異世界放浪メシ-勇者はその後どうなった?再会についても考察

公開日: 2024年6月16日 | 最終更新日: 2024年6月24日

 

現在召喚された国を離れてマイペースに旅を続ける、ムコーダ一行。

ムコーダが異世界に巻き込まれた形で召喚された際、一緒に居た3人の勇者は初め、スキル鑑定時にムコーダのスキルを馬鹿にしていました。

勇者3人はRPGに出てくる勇者のようなチートスキルだったのも大きな要因でしょう。

ムコーダは召喚された国レイセヘル王国の国王の話を聞き、「これはまずい」と感じ、自身が「勇者ではないため国でひっそりと過ごそうと思います」と願い出ます。

そして20枚の金貨を持たされ、勇者たちとは道を別ちレイセヘル王国から脱出します。

 

自身のスキルの有用性で異世界を楽しむムコーダですが、召喚された勇者3人のその後はどうなったのでしょうか?

今回は勇者たち3人のその後について、考察していきます。

※ネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください

この記事を見て分かること
  • 勇者3人の「その後」
  • ムコーダ一行との「関係性」

 

 

 

勇者たちのその後は?

 

ムコーダがレイセヘル王国を脱出する前に、今の情勢を聞き込みをしていました。

冒険者の多い酒場や道中を共にした行商人、街に居る子供と多種多様。

何かしらの情報を得るには人とのコミュニケーションからというのは昔からあります。

特に召喚されて右も左もわからない状態のムコーダにとっては、生きるための情報を得ようとすることは普段からやってきたことだからこそ出来たことでしょう。

 

変わって、3人の勇者たちは現役高校生。

王から「魔王討伐」を依頼され、流されるままに承諾。

特に、カイトにとっては妹が読んでいたライトノベルのような展開であると自覚していたこともあり、躍起になっていました。

不穏な空気を漂うレイセヘル王国に留まる勇者たちについて考えていきます。

 

その後は王の命で戦争に参加していると考察

ムコーダの聞き込みによって発覚したのは、レイセヘル王国が「戦争」を起こそうとしていることでした。

ムコーダが移動している際も、国境封鎖などキナ臭い状態であることが分かります。

多方面へ侵攻を行おうとしていると冒険者からの話にありました。

なのでおそらくですが、3人の勇者をレベルアップさせて戦争に投入するのが王の狙いであると推察できます。

 

 

冒険者登録後にレベルアップ特訓 (書籍版)

書籍版の閑話にて、3人の勇者たちの描写がカイトの視点で描かれています。

ムコーダが立ち去った後、勇者たちは騎士団長から「力をつけろ」と言われ冒険者登録をと勧められます。

そこで、騎士団の中でも精鋭と呼ばれるレナード、アーロン、ルイーゼの3人と知り合いになります。

それぞれ、異性の教育係が付いたことで3人ともその相手に赤面するほど。

見た目が整っているのもあって、まんざらでもない様子の勇者たちでした。

 

国賓扱いということで騎士団の3人と共に優先的にダンジョンへ潜り、レベルアップを図ります。

ゲームの感覚でモンスターを倒すカイト。

カノンとリオも魔法を繰り出して応戦して、ジャイアントポイズンスパイダーを討伐。

レベルアップを果たし、成長を見せていますが、騎士団の3人の会話は上から早くしろとせっつかれている様子で訓練について話合っていました。

 

カイト(斎藤櫂斗)のその後

騎士団の3人に連れられて、ダンジョンで着々と成長しているカイト。

勇者として、そしてルイーゼに良いところを見せようと奮闘していました。

リオのブレスレットに気付き、その様子に羨みながらも自身も頑張って恋慕しているルイーゼにアクセサリーを渡せたらと胸に抱いていました。

 

ですが、様子がおかしくなってしまったリオを機に、そのアクセサリーは隷属の腕輪ということを知ることとなり、国の方針を理解したカイトはカノンにレイセヘル王国を脱出しようと話します。

なるべく遠くの国へと2人は考えますが、すでにレイセヘル王国は近隣の国への戦争の開戦を目前に控えている状況。

レイセヘル王国との戦争があるため、レイセヘルと協力関係にないマルベール王国まで逃げようと準備をし始めます。

 

