【シンゴジラ】は、2016年7月に公開された特撮映画です。
監督・脚本は、エヴァンゲリオンで有名な庵野秀明さんが務めました。
2004年に公開された「ゴジラFINAL WARS」以来、12年ぶりの”ゴジラ映画“となります。
【シンゴジラ】はシリーズ第29作品目で、興行収入80億円を超える大ヒットを収めました。
見どころはやはり「豪華俳優陣」です。
さらに、個人的には「日本政府の会議シーン」も印象的でした。
今回は、【シンゴジラ】についてお話します↓↓
★この記事を見ることで、【シンゴジラ】のネタバレ内容や、映画を見た個人的感想が分かります!
目次
【シンゴジラ】内容・あらすじネタバレまとめ!
シン・ゴジラ(2016)
庵野秀明が脚本と総監督、世界的怪獣キャラクター“ゴジラ”を12年ぶりに復活させた特撮アクション大作。リピーターが続出するなど社会現象とも呼べる大ヒットを記録。興行収入は81.5億円に上り、日本アカデミー賞では作品賞、監督賞ほか7部門で最優秀賞を受賞。日本が誇る特撮傑作。 pic.twitter.com/jrhfNrNaIy— 放送作家ジュン おすすめ映画 (@2eJbSBx8Y6aAfab) October 10, 2020
ある日、東京湾で原因不明の水蒸気爆発が起きます。
これに対して日本国総理は、早急に対策を立てるべく動き始めました。
調べてみると海の中に巨大生物「ゴジラがいた」ことが明らかになります。
「何のためにゴジラが存在しているのか?」
「なぜ今、登場したのか?」
「その正体は?」
全てが謎で、何も分からないまま時間だけが過ぎていきました。
一方でゴジラは、東京湾から本土に上陸し、関東を横断しながら東京の街を破壊していきます。
そんな中、内閣官房副長官を務める矢口は、ゴジラに対抗する作戦を思いつきます。
ただ、海外の政府はというと、「核」を使って倒そうと画策していました。
矢口役を演じている俳優は、長谷川博己さんです。
その場を仕切りながら、ゴジラへの対策を講じる姿が印象的でした。
シンゴジラのあらすじネタバレ内容を解説
●巨大不明生物
作品のキーとなる存在「巨大不明生物」。
東京湾で爆発が起き、東京湾アクアラインのトンネルが破壊されます。
日本政府は、原因究明に時間を割かれていました。
そこで、内閣官房副長官の矢口が「巨大生物がいるのではないか?」と、突拍子もないことを思いつきました。
しかし、もちろん他の者には信じてもらえません。
そんな中、巨大な”尻尾らしきもの“が、海から飛び出ていたのが発見されます。
矢口の発言の信憑性が高まったのです。
こうして、すぐに生物学などに精通している「専門家」たちを緊急招集します。
早速、この映像を見せて調べてもらうも「根拠がない」と、巨大生物の存在があっさりと否定されました。
その間も、謎の巨大生物は東京に上陸して街を横断します。
横断の途中で、その巨大生物は身体を変異・進化させていきました。
幼虫のような見た目が、徐々に怪物らしく変貌を遂げます。
●ゴジラと命名
矢口の元に、アメリカからカヨコ・アン・パタースンという女性がやって来ます。
カヨコは、「今回の巨大生物について、知っている人物を探して欲しい」と申し出ます。
しかし、そのような人物は簡単に見つかりませんでした。
ただ1人だけ、それに思しき人物・牧教授という名前が挙がります。
そして、彼が残したと思われる資料が発見されたのです。
そこには「GODZILLA」と表記されていました。
ようやく、謎の巨大生物の名称が「ゴジラ」だということを突き止めます。
矢口はゴジラに対抗するために、様々な専門家からなる”特別チーム“を編成しました。
[石原さとみさんのカヨコ役は、キャリアウーマンのようでできる女でした!
●米軍が軍事力によってゴジラを倒そうとする
ゴジラと、日本政府の戦いはまだ続いていました。
地球的危機と捉えた米軍は、日本にやって来て、ゴジラにミサイルを放ちます。
しかし、ゴジラの分厚い皮膚には全く効果がありませんでした。
アメリカの軍事力も虚しく、ゴジラの光線によって街はどんどん破壊されていきます。
矢口は、チームの半分と連絡が取れない状況に、より一層強くゴジラを倒すことを切に願いました。
●血液凝固薬・凍結剤を打ち込む作戦に
ゴジラを倒すためには「凍らせる」方法が良いと判断されました。
それは、原子炉とゴジラの体内構造が似ていることから、編み出されたプランです。
核攻撃、無人新幹線、無人戦闘機などで、ゴジラを消耗・誘導し、口から大量の薬剤を投入し凍結させる作戦でした。
日本の自衛隊や、米軍、他の協力組織からなる大規模作戦が展開されます。
果たして、作戦が成就して国が救われるのでしょうか?
