宮崎駿監督で有名なジブリ作品。
その中でも『もののけ姫』は、根強い人気がありテレビでも毎年放送されています。
この作品の主人公は、小さな村に住んでいた青年のアシタカです。
アシタカが、タタリ神から呪いを受けてしまい、それを解くために村を出るところから物語が始まります。
勇敢なアシタカの姿はかっこよく、ジブリ作品の主人公の中でも人気がある印象です。
しかしその反面、SNS上ではアシタカが「クズ男」という声も見られます。
あのイケメン優男が、本当にクズということがあるのでしょうか?
今回は、主人公・アシタカについて個人的な見解を踏まえながら深掘りしていきます↓↓
目次
アシタカは女たらしのクズ男?
明日は休みなのでもののけ姫を見始める。アシタカかっこいい。 pic.twitter.com/Itx7K3ZcqY
— kaoru (@fraghorsetail36) February 8, 2023
『もののけ姫』は、子どもの頃に見ると中々に難しい内容だと感じてしまうという印象が強いです。
でも大人になってから見れば、細かい設定や作品のテーマなどが理解できるようになる作品だと感じます。
そして、話の内容をより深く理解するのと同時に、意外にもアシタカが女性に対して酷いことをしている場面があることに気が付く人が多いようです。
SNSでも、実際にアシタカが「クズ男」だという意見が多くあります。
アシタカは本当に女たらしのクズ男なのでしょうか、解説していきます!
アシタカにはクズエピソードが多くある
結論から言ってしまえば、アシタカはたしかに”女たらし”や”クズ”と思われる行動をとっています。
『もののけ姫』では複数人の女性が登場してきますが、その中でもヒロインのサンやたたら場のエボシなどは有名どころですよね。
彼女らは、アシタカとも作中で関りが深いキャラクターです。
他にも、要所要所でアシタカと関わる女性がたくさん登場してきます。
そしてアシタカが、クズな行動を取ったのは一度きりというわけでも、1人の女性に対してだけというわけでもありません。
実はアシタカのクズエピソードは、多数存在するのです。
その時点で、すでにクズな印象を持ってしまいますが、ここからは特に有名なエピソードを取り挙げて解説していきます。
カヤをにひどい仕打ちをした
まずは、物語序盤に登場するエボシの村の少女カヤのエピソードです。
アシタカはカヤに対して非常に”ひどい”ことをしていました。
カヤは、アシタカの許嫁に当たる少女で、タタリ神がエボシの村に出没した際には勇敢に立ち向かう姿が描かれています。
そして、彼女は許嫁という設定もありアシタカに好意を抱いている女性でした。
ただ、呪いのせいで村を出ていかなければならなかったアシタカ。
カヤは、村の掟を破りながらも最後にアシタカに別れを告げるため見送りに行きます。
その時アシタカへ「アシタカのことを守ってくれるように」という願いを込めた玉の小刀を渡すのです。
それに異性に渡すという行為には、エボシの村では「あなたを想い続ける」という意味が込められていたりもします。
玉の小刀を受け取ったアシタカは、「俺もお前のことを想い続ける」と言い残していました。
しかし、こんなカヤからの大切な想いが込められた贈り物を、ヒロインのサンへ軽々しくあげてしまうのです。
この行動が、『もののけ姫』を見た人たちから「クズ男」と言われてしまう要因の1つです。
カヤは命を懸けるようなつもりで、掟を破ってまでアシタカに玉の小刀を届けたにも関わらず、迷うことなく渡してしまうアシタカに批判が集まっていました。
これは、私もかなり酷い行動だと思っています。
サンとの洞窟シーンはやった事後という噂がある
もののけ姫のサンが誰かに似てるんよなーって1億年悩み続けてたんやけどあぶくちゃんやったわ。ちなみに1番好きなジブリ作品はもののけ姫です。@abuku_fuwawa pic.twitter.com/gg5OWKAaIB
— ましろちゃんは縛られない (@truewh1ter0pe) May 17, 2023
他にも『もののけ姫』のヒロイン・サンとの洞窟のシーンも有名です。
洞窟のシーンとは、銃で撃たれてしまい眠っていたアシタカが目を覚ますシーンのことです。
目を開けたアシタカの隣には、無防備ともいえるサンが可愛い寝顔を浮かべていました。
実はこのシーンは、アシタカとサンが体の関係を持った事後である(やっている)という見解があるのです。
宮崎駿監督は、このシーンのアシタカとサンの関係について追及されたようですが、「見ればわかる」との発言をしたのみで事後であると明言はしていません。
眠っていたアシタカがようやく目を覚ましたシーンにも見えますし、たしかにアシタカとサンが関係を持った後のシーンにも見えてしまいます。
本当のところは分かりませんが、個人的には事後ではなく単純にアシタカが目覚めたシーンだと思いたいです。
サンが少し無防備なように見えるのは、山犬に育てられたことによる独特な寝方のせいであると思います!