脱出の機会を伺い、冒険者ギルドで受けた依頼の帰り道にグレートウルフに遭遇し戦闘をした際に、リオが腕ごと腕輪がなくなったのを見てチャンスだと思いレイセヘル王国から逃げ出します。

道中で魔物との戦闘でレベルアップしながら、魔法もリオの助言もあってゲームのイメージを用いてクオリティをあげていきました。

無事マルベール王国へ到着し、レイセヘル王国から脱出することが出来ました。

 

その後、3人で冒険者としてマルベール王国で生活し、カノンとリオと結婚をします。

冒険者の生活を続けながら、ダンジョンへ潜った際に見つけた宝箱で「エリクサー(劣化版)」を入手し、リオの腕が治ることに心底喜びました。

その後については本編で、デミウルゴス神がムコーダに語りムコーダから羨ましがられるという状況になります。

食生活は以前に比べて天と地ほどの差はあれど、3人で生きると覚悟を決めたカイトは幸せな様子であることが伺えます。

 

 

カノン(大野花音)のその後

カノンもカイト同様にレベルアップに勤しんでいました。

リオのブレスレットを茶化しながらも、アーロンから貰えるのを期待しているといった様子。

しかし、リオの様子がおかしくなってしまったことを機に、彼女がつけているブレスレットが「隷属の腕輪」だとわかります。

カイトから「近々アーロンからブレスレットを渡されるかもしれないからうまくかわせ」と言われ、1度はかわせましたが2度目はないかもと告げます。

カイトと共に、時間が迫る中レイセヘル王国からマルベール国脱出方法を考え、虎視眈々とその機会を狙っていました。

 

そして、そのチャンスは冒険ギルドで受けた依頼の帰り道に起きました。

カイトの攻撃魔法で、森を駆ける3人は必死に逃げます。

道中、魔法詠唱の短縮やアニメやゲームで見た魔法の想像を再現したりと使用できる魔法を増やしながら無事、脱出することができました。

着用していた鎧はレイセヘル王国の紋章が入っていたため、それらを脱ぎ地中に埋めてマルベール王国に入国して、王都へ向かうカイトたち一行。

冒険者として生活して、マルベール王国の教会でカイトと結婚します。

 

ダンジョンへ行った際、ふと違和感を覚えた箇所をくまなく探すと宝箱を見つけます。

鑑定で、その宝箱には罠はないとわかったため、開けると「エリクサー(劣化版)」を入手。

これでリオの失った腕を治せると、大泣きしてカイトとリオと喜びあいました。

召喚されてから波乱万丈ではあったものの仲間とともに、危機的状況を打破して楽しそうに暮らしているのが伺えます。

風のうわさで、フェンリルを連れたSランクの冒険者が居ると聞いており、それがムコーダだとは1㎜も思っていない様子でした。

 

リオ(吉田莉緒)のその後

カイト、カノンとともにダンジョンでレベルアップをするリオ。

冒険者ギルドへ向かう途中で、2人に身に着けていたブレスレットについて問われます。

リオはレナードから、体力がないのが心配だと身体強化の魔法具だとブレスレットを渡されて嬉々として付けていました。

レナードの呼び方も変化していて、関係が変わったのだと察して2人は恋バナとして賑わっていました。

 

ですが、そのブレスレットは騎士団の3人からの罠であったことが明かされています。

ムコーダが、ドランに滞在している時に、様子がおかしくなったと閑話3人の勇者~王国からの逃走①~にて描かれていて、リオ自身の意志とは関係なく、ブレスレットをつけた主の命だけを聞く奴隷のようになってしまいます。

様子がおかしくなってしまった原因は、レナードから受け取ったブレスレット。

 

カイトがこっそりと騎士団の3人の会話を聞いて発覚したのは、リオが身に着けているブレスレットは身体強化の魔法具ではなく、相手を奴隷のようにできるという恐ろしいものでした。

カイトとカノンが脱出の機会を伺い、冒険者ギルドからの依頼の帰り道にグレートウルフに遭遇し、戦闘を行います。

そこで、グレートウルフからの攻撃で腕ごと吹っ飛ばされてしまい負傷。

 

ですが、腕輪が外れたため「チャンス」と思ったカイトが怪我を負ったリオを背負い、カノンとレイセヘル王国を脱出。

カノンの回復魔法やポーションもあったため、道中で意識が戻り、隷属の腕輪の効果もなくなったのでまともに戻りますが