ダンダダン-アクロバティックサラサラの過去は?娘のエピソードが泣ける

公開日: 2022年9月19日 | 最終更新日: 2024年10月11日

 

 

ダンダダンに登場する“アクロバティックサラサラ”こと『赤い女の人』。

『ターボババア』の1件により、タマが2つ無くなってしまったオカルンですが、そのタマの内1つを同じ学校の「愛羅アイラ」が拾います。

タマを拾った彼女は、霊的なものが見えるようになり、自分が「美少女だから世界を救うために選ばれた」と思うようになりました。

 

モモが“大きな手”を操る様を見て「悪魔」であると勘違いし、モモの事を付け狙うようになります。

その最中、ある『赤いワンピースを着た女の人』を見るようになり、だんだんと近づいてきていることに気づいたのです。

それがモモの“使い魔”であり、決着を着けるべく倉庫へ呼び出しますが、その倉庫で『赤いワンピースを着た女の人』に捕まります。

そこで、『赤いワンピースを着た女の人』はモモと関係性は無く、霊的なものを見えるようになってしまったアイラを狙いに来ていた事が分かったのでした。

以上がダンダダンにおける『アクロバティックサラサラ』の導入部分です。

 

元ネタは都市伝説として、2008年ごろからネット上で目撃情報のある自殺をしたモデルの女性怪異であると考えられてます。

アクロバティックさらさら』『悪皿』とも呼ばれていますね。

ターボババアがスマホで検索して発覚した情報であることや、「三下の新人」と言っていることから、そこまで強いものでは無いようです。

 

今回は、そんな『アクさら』がダンダダンにおいてどのような過去を持っているのか見ていきましょう。

この記事を見て分かること
  • アクロバティックサラサラの過去
  • 泣けるエピソードについて

 

 

 

 

アクロバティックサラサラの過去は?

 

登場時から、愛羅のことを執着して狙っており、「おかあさんですよ~」や「私の愛羅」と言っていました。

このことから、アイラと何か縁がある怪異なのでしょうか。

どこか変な上品な?しゃべり方についても気になります。

そんな『アクロバティックサラサラ』の過去を見ていきましょう。

 

アクサラは人間時代に1人娘を連れていかれた

アクサラは人間時代では、1人娘と2人でアパートに住んでおりました。

生活費は綺麗な見た目を使って売春をしたり、清掃スタッフをしたりと、かなり苦しいものであった事が描写されています。

そんな生活の中でも、1人娘の存在のおかげで何とか生活を続けていたようです。

仕事に明け暮れながら、娘と2人で居る時には一緒にバレエの練習をして、幸せな生活を送っていました。

 

そんな最中、借金取りに強襲され、と娘にかわいい服を着せてあげるために貯めていたお金を奪われてしまいます。

雨の降る夜の街に出て娘を追いかけますが、車にはとても追いつけず転んでしまいます。

絶望の最中、建物の屋上から娘と一緒に練習をしたバレエを踊りながら、娘の「お母さん、いつもありがとう」という言葉を胸に抱いてアクロバティックに自殺を選択したのでした。

読めば読むほど、境遇が胸に来るものがありますし、怪異にもなる…といった内容の重い過去が彼女にはありました。

 

 

怪異となり大切な娘との記憶を忘れていく

 

時が経ち、怪異となった『アクサラ』は、自分が大切にしていたものが何だったのか、忘れていってしまいます

何か大切なものはあったような気がするけど、思い出せない。

そんな状態に陥ってしまっていました。

 

娘に対する後悔や懺悔に苛まれていた

消滅寸前のタイミングでの独白からも分かりますが、『アクサラ』は娘に対する後悔や懺悔に苛まれていました。

  • 多忙で仕事が多く1人にさせがちだったこともあり、あまり遊んであげられなかったこと
  • 自分の元に生まれてこなければ、もっと幸せだっただろうこと

 

自分が娘を不幸にしてしまったという意識に死後も苛まれていたことを考えると、とても悲しいですね。

 

 

愛羅が間違えてお母さんと呼んだことで覚醒

愛羅は幼い頃に母親を亡くしております。

愛羅の父親は「お母さんは遠い所に行ったんだ」と教え、愛羅にお母さんがいなくても強い子になるように育てられてきていました。

愛羅も、「強い子になる!」と甲斐甲斐しい返しをしていますが、どこか寂しい所もあったのでしょう。

 

『アクサラ』となった女の人をお母さんと勘違いして、“お母さん”と呼んでしまいます。

その出来事から、娘に対して深い情念を持っていた『アクサラ』は、愛羅を自分の子であると勘違いし始めたのです。

そして、「絶対に守る」とさらに強い情念を持つようになったのでした。

 

しかし、怪異となってしまった事で感情のコントロールができなくなり、愛羅に見てもらえるようになった事から暴走してしまいます。

暴走した結果、愛羅から化物と言われたショックから彼女を食べてしまいました。

招き猫となったターボババアが引き起こしたラッキーにより、体は吐き出されましたが、普通の人間である愛羅は死んでしまいます。

 

最後は愛羅を守り消滅する

 

愛羅が死んでしまった事で、オカルンとモモは蘇生をさせにかかります。

そんな時に『アクサラ』が「自分のオーラを愛羅にあげる」提案してきました。

直前まで戦っていた『アクサラ』を信じられなかった2人。

 

ですが、彼女が自分の口を引き裂いて、人間を食べられないようにした事から、信じて炎を移す手伝いをします。

モモの超能力で通信ケーブルの様に『アクサラ』と『愛羅』を繋ぎ、炎を移す最中、過去を見たモモは涙を流します。

無事生き返った愛羅に『アクサラ』は「ごめんなさい」と謝りました。

“守る”と誓った対象を傷つけてしまい、未練を残して体を崩して消滅していきます。

 

ターボババアによると、未練を残したままだと成仏が出来ないようで、消滅後誰の記憶からも残らなくなるようです。

後悔と自責の念を持ちながら、完全に消滅する間際の『アクサラ』に、愛羅は抱き着きました。

お母さん、愛してる、宇宙で1番幸せだったから」と告げ、『アクサラ』は消滅します。

その言葉を聞いた『アクサラ』は未練を残さず消滅したことで、成仏をすることができたようです。

見事に、最後は「娘を守る母親」として消えていったのでした。

 

 

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【ダンダダン】アクサラ(悪皿)の泣ける過去まとめ

 

まとめ

アクロバティックサラサラの過去について

  • アクサラは人間時代に1人娘を連れていかれた。
  • 怪異となり大切な娘との記憶を忘れていく
  • 娘に対する後悔や懺悔に苛まれていた
  • 愛羅が間違えてお母さんと呼んだことで覚醒
  • 最後は愛羅を守り消滅する

 

過去を知るととても不憫で、泣ける話でした。

 

作中で愛羅の言っている通り、成仏した先で娘と2人幸せに過ごして欲しいですね…。

この後の話で、愛羅が『アクサラ』の力を使って活躍をするところも含めて良い話でした。

こんな泣ける話もあるダンダダン、他にもとても面白い話もありますので是非、読んでみてください。

 

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