様々な動物の特性を生かして、個性的なキャラクターが多数出演しているズートピア。
今回は、連続動物失踪事件の被害者の一人、エミット・オッタートンと言うカワウソのキャラクターに着目してみようと思います。
- オッタートンの相談内容
- 凶暴化した経緯
- 夜の遠吠えとの関係性
目次
オッタートンは身の危険を相談していた?
俺似てるんだって
オッタートンさんに pic.twitter.com/cxC9gsOeRr— れいと (@LEIT0O10_) July 25, 2021
花屋を営んでいるカナダカワウソのエミット・オッタートンは、妻と子供が二人いる一家の大黒柱です。
見た目の真面目そうな様子から見ても、事件に遭遇する可能性がとても低い気がしてしまいます。
ところが、オッタートンは旧知の仲である、とある人物に相談をしていたのだとか…。
それは身の危険を感じていたのかもしれません。
以下で、考察します↓↓
経緯① ミスタービッグとは旧知の仲だと予想
リムジン会社を経営しているミスタービッグとは、白熊を護衛につけている世界最小哺乳類のトガリネズミのことです。
闇の世界の重鎮感のあるミスタービッグとエミットは、旧知の仲であったのではないかと予想します。
ミスタービッグは、ズートピアに移住してきてからとにかく苦労をしてきました。
世界最小哺乳類にはとても生きづらい街だったのです。ところが、ある日、彼は同じく苦労をしているホッキョクグマを助けてあげます。
そこからホッキョクグマとミスタービッグの絆が深まり、いつしか助け合う親友のような仲になりました。(ミスタービッグの身の上話はズートピア+でご覧いただけます)
ミスタービッグは、義理と人情を大事にします。そんな彼がエミットを「おかかえの花屋」「家族同然」と言っているのです。
きっと、エミットはとんでもなく高いホスピタリティをもって、長いことミスタービッグとお付き合いがあったのではないかと推測します。
そんなミスタービッグに、エミットから「相談がある」と申し出がありました。そのため、ミスタービッグは迎えのリムジンをよこすのですが、
エミットがミスタービッグを訪れることはありませんでした。
経緯② どこかで夜の遠吠えの情報を得てしまう
連続動物失踪事件のカギを握っていたのは、通称「夜の遠吠え」という植物です。
これを摂取してしまった動物は、狂暴化してしまいます。
「夜の遠吠え」の正式名称は、ミドニカンパムホリシシアス。クロッカスの一種という設定なのだとか。
クロッカスの中には、キレイな花をつけるものの毒がある種もあるため、そういったところからモチーフにされたのかもしれませんね。
さて、エミットはお花屋さんです。
かつてジュディが逮捕したイタチ、ウィーゼルトンが別の花屋から盗んだのもこのミドニカンパムホリシシアスでした。
花屋を営むエミットは、もしかしたらミドニカンパムホリシシアスを摂取するとどうなってしまうのかを知っていたのではないでしょうか?
そしてその花を窃盗した輩がいることを聞きつけたとしたら…。
影響力のあるミスタービッグに相談をして、どうにか流れを止めてもらうことも必然ではなかろうかと思います。
経緯③ 裏の世界で影響力のある友達に相談
ミスタービッグは前述の通り、ズートピアに移住したての頃は大変苦労をした人物です。
試行錯誤の結果、おばあちゃんとベーカリーで大成し、その後様々な事業に手を出し、ゴッドファーザーのような人物となるのですが、数々の事業を行っているだけあって、ズートピアの中でも影響力はあるようです。
特に、裏切りや不義理を行う人物に対しては容赦なく氷漬けの刑に処することから、恐れられていたという背景も持ちます。
「夜の遠吠え」に関してピンと来てしまったエミットは、ミスタービッグに相談をして、いろいろと手を回してもらうことを考えていたのでしょうか。
もしくは、リムジンの運転手がクロヒョウ、おかかえの部下たちがホッキョクグマという肉食動物を擁しているという観点から、「夜の遠吠えに気をつけろ」と忠告をしに行った可能性も考えられます。
経緯④ 道中で襲われ凶暴化
エミットは、ミスタービッグに相談を持ち掛けていましたが、迎えのリムジンの中で「夜の遠吠え」を遠隔から狙撃により摂取させられ、野生化し運転手に襲い掛かってしまいます。
そのままどこかへ消え去ってしまい、ミスタービッグには会えずじまいでした。
エミットを狙撃したのはダグという腕利きの羊。
彼は動くリムジンの中にいる小さなカワウソに、カプセル状にした「夜の遠吠え」を撃ち込むことができるほどの腕前でした。
そして物語の後半で、ダグはこの時のことを自慢しています。
ではなぜエミットは狙われたのでしょうか?
花屋であるエミットは、ミドニカンパムホリシシアスを摂取するとどんな動物でも狂暴化してしまうことを知っていたとします。
そしてウィーゼルトンがこの植物を盗んだことによって逮捕されたことを知ります。
数日ニュースで取り沙汰されている連続動物失踪事件と合点がいくでしょう。
そして影響力のあるミスタービッグに相談に行く、という一連の行動がなぜかしらヴィランズにバレていたとしたらどうでしょう。
エミットの次に狙われたのが、エミットを迎えに行っていた運転手のマンチェス(クロヒョウ)です。
エミットは真相に近づいてしまったため、狙われたと考えるのが自然ではないでしょうか。
【ズートピア】エミットオッタートンの相談の考察まとめ
🐾第14弾🐾
エミット・オッタートン&オッタートン夫人
カワウソの夫妻。花屋を経営している。夫のエミットはズートピアの連続行方不明事件の被害者のひとり。
奥さんのオッタートン夫人からの依頼でジュディがエミットの捜査を担当することに…!
エミットは、キーパーソンです✔️ pic.twitter.com/wG1IwO5AMS— 33HR ズートピア (@zootopia33HR) June 22, 2017
- ミスタービッグとは家族同然の仲
- 「夜の遠吠え」の存在に気づいていた可能性が高い
- ミスタービッグの力を使って事態を収束しようとした?
もしくは側近に対して「気をつけろ」という忠告をしようとした?
本作のキーパーソンであるエミット。
謎の多い彼に関しては考えるだけでも結構楽しいものです。
それにしても、眼鏡をかけていて、ベストを着ており、穏やかそうな彼が、思想が強いネイキッドクラブの会員だったことを明かされたのは、かわいそうでなりません…。
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