「BLEACH」でおなじみの久保帯人新作【BURN THE WITCH】の第1巻が発売されましたね!
ウィッチと名のつく通り、魔法を使う2人の少女たちがドラゴンを討伐する物語です。
舞台となるのはロンドンですが、たびたび日本の話題や風習が登場します。
作者が同じこともあり、独特のギャグセンスや、ネーミングセンスは見ていて面白いです!
すでに週刊少年ジャンプで連載されていますが、単行本1巻の発売が開始されたので内容に触れていきます。
今回は【バーンザウィッチ】第1巻についてお話します↓↓
★この記事を見ることで、【バーンザウィッチ】第1巻の「感想」や「ネタバレ内容」が分かります!
※ネタバレ注意です
【バーンザウィッチ】1巻感想とあらすじネタバレ!
最近のキャラで言えば、バーンザウィッチの新橋のえるちゃんみたいな子が大好きです pic.twitter.com/rqq9Dppy2W
— ナナリス (@S7uirreL) September 30, 2020
魔法を使ったドラゴン退治と聞くだけで、テンションが上がる気がしますよね!
「ブリーチ」は死神となって虚と呼ばれる敵と戦う内容でしたが、【バーンザウィッチ】はどのようにストーリーが展開していくのでしょうか?
早速、解説します↓↓
第1巻の感想は久保帯人作「ブリーチ」を見ていると余計に面白い
まず、第1巻を読んで「ブリーチと似ている!」というのが率直な感想です!
久保先生という作者が同じなので当然なのですが、「ブリーチ」の懐かしい感じがありながらも、真新しい作品を楽しめます。
「主人公が2人の少女」
「独特の魔法を使う」
「敵がドラゴン」
大きく分けると、この3つが面白い要素だと感じました!
初めて見る方も楽しめる内容ですが、個人的には「ブリーチ」を見た方はさらに興奮するのではないかと思っています!
「尸魂界」という場所や「破面」の口元の仮面などが登場するので、既視感があって面白いです。
さらにブリーチの鬼道・破道の三十一「赤火砲」などのように、【バーンザウィッチ】でも魔法がナンバー化されています。
マジック #31 「ブルー・スパーク」という技も登場していました!
このように、もしすでにブリーチを見られた方は、なお楽しめる作品になること間違いなしです!
物語は「リバースロンドン」が舞台
冒頭でも触れましたが、【バーンザウィッチ】の物語はロンドンが舞台です。
日常生活している住民の世界を「表」と呼びます。
そして、ドラゴンが多く登場する裏の世界を「リバース」と言い、総称して「リバース・ロンドン」と呼ばれていました。
遥か昔からロンドンでは全死因の72%が「ドラゴン」によるもので、まさに害悪でした。
フロントの人間は、ドラゴンを視認することができないので、人に害を成すドラゴンを調査・管理・討伐する必要があります。
そこで、「リバース・ロンドン」に自然ドラゴン保護機関「WB/ウイングバインド」が設立されます。
新橋ノエルとニニー・スパンコール2人の主人公が「笛吹き隊/バイパーズ」で奔走する
ウイングバインドに所属する、「新橋ノエル」と「ニニー・スパンコール」は「笛吹き隊」という部隊に所属していました。
2人はそれぞれ「ニニーちゃん」「ニーハ」と呼び合う仲ですが、いがみ合うことも多いです。
バイパーズは、ドラゴンに関係する調査・収穫などの管理を司ります。
そもそもドラゴンとは、フロント世界でいう「異形の生物」のことを指すため、全てが竜のような見た目をしている訳ではありません。
乗用・繊維・燃料・鉱物・薬品・発電・食用など、その特性は多岐にわたります。
なので、ノエルやニニーは依頼を受けて、このドラゴンの管理に務めるのです!
「ドラゴン憑き」バルゴ・パークスのが害竜指定による討伐手続きをブルーノ・バングナイフから阻止する
ノエルのパンツが見たくて毎日追いかけ回すストーカー、バルゴ・パークスという男がいます。
今日もまた、バルゴはストーキングをしてノエルの鉄拳を喰らい喜んでいました。
そんなバルゴの愛犬「オスシちゃん」と、親友セルビーは「覆面竜」でした。
このドラゴンは、生物そのものに寄生することでずっと隠れることができ、期を見て中から飛び出てきます。
魔女を食うことで「不死身」になれると信じて、ノエル・ニニーを狙いますが相手が悪かったです。
最終的にはノエルの「対竜絶対殺害砲」にて、木っ端微塵にされます。
バルゴは、約10年間ずっとドラゴンに触れてきたこともあり「ドラゴン憑き」と呼ばれる体質へと変化していました。
この「ドラゴン憑き」は周囲のドラゴンを呼び寄せてしまう習性があるため、その後から「リバース・ロンドン」は忙しくなるのでした。
ブルーノが表から連れてきたのがニニーと同アイドルグループのメイシー・バルジャー
ウイングバインドには「トップ・オブ・ホーン」という最高意志決定機関があります。
そこには、各隊のスペシャリストが選出され8人が在籍していました↓↓
「魔陣隊」ブルーノ・バングナイフ
「呪歌隊」ロイ・B・ディッパー
「聖務隊」キュントナイア・ミリーヴ
「笛吹き隊」トロンボーン・タッキネン
「戦術隊」サリバン・スクワイア
「開発隊」サカ・リン
「経理隊」ハリー・シェイク
「人事神罰隊」ウルフギャング・スラッシュハウト
この中の、「魔陣隊」ブルーノ・バングナイフがバルゴを抹殺しようとします。
その理由が、「ドラゴン憑き」としてバルゴが覚醒したことで、ドラゴンが街にひっきりなしに現れるからでした。
これにより「トップ・オブ・ホーン」では、バルゴに「害竜指定」「討伐手続き」が開始されます。
ここで、ブルーノがフロントから連れてきていたのがメイシー・バルジャーでした。
メイシーはフロント世界で「セシル・ダイ・トゥワイス」というアイドルグループのメンバーです。
実は、そのアイドルグループのリーダーを務めているのが、ニニーでした。
そんな関係性もあり、ニニーはメイシーを助けようとします。
なぜなら、フロントの人間がドラゴンを見たり、接触することは固く禁じられていたからです。
もしそうなれば「禁固100年」もしくは「死刑」なので、どちらにしても「死」ということになります。
ブルーノは、直接的にバルゴを抹殺しようとしてメイシーを連れてきた訳ではなく、ただタイミングがかぶっただけでした。
メイシーはウォッチャーで竜・エリーを育てるも実は「童話竜/メルヒェンズ」のシンデレラだった
そもそもメイシーはなぜ、ブルーノによってフロントから連れてこられたのでしょうか?
実は、メイシーはフロント世界で、人間に見ることのできないはずの竜を見つけ、竜の幼体を育てていました。
メイシーは、フロントでもたまにしか生まれない極めて高い魔力を持つ「竜を見る者」だったのです。
そして、その竜にエリーという名前を付けて、リバース・ロンドンに一緒に来ていました。
バルゴを狙うブルーノ、それを阻止したいノエル、メイシーを刑からの逃すために躍起になるニニー。
この状況の中、エリーがブルーノに襲いかかります。
余裕のブルーノはエリーを殺そうとしますが、ここで驚くべきことが起きます。
なんと「透色竜鱗」という、並のドラゴンでは使用できない技を見せたのです!
さらにその後、エリーは月光によって羽化し綺麗な竜へと変貌します。
その特徴から、ブルーノは「童話竜」だと言います。
メルヒェンズとは、リバース・ロンドン誕生以前から存在すると言われる、童話になぞらえて付けられた7頭の竜のことです↓↓
●スノーホワイト
●レッドドレス
●ゴールデンアックス
●バブルズ
●シュガーハウス
●バンド・オブ・アニマルズ
●シンデレラ
まさかの展開に、さすがのブルーノもバルゴ抹殺は保留にし、ノエル・ニニーと3人でシンデレラ討伐を優先するのでした。
バルゴの「光の剣」に動きを止めたシンデレラをノエルたちの上官ビリー・バンクスjrが討伐した
シンデレラは額のツノを砕けば殺せるという伝承から、3人は力を合わせます。
しかし、大技を持ってしてもシンデレラは無傷のまま余裕でした。
シンデレラは羽ばたいて、バルゴやメイシーのところへいき攻撃します。
もはや、買い主であるメイシーのことは目に入っていないようでした。
ノエルとニニーも、2人を守るために必死に防ぎます。
そんな時、バルゴが手にしていたおもちゃの笛から「光の剣」が作り出されます。
みんなが目を丸くしながら「なにこれ?」と不思議がる中で、シンデレラもその剣に釘付けとなっていました。
その瞬間、光線がシンデレラの額を貫通して、ツノがきれいに破壊されます。
これにより、シンデレラは討伐されました。
実は、遠巻きに見ていたノエルたちの上官ビリー・バンクスjrが、魔法によって遠距離射撃したのです。
そして、その後シンデレラを討伐したのはブルーノの手柄ということになり、不満をもらすノエルとニニーでした。
バルゴの「光の剣」の正体が気になりますね。。
【BURN THE WICTH】単行本1巻についてまとめ
バーンザウィッチ単行本おしゃれすぎる pic.twitter.com/jDfFsRjVXT
— はる (@suki_yumiko) September 30, 2020
まとめ
● 【バーンザウィッチ】第1巻の感想は、「ブリーチ」を見ていると余計に面白い
●物語の舞台は「リバースロンドン」
●新橋ノエルと、ニニー・スパンコール2人の主人公が「笛吹き隊」に所属
●「ドラゴン憑き」バルゴ・パークスは、「害竜」指定され「魔陣隊」ブルーノ・バングナイフから狙われる
●ニニーがリーダーを務めるアイドルグループ「セシル・ダイ・トゥワイス」のメイシー・バルジャーは、ブルーノから連れてこられた
●メイシーは「竜を見る者」で、竜・エリーを育てたが、それは「童話竜」のシンデレラだった
●バルゴの「光の剣」に動きを止めたシンデレラを、ノエルたちの上官ビリー・バンクスjrが討伐した
正直なところ、第1巻から内容が盛りだくさんすぎて情報満載でした。
いきなり童話級のドラゴンも登場するなど、胸熱な展開で面白かったです!
第2巻も楽しみですね^ ^