ワンパンマン、おもしろいですね! 展開が進むたびに、最初「なんだこいつ」と思ってたキャラクターも好きになっていきます。
たとえばA級1位のヒーロー・イケメン仮面ことアマイマスク。
村田版では「悪」を憎むあまり、怪人だけでなく、救出対象であるはずの民間の傭兵たちまで屠ろうとしますが……?
今回は、そんな謎の多いアマイマスクの正体について解説していきます↓↓
目次
アマイマスクの正体・怪人化は何巻何話?
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作中設定のみならず、圧倒的画力でガチのイケメンをお出ししてきた村田版・アマイマスク。
S級ヒーローでさえ頼りなく感じることも多い中、たかがA級1位のくせに偉そうなナルシストとして描かれてきました。
そんな彼に対し、早く怪人かサイタマにぎゃふんと言わされろと思っていた読者も多いはず(※個人の感想です)。
美、華、強さ、そして正義にこだわり、悪と醜さを許さないアマイマスクですが……
なんと、その正体は怪人でした。
では、どのエピソードで描かれるのか見ていきましょう↓↓
one版「120撃目」にて判明
アマイマスクは作中のだれもが認めるイケメンなのですが、登場する章によってビジュアルが変化しています。
おそらく、髪型だけではなく顔だちも。
一貫してイケメンでありつつも、周囲からは「また整形した?」と思われることも。
ちなみに、整形ではありません。
彼の見た目が変化するのは、怪人だからなのです。
村田版よりも先の展開を読むことのできるone版では、アマイマスクがサイタマ(の力とヒーローとしてのスタンス)を気に入り、「本物のヒーロー」としてプロデュースしようと接近してきます。
その際、サイタマと打ち解けるためか、はじめてアマイマスクは内心を吐露し、自身の正体を告白しました。
昔からずっと自身の見た目の醜さに劣等感があり、その醜さを呪うあまり怪人になってしまった……と。
村田版で157話でブサモンが天敵だと明かされた彼ですが、なんと彼こそがブサイクモンスターだったんですね。
正体① 人間ではなく「怪人」
”進化の家”のジーナス博士によると、人間が怪人になる方法はいくつかあるようですが、「悪癖の偏重・コンプレックス・欲求不満などのフラストレーションの爆発によって細胞が突然変異を起こした」というパターンもあるそうで、アマイマスクもこれに該当すると思われます。
カニの食べ過ぎ、着ぐるみが抜けなくなった、イケメンへの嫉妬……という理由などで怪人化する世界観なので、さもありなんといったところでしょうか。
ただその一方で、アマイマスクは怪人化する前から見た目の醜さを補うためにも、内面は品行方正で、正義の人間でいようとしていたというのも特筆しなくてはなりません。
怪人化にともない肉体を都合よく変化させることができるようになって、醜いというコンプレックスから解放されても、アマイマスクは怪人ながらにヒーローであり続けたのです。
ちなみに村田版でも、145話の怪人姫・弩Sとの戦いで、アマイマスクの顔と眼にひびが入る(血が出ず、傷もすぐに回復する)という、異常な様子を見ることができます。
正体② 本名はアマイマスクではなく「ビュウト」
異常な正義感を持ち、戦意を喪失したガロウをも処刑すると息巻いていたアマイマスク。
この過激さはどうやら怪人化に伴い、心まで怪人に寄っていったから(※怪人は極端な考え方のキャラが多い)だと思われます。
彼にとって「理想のヒーロー」であると認めたキングや、そしてサイタマには、常に一定の敬意を持ち、ヒーローネームを疎んでいるサイタマに合わせて、本名である「ビュウト」という名を明かしたりもしました。
おそらく、美しさを表すbeautyが由来でしょう。
ちなみに、サイタマに対するプロデュースに関しても、アマイマスクの「正義の心」と「自身の理想のヒーロー像を、心まで怪人化するまでに、実力者に託したい」という思いからで、特にそのほかの裏はないようです。
アマイマスクは怪人ですが、本気でヒーローとして、世界と人類を守ろうとしているのですね。
正体③ ずっと孤独に戦い抜いてきた怪人ヒーロー
態度が尊大なナルシストで、鼻持ちならないキャラクターだと思われていたアマイマスク。
しかし本当は、
- 怪人であることを誰かに打ち明けることもできず
- 怪人化していく心におびえながらも、市民を守るためにヒーローを辞めることもできず
- そして正義が暴走しそうになることに苦悩している
という、無免ライダーに勝るとも劣らない真のヒーローメンタルの持ち主だったのです。
S級をはじめとした多くのヒーロー(特に怪人に敗北を喫したヒーロー)に対して尊大な態度をとっていたアマイマスクですが、彼自身が弱かったところから成りあがり、正義を模索しているがための苛立ちもあったのでしょう。
アマイマスクについては、彼の正体とそれでも本当に正義の心があるのだということを念頭に置いて作品を読み返すと、非常に味わい深いです。
ずっと悩みながらも、孤独に戦い続けてきた悲しきヒーローなのです。
個人的には、村田版で描かれた豚神への審査などを見て「人間になりたいと願う変わった怪人なのか?」と邪推していましたが、実際は「怪人になってもヒーローでありたい」と奮闘し続けていたのだと……
アマイマスクの本質を思うと、豚神への審査もおそらくは自分が完全に怪人と化したときに、あとを託せる相手を探していたからなのでしょうね。
変身解除した素顔や強さは?