「嫌い」「ひどい」というSNS上の声
以上2つのエピソードが、アシタカが”女たらし”や”クズ”と言われている大きな要因です。
ここで実際にSNS上でアシタカに対して、「嫌い」「ひどい」という声をみてみましょう↓↓
序盤でカヤがアシタカに渡した“玉の小刀”。結局アシタカはそれをサンに渡してしまい彼女が身に付けることになる流れが、カヤ推しの自分としては何度見ても胸が痛くなる
宮崎駿監督曰く「男なんてそんなもん」とのことだけど、男の自分から見てもさすがにこれはクズだと思う..笑#もののけ姫 pic.twitter.com/QJtyqG80d5
— Mr.T (@Taylor143always) August 13, 2021
アシタカ(もののけ姫)
ヤックルに乗って会いに来てくれる人。
昔の女に貰った物を新しい女に渡すクズい奴。でも好き。
何人の女を泣かせて来たのか伺いたいものですな。
ジブリ4大イケメンの1人。 pic.twitter.com/Nscv9WUo3P— さっきー (@ai_m_quartet_) September 3, 2022
やっぱりアシタカはクズ男。主人公とは思えん。だがそれがいい。美輪明宏がよいアニメ。
— 吟南萬・銀杏万太郎・ぎんなんまん™ (@Ginnannman) January 2, 2019
ほんの一例ですが、アシタカのことをクズだと思っている方は意外と多いです。
もちろん、アシタカが活躍するシーンもあるので「かっこいい」という声も聞きますが、一部ではやはりアシタカを批判する声もあるようです。
タタラ場でも女性たちにチヤホヤされていた
アシタカは深い関係性があったカヤやサン以外にも、登場する女性たちからチヤホヤされていました。
特にタタラ場でのアシタカは、女性たちに囲まれているほどでした。
これはアシタカが悪いということはないですが、カヤやサン、エボシに続いてタタラ場の女性から好意を抱かれるという点で、天然のモテ男ということです!
見る方にとっては、そんな状況がありながらカヤやサンに対して「愛している」というような雰囲気を出すことが、毛嫌いされる要因なのかもしれません。
しかし、アシタカもそんな女性たちに対してデレる様子はなく、むしろクールな対応という印象でした。
そこが、個人的にはかっこいいなと思っていたりもします。
アシタカは作中で登場する女性たちの間で評判がよいようです。
最後はタタラ場に残り村に帰らない
アシタカは最後、元々いたエミシの村には帰らずにタタラ場に残るという選択をします。
エミシの村には許嫁であったカヤが残っているはずですから、アシタカは最終的にカヤではなくサンを選んだと捉えられそうです。
アシタカの心の中で、サンが最終的に特別な存在となったことは間違いありません。
1度、村から離れたアシタカは二度と村に戻ることができないという掟もありますが、そんな掟が無かったとしてもアシタカはタタラ場に残りサンの近くにいることを選択したと思います。
カヤから受け取った玉の小刀をサンへ渡したアシタカのクズエピソードこそが、アシタカの好意がカヤからサンに移った決定的シーンだったのではないでしょうか?
カヤはアシタカとの子どもを身籠っていたという説もありますから、カヤの想いが込められたものをあっさりと違う女性へ渡してしまったアシタカは、やはりクズな一面があるのかもしませんね。
ちなみにですが、宮崎駿監督はこのアシタカの行動に対して「男なんてそんなもん」と言及しているようです。
少なくとも監督の中では、アシタカは「クズ」という設定ではないのかもしれません。
エボシと結婚したという説もある
ここまで、アシタカとカヤ、サンの関係を見てきました。
最終的にアシタカは、サンと結婚したという考察が多くあります。
しかし、その中でアシタカはサンではなくエボシと結婚したという説もたまに見受けられます。
エボシ御前は、タタラ場の当主でした。
『もののけ姫』の世界で、タタラ場というのはエボシ御前が確立した彼女の「国」と捉えられます。
エボシには壮絶な過去があるという設定があり、そんなエボシはタタラ場で理不尽な扱いを受けたり売られた人たちを受け入れていました。
そしてアシタカは受けた呪いは消えましたが、村から追放された以上戻るところがない身です。
つまり、タタラ場はアシタカを受け入れるのです。
このことからもアシタカとエボシが結婚するという説も頷けます。
また、アシタカとサンのエンディングから考えてみると、アシタカは終盤でサンに対して「お互いの世界で2人で生きていこう」と伝えています。
これは、捉え方によって「アシタカはタタラ場で」「サンは森という別の場所で生きていく」という、アシタカの宣言とも言えそうです。
アシタカは、一緒にサンと暮らすことでは無く別々に”生きていくこと”を選択してるのです。
アシタカとサンのこのやり取りがあったからこそ、アシタカはエボシと結婚したという説も登場したのでしょう。
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参照元 : スタジオジブリ STUDIO GHIBLI 公式サイト
サイトURL : https://www.ghibli.jp/works/mononoke/#frame
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- 風立ちぬ
- コクリコ坂から
- 借りぐらしのアリエッティ
- 崖の上のポニョ
- ゲド戦記
- ハウルの動く城
- 猫の恩返し
- ギブリーズ episode2
- 千と千尋の神隠し
- ホーホケキョ となりの山田くん
- もののけ姫
- 耳をすませば
- On Your Mark
- 平成狸合戦ぽんぽこ
- 海がきこえる
- 紅の豚
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【もののけ姫】アシタカのクズさについてまとめ
ジブリでいちばんのイケメンはハウルかもしれんし、いちばんの美少年はハクかもしれんけどな、いちばんかっこいいのはアシタカだから pic.twitter.com/8S4d434cJ4
— ぽよこ (@poyopoyonoko) March 10, 2023
- アシタカはクズな言動をしていた
- カヤから受け取った玉の小刀をサンに渡してしまった
- 洞窟のシーンはアシタカとサンの事後
- アシタカとエボシが結婚した説もある
ここまで、アシタカがクズと言われている理由を有名なエピソードを元に解説してきました。
いかがだったでしょうか?
確かに、『もののけ姫』の作中で描かれているアシタカの言動だけを見れば、「クズ男」と言えるでしょう。
しかし、表立って語られてはいない裏の設定や、アシタカの境遇を考えればアシタカがただクズな言動をとったのではないとも思えます。
個々の捉え方によって、様々な見解が生まれるのはジブリ作品の魅力の1つと言えそうです。
最期までご覧いただきありがとうございました。
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