以下、ラスト結末について解説します↓↓
ラスト結末や感想について
シン・ゴジラのラストは都心で固まったままゴジラが御祭神になってしまったかのようだった。おそらくあの後、監視管理する設備を周りに建てつつ鳥居や祠がゴジラの正面に作られただろう。ゴジラが海に帰らないというラストも一味違って唸らされた。ゴジラが海に帰らないのは地球最大の決戦くらいか。 pic.twitter.com/PXxNc1Kg45
— 草笛健吾(鮫順) (@kusabuekengo) July 2, 2018
ゴジラを倒すため、ヤシオリ作戦を決行する日本政府。
核攻撃でも効かなかったゴジラに対して、残す手はこの作戦だけです。
盛り上がるストーリーの終盤を解説します↓↓
ラスト結末でさらなる進化の予兆を残しゴジラは凍結する
ゴジラの光線は体内エネルギーを使用するため、消耗させるよう仕向けます。
そこで、無人戦闘機を周囲に飛行させることで、ゴジラもそれを撃ち落とそうと躍起にさせます。
さらに、周辺のビルにミサイルを撃ち込み、倒れた勢いでゴジラを下敷きにさせることに成功しました。
倒れたゴジラの口に、血液凝固剤を投入するべく、タンクローリー隊も出撃します。
途中、ゴジラが暴れて周囲の隊員もろとも壊滅状態にするというアクシデントが発生。
しかし、控えていた第2、3小隊によって、なんとか薬剤投与は成功しました。
凍結したゴジラですが、その直前にさらなる進化をしようとします。
なんと、尻尾に人型のような物体が浮き出ており、間一髪というところでした。
クライマックスで「今後もゴジラを監視し続けていく必要がある」というセリフが登場します。
ここから、”ゴジラはまだ死んでいない“と考える方が妥当でしょう。
新たな作品に続く伏線なのか、今後が気になるラスト結末でした。
ゴジラ討伐後も残された課題「東京復興」
なんとか、ゴジラを凍結させることに成功した日本政府。
日本は、ゴジラの驚異から逃れることができます。
しかし矢口は、被害を受けた東京の復興がまだ残されていることに意識を向けました。
「東京復興には、どのようなことをしていけばいいのか?」
矢口はすぐに心を切り替え未来に目を向けて「この国を守らなければ」と、より一層強く感じたのでした。。
映画を見た感想は「国が動かす日本の実態が面白い」
【シンゴジラ】を見た感想は、国家の危機に対する政治家の動向が非常に面白かったです。
ゴジラが登場したことで、日本政府は緊急会議を開きます。
専門家や政治家など全員が「答えが分からない問題」にぶつかりました。
会議中の議論や、遅れがちな対応はリアルです。
実際に「大きな災害が起きた時にもこのような雰囲気なのか?」とイメージしてしまいます。
会議のシーンは作品の約3分の1を占めており、現場以外の描写が重要視されていることが分かります。
その間も、ゴジラが街を破壊していくので、スピーディな対応が求められる中、見ている側もヒヤヒヤしました。
自然災害と重ねてしまうと不謹慎ですが、国の動かし方の裏側を見ることができた気分です。
【シンゴジラ】についてまとめ
シンゴジラのultra版きた!!ウヒョ…しかしps4でしか再生できない…なぜノーマルDVD版でultraを出してくれないのだ…いいけど pic.twitter.com/im7YCAi95C
— ナヲフ🌱低浮上 (@nawofu_mochi) October 4, 2020
まとめ
●突如、正体不明の謎の巨大生物が登場
●日本政府は、専門家を呼ぶなどして、作品の3分の1の尺を使うほどの長い会議シーンが描かれる
●その生物は進化を続けながら形を変えていき、ゴジラと呼ばれるようになる
●ミサイルなどの核攻撃も効かないため、体内構造を逆に利用して「凍結」させる作戦に出る
●結果的に、口から「血液凝固剤」を投与することができ動きを封じる
●凍結したゴジラは、”尻尾に人型“が現れており、さらなる進化をしようとしていた
●実際には、死んでおらず”仮死状態“のようなもので、その後も観察し続ける必要がある
●破壊された東京の復興など、これからの課題が山積みとなる中、終わりを迎えた
対策を講じる中、ゴジラの倒し方が決まらず「対人間」という心理戦の描写も魅力の1つです。
SFアクションとして楽しみたい方は、ゴジラの迫力ある動きに注目して下さい。
現場ではなく、裏で対策を講じるような演出がお好きな方は、日本政府の会議シーンを見ると面白いです!
シンゴジラは、「面白い」「悲しい」「ワクワク」「迫力がある」「気持ちが悪い」「疑問」など、様々な感情が刺激される深い作品なので、見るほど味がしていきます。
ぜひ、複数回見てみて下さい^ ^
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