自分を人間側に位置付けたいが為に怪人を倒しまくってたアマイマスクが、サイタマ先生の言葉をきっかけに、人間態のままでは勝てない怪人を倒す為変身解除する展開ほんと熱すぎる 怪人なんかじゃないよ正義のヒーローだよ… pic.twitter.com/Qgu7SzxsZU
— ゆい (@19Fakelover) February 7, 2020
弩S戦でひびが入った村田版での描き方が顕著ですが、アマイマスクのあの顔は素顔の上に貼り付けたもののようです。
まさに「イケメン仮面」ですね。
怪人化する際に素顔がなくなったのではなく、美しい顔に”変身”しながら、内側に本来の姿を隠し決して他人の前では見せなかったのでしょう。
しかし、one版の121撃目で災害レベル”竜”と会敵し、「人間」として美しく整えてきた肉体では勝ち目がないと理解したアマイマスクは、サイタマの言葉を思い出し、彼が必死に隠そうとしていた「本当の姿」を開放します。
素顔① ブサイクで醜悪な顔をした怪人
変身を解除したアマイマスクの素顔は、”仮面”とは似ても似つかない醜悪な姿をしていました。
”アマイマスク”のファンは悲鳴を上げ、こっちを見るなと叫びます。
アマイマスクは単身で怪人を撃破し、遊園地にいる多くの人の命を救ったのに、それでも喝采はなく、感謝する者もいませんでした。
一般客たちも、彼が自分たちを助けてくれたことは理解していても、彼の本性が怪人であること、それをアマイマスクが隠していたことに対して、困惑と拒絶感が感謝を上回ったのですね。
そんな絶対的アウェーの中でも、もうアマイマスクは”仮面”のかぶりかたを思い出せず、場を治める手段を持ちません。
素顔② その醜さから人気が急降下して大批判される
同調圧力で現場の恐怖と混乱はさらに増し、石を投げるものまで現れました。
「退治した方がいい」「あんなの悪意の塊だ」「騙されていた」など、ひどい言葉でなじられ大批判。
”アマイマスク”のときから、ぐるりと手のひらを返されます。
これまでアマイマスクが、ヒーローや怪人たちに対してやってきたことが返ってきたのだとも言えますね。
ただ、ヒーローとしての立場を失っても、民衆の命を守りきったことは事実。
投げられる石をキャッチしたのは、現場に駆け付けたサイタマ。
「かっけえな」
”アマイマスク”という偶像が崩れ去った今、その穴を埋めるべくサイタマに「理想のヒーロー」になってくれるよう再度願うアマイマスクですが、サイタマは「理想のヒーローにはお前がなれ」と告げ、彼をどこかへと連れていきます。
強さ① 戦闘力は「S級」
アマイマスクはA級1位として長い間、他の下位ヒーローの昇格に蓋をしていました。
彼自身が口にしたように、彼のお眼鏡にかなわない下位ヒーローをS級にしないためにそのランクに陣取っていましたが、実際の実力はS級です。
アマイマスクのせいでS級に上がれなかった、本来ならS級相当だとされるA級最上位のイアイアン・オカマイタチ・ブシドリルの3人まとめてよりも強いことが示唆されていますね。
強さ② 災害レベル竜を1人で圧倒できるほど
アマイマスクを失墜させるほど追い詰めた怪人は「嫌なピエロ」。
最初は災害レベル”虎”程度だと目されていたのがリアルタイムで成長し、どんどんその災害レベルを”鬼”、そして”竜”と上げていきました。
他人からの注目度に比例して無尽蔵に強くなっていく嫌なピエロは、そこにいるだけで民衆の注目を集めるアマイマスクにとって、ブサモンに並ぶ天敵でした。
怪人協会編を見た方はご存知だと思いますが、相性にもよるとはいえ、”竜”を退治するのにはS級ヒーローが複数人必要とされています。
しかし”変身解除”をしたアマイマスクはこれを圧倒。
災害レベル”竜”をして命乞いをさせるほどの強さを見せましたが、代償としてこれまで積み上げてきた実績と人気のすべてを失いました。
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【ワンパンマン】アマイマスクの正体や強さまとめ
毎日、こいつが戻ってくるまで😭#ワンパンマン#アマイマスク pic.twitter.com/RNbiPKqCs7
— ラズベリーアイス (@0NBrKCy60YqbcFU) December 14, 2021
アマイマスクの正体・怪人化は何巻何話?
- one版「120撃目」にて判明
- 正体① 人間ではなく「怪人」
- 正体② 本名はアマイマスクではなく「ビュウト」
- 正体③ ずっと孤独に戦い抜いてきた怪人ヒーロー
変身解除した素顔や強さ
- 素顔① ブサイクで醜悪な顔をした怪人
- 素顔② その醜さから人気が急降下して大批判される
- 強さ① 戦闘力は「S級」
- 強さ② 災害レベル竜を1人で圧倒できるほど
サイタマは、遊園地の客からバッシングを受けるアマイマスクを連れてどこかに飛び去り、民衆の前からアマイマスクを隠します。
そこがどこかなのかは、2023年8月現在、まだ明かされていません。
ヒーロー協会、そして世間に彼の居場所はなくなりましたが、サイタマの言う通り「理想のヒーロー」となって戻ってくることがあるかは、今後の更新で明らかになるでしょう。
良くも悪くも見た目に左右されて、翻弄されながらも悪を許さぬ正義の心と、理想のヒーロー像を持ち続けたアマイマスク。
再登場が待ち遠しいですね!
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