韓国映画の鬼才・ポン・ジュノ監督がメガホンを取った最新作【パラサイト 半地下の家族】。
第72回カンヌ国際映画祭では最高賞であるパルムドールを、また第92回アカデミー賞では4冠を受賞したことによってかなり話題となり、日本では2020年1月に劇場公開されました!
舞台挨拶や試写会等では何度も“ネタバレ厳禁”と啓発されていましたが、禁止と言われるとますます内容が気になりますよね!
【⚡『#パラサイト半地下の家族 』本日公開⚡】
全世界、鳥肌熱狂🌪❕
🏆カンヌ国際映画祭【最高賞】パルムドール受賞🏆
アカデミー賞®︎大本命‼️「#パラサイト激ヤバ」とともに感想を🍑
でも、監督からのお願いです!
ネタバレにはご注意を💁♀️💁♂️
公開劇場:https://t.co/0M4HlcErJi pic.twitter.com/mLolfIP1L0— 映画『パラサイト 半地下の家族』 (@Parasite_JP) January 9, 2020
今回は、そんな【パラサイト 半地下の家族】についてお話します!
- パラサイトのあらすじ
- 最後の落ちなどネタバレ内容
目次
パラサイトあらすじ内容ネタバレまとめ!
クソ面白かった。
見てない人は騙されたと思って見てほしいずっとクライマックスだしまじのクライマックスぇのロングカットで震えた。次は吹き替えで見る。#パラサイト半地下の家族 pic.twitter.com/DrO65KD83T— シノサン【レペゼン地球】のカメラマン (@shinofilm) June 28, 2020
【パラサイト/半地下の家族】の内容に入る前に、主役となる“キム一家”の登場人物をご紹介します!
韓国名のため、名前がこんがらがってしまわないように覚えて下さいね^ ^
キム一家の家族紹介!
ギテク(ソン・ガンホ)
『#パラサイト』劇中にて父ギテクが「台湾カステラ事業に失敗した」と語るシーンがあります。実は2016年頃に韓国で”台湾カステラブーム”があり、みんなが便乗してカステラ事業をはじめますが、とあるTV番組で”体に悪い添加物が入っている”と偽情報が報道されてみんなが一気に倒産、失業したそうです… pic.twitter.com/3KvAzkkgKU
— トト (@toto_eiga_tabi) February 20, 2020
●キム家の父親
●比較的おとなしくて、楽観的
●カステラ事業に参入するも失敗し、貧困層となる
●チュンスク(チャン・へジン)
家族に付き合って2度目の「パラサイト」
ここでこのセリフか!という部分が前半から多々あって脚本に唸った。臭いは最初から重要なキーワードだったのね話違うけど、ガンホさん妻役のチャンヘジンさん、アカデミー賞の時の美しさにknockoutされた(右のベージュのドレス)同一人物とは・・・😳 pic.twitter.com/QknMgiQ7QG
— tappy (@tappy_0411) February 15, 2020
●キム家の母親
●ギテクの妻
●元ハンマー投げの選手でメダリスト
ギウ(チェ・ウシク)
◆キャラクター紹介⑦◆
大学入試に失敗し続けている
“受験のプロ”ギテクの長男「キム・ギウ」友人ミニョクの誘いによって、パク家の家庭教師に👨🏫⁉️
🎥本編映像もチェック
▷▷https://t.co/KRAoEuqeMV#パラサイト半地下の家族#パラサイト激ヤバ
2020年1月10日(金)全国ロードショー! pic.twitter.com/oJ1RyqWGoK— 映画『パラサイト 半地下の家族』 (@Parasite_JP) December 11, 2019
●キム家の長男
●これまで数回受験するも現在、浪人中
●ストーリーの結末では、大きな野望を抱く?
ギジョン(パク・ソダム)
◆キャラクター紹介⑥◆
予備校に通えず、スキルだけが上達!
美大へ行きたいギテクの長女「キム・ギジョン」何事も独学するとちゃんと身につくって良く言いますけど…🧐📚
ギジョンの技術、見逃せません❗️#パラサイト半地下の家族#パラサイト激ヤバ
2020年1月10日(金)全国ロードショー! pic.twitter.com/yeTFyZM7ds— 映画『パラサイト 半地下の家族』 (@Parasite_JP) December 3, 2019
●キム家の長女
●美的センスがあるが、学校には行けていない
●美大に入りたいという願望がある
上記の4人がキム家の家族です。
強烈な主人公たちの奇行をぜひ、ご覧下さい!
【パラサイト】ストーリーのあらすじ内容やネタバレを解説!
