に音楽ができればそれでよかったと思うような素朴なもの。

執行官適性が出ている彼女が、シビュラシステムが管理する社会を暴力的な手段によって変革しようというリナに同調できる訳もありませんでした。

六合塚はリナを止めるため、狡噛から渡されたドミネーターを彼女に向けるのです。

 

完全にリナとの決別を覚悟した六合塚でしたが、ドミネーターは起動せず、そのままは逃げてしまいました。

狡噛はドミネーターを六合塚が使用できるように申請したと、彼女に嘘をついていたのです。

嘘をついてドミネーターを持たせることで、執行官になりたくないと言っていた六合塚に、執行官適性を自覚させたのです。

 

過去⑥ 箱舟事件にて犯罪者となったリナを執行する

 

アニメ1期では、リナを取り逃した後に執行官となることを選んだところまでしか、六合塚の過去は描かれませんでした。

しかし、ノベライズ版ではアニメ1期から2期の間に、六合塚を襲った出来事について描かれました。

それは、リナとの再会と「彼女の執行」という事件でした。

 

箱舟事件」という、未成年妊婦を誘拐し出産後に惨殺するという事件の犯人がリナだったのです。

結局、六合塚は執行官としてリナにドミネーターを向けることになりました。

ドミネーターはリナを「エリミネーター」モードで認識したため、六合塚は元恋人でったリナを執行、つまり殺害することとなったのです。

 

 

【サイコパス】六合塚弥生の過去まとめ

 

まとめ
  • バンドのギタリストとして活躍するも、創作活動により潜在犯となる
  • 隔離施設に収容中、執行官適性が出たこと、元恋人のリナが反シビュラ組織に属していたことで宜野座たちからスカウトされる
  • リナと再会したことで彼女の思いを知り、ドミネーターを向けたことから執行官になることを決意する
  • その後、再び執行官としてリナに出会った際、リナを執行する

 

以上、六合塚弥生の過去をまとめてきました!

いかがでしたでしょうか?

重いテーマが扱われるPSYCHO-PASSシリーズの中でも、六合塚もまた例に漏れず重い過去を持ったキャラでした。

こんな過去を持っているからこそ、アニメ3期以降の彼女の立場が際立つのではないでしょうか?

ぜひ気になる方は、PSYCHO-PASSシリーズを見直してみてください!