狭く薄汚いアパートで、場所は地下でも地上でない半地下。
そんな住居で暮らすキム一家は、全員仕事をしていません。
そのため、パスワードの掛かっていない近隣のWi-Fiを探してスマホを使用したり、ピザの箱をコツコツと組み立てる内職をしたりと、貧しい生活をしていました。
一方、キム家の真逆とも言える生活をするパク家は、大豪邸で何一つ不自由のない裕福な暮らしをしていました。
キム家は“ひょんなこと”から、裕福なパク家庭に家族4人で寄生することに成功し、生活を送るようになります。
キム家は、4人が「家族」だということは隠していました。
パク一家も同じく、父と母、そして娘・ダヘ、息子・ダソンの4人家族でした。
パク家のそれぞれの人間に仕えることができたキム一家ですが、ある日地下室に住人がいることを知り、そこから物語は急展開を迎えます。
地下にいたのは、パク家で働いていた元家政婦・ムングァンの夫でした。
そこで、キム家が家族であるという秘密を握られてしまいます。
その日は、元々パク家の人間は旅行に行く予定でした。
しかし、嵐のため急遽旅行を中断し帰宅するパク家。
急なことでしたが、キム家はどうにかやり過ごしましす。
しかし、キム家の秘密が握られたことが原因で、後日行われたインディアンパーティーで「キム家・ムングァン夫婦・パク家」で殺し合いが起きてしまいます。
結果的に、ムングァン夫婦とキム家の長女・ギジョン、パク家の父親の4名が命を落とし、ギウは重症を負います。
キム家の母親・チュンスクと、怪我から回復をしたギウは、訴えられ裁判にかけられますが執行猶予付きの判決がくだり、牢屋行きは免れます。
残されたキム家の父親・ギテクは、逃亡したと思われていましたが、地下に1人でひっそりと暮らしていました。
以上が、【パラサイト/半地下の家族】のあらすじ内容+ネタバレでした!
では、ここからはさらに気になることをまとめます!
●なぜキム家はパク家に寄生できたのか?
●ラスト結末について
キム家はどのようにしてパク家に寄生したのか?
ある日、長男・ギウの友人・ミニョクが、キム家を訪ねてきます。
ミニョクは「君にプレゼントがある」と、幸福をもたらす石をギウに贈りました。
そのときに、ミニョクは高校生のパク家の娘・ダヘの写真をギウに見せます。
自分が外国へ留学に行っている間、「ダへの家庭教師の代役をして欲しい」と、ギウにお願いしました。
ギウは難色を示しましたが「推薦するから大丈夫だ」と説得され、彼の紹介でダヘの家庭教師の面接に向かうことにします。
ギウは、浪人中でしたがパク家に仕えるために、学歴が捏造された書類を用意して合格します。
実は、キム家の娘・ギジョンは美術の才能やフォトショップの技術があり、そのスキルで捏造させた書類を面接の際に持参させていたのです。
パク家に仕えることになったギウは、豪邸の壁に掛った絵を見て「良い美術の先生がいる」と言って、他人のふりをして妹のギジョンを紹介します。
そうして、彼女もパク家に迎え入れてもらうことに成功します。
その後、ギテクもパク家の父親の運転手として雇ってもらえましたが、問題はチュンスクでした。
家政婦として働かせるためには、どうしても現家政婦のムングァンが邪魔でした。
そこで、ある1つの方法を思いつきます。
それは、ムングァンの桃アレルギーを利用する作戦でした。
そのことを知ったギウは、桃の毛を集めてムングァンに浴びせ、結核の疑いをかけてクビにするよう仕向けたのです。
このキム家の作戦は、見事4人を大豪邸・パク家に寄生させることに成功しました。
ラスト結末のキーワードは「におい」
ダソンの誕生日を祝うインディアンパーティーで、ギウはミニョクに貰った石で地下に住み着く夫婦を殺そうとします。
しかし、先日チュンスクが階段から突き落としたことが原因で、すでにムングァンは死亡していました。
逆に、待ち伏せていたグンセに返り討ちにあいギウは重症に。
その勢いで地上に出たグンセは、包丁を持ち出しギジョンを刺殺します。
突然現れたグンセの姿を見たパク家の息子・ダソンは、いつか過去に見た幽霊が出てきたと驚いて意識を失います。
実は、ダソンが描いた壁の絵は幽霊だと思っていたグンセを表していました。
娘・ギジョンを殺されたチュンスクは、元ハンマー投げの能力を活かして肉串でグンセを刺殺します。
そして、パク氏は「意識のないダソンを病院へ連れて行く!」と、ギテクに叫びます。
ギテクは少し混乱しており、遠くから投げた車の鍵はグンセの近くに落ちました。
鍵を拾おうとグンセの遺体をひっくり返したパク氏は、思わず鼻をつまみます。
パク氏が、地下の匂いを感じとったからです。
その姿を見ていたギテクは、「下劣な匂いがする」とパク氏に言われたことを思い出し、彼を刺殺します。
以上が、壮絶なラスト結末でした!
作品内の要所要所で、パク氏がギテクの匂いに対して批判するシーンが出てきます。
ギテクはその度に切ない表情を浮かべては、自分の匂いを嗅いでいます。
いくら身なりを整えても、「におい」だけは誤魔化せないということ、また貧困層であることを差別されているということをギテクが痛感し、この結末に至りました。
パク氏を刺殺したギテクは駐車場から大豪邸の地下へ逃げ、ひっそりと1人で暮らし、いつか助けに来てくれるギウに届くように、ひたすらモールス信号を打つシーンで物語は幕を閉じます。
映画【パラサイト】の感想について
パラサイトに関するネタバレをあまり見ないと思いますが、それはジュノ監督が観客にこう呼びかけているからなのです。一読してみてください。
「皆さんの思いやりのあるネタバレ回避は、これから本作を観る観客と、この映画を作ったチーム一同にとっての素晴らしい贈り物となります」
観たくなった?^^ pic.twitter.com/Jh3Aaiulwi— Théâtre-JINBUN(テアトルジンブン) (@TJinbun) February 25, 2020
冒頭でもお話したように”ネタバレ厳禁”と念押しされることで、より鑑賞意欲が高まりますよね!
コミカルで面白いシーンもたくさんありますが、富裕層と貧困層の社会格差について考えさせられる内容でした!
ネット上の感想や評価・評判などの口コミ
『パラサイト 半地下の家族』観ました。下流家庭のギウは友人の紹介で裕福な一家の家庭教師として働くことに。彼らに寄生することを思いついたギウは妹を美術教師として紹介する。寄生パートのコメディ路線からシリアスパートへの移行が見事。嫌らしい空気感は常に残し、笑いと哀れみが両立する作品。 pic.twitter.com/j1nrCMbVdW
— 箱庭ゾンビ (@openworldz1) January 11, 2020
『パラサイト 半地下の家族』あれよあれよと「寄生」していくテンポの良さ、しつこ過ぎない心情の絡み、ビックリ急展開からの結末まで、あっという間の面白さ。
— 吉岡 由起子 (@ensor_a13) January 16, 2020
『パラサイト』はただ単に社会格差を描きた風刺的社会派作品なのではなく、それを娯楽作品としての面白さに昇華させてるのが興味深い。きっちりエンターテインメントなんだよね、それが韓国映画らしさでもある。
— 湊崎 (@f__5c) February 18, 2020
半地下に住むキム一家の長男が裕福なパク家長女の家庭教師になったことから家族全員が他人のふりをしてパク家の雇い人として入り込み寄生していく。サスペンスであり格差社会を描いたブラックコメディ。風刺とエンタメをバランスよく描いたラストまで予測不能な衝撃的な作品。#映画2020 pic.twitter.com/Ftlm0nOj0Y
— Berryjuice (@berryjuice2224) February 22, 2020
意見まとめ
●寄生パートのコメディ路線からシリアスパートへの移行が見事
●嫌らしい空気感は常に残し、笑いと哀れみが両立する作品
●ビックリ急展開からの結末まで、あっという間の面白さ
●ただ単に社会格差を描きた風刺的社会派作品なのではなく、それを娯楽作品としての面白さに昇華させてるのが興味深い
●サスペンスであり格差社会を描いたブラックコメディ
ブラックコメディーですが、社会格差へのメッセージ性もあり、高く評価されていることが分かりますね!
ポン・ジュノ監督の作品の展開には、いつ見ても驚かされます!
パラサイトを見た個人感想は「タイトルのネーミングの良さ」が引き立つ作品
タイトルになっている「パラサイト(parasite)」という言葉。
広く知られている「寄生虫」という意味に加えて、「居候」「厄介者」といった意味があります!
まさに、映画【パラサイト】で描かれているキム家にぴったりの言葉ですよね!
「窓から差し込む光」
「天気」
「ミニョクが贈った石」
「ダソンの絵」
「におい」
など、その他様々な伏線が散りばめられていて、素晴らしい構成の作品だと感じました!
さらに、社会格差をテーマにしているにも関わらず、コミカルでテンポの良いストーリー展開で、最後まで飽きずに楽しめる作品でした!
【パラサイト半地下の家族】の内容まとめ
これみた!
『 #パラサイト半地下の家族 』
監督 #ポンジュノ
ジャンル:ブラックコメディスリラーアカデミー4部門受賞のハードルが
常にのしかかるのは非常に酷やけど、
まぁ面白かったかな😄レンタルで十分感は否めないが笑#映画感想 #映画好きと繋がりたい #パラサイト #기생충 #韓国映画 pic.twitter.com/mwweGRdUgz
— モカシ☁️ (@mokumokumokashi) July 1, 2020
- パラサイトは半地下に住む、お金も仕事もないキム一家のストーリー
- ミニョクが石を贈り、またパク家の家庭教師をギウに紹介したことからキム家の寄生が始まる
- 大豪邸の地下には、追い出したはずの元家政婦の夫・グンセの姿があった
- インディアンパーティーでキム家・パク家の貧困層同士の殺し合い
- 最後のキーワードは「におい」
- ギテクは警察の目から逃げて、大豪邸の地下で生活することに
映画の舞台は韓国なので、日本よりも貧富の格差が大きいことが背景としてあげられますね。
そういった背景を知った上で鑑賞する方が、より作品への理解が深まるかもしれません!
ストーリー展開がよくできていて、最初から最後まで飽きずに楽しめる作品になっています^ ^
気になった方は、ぜひご覧下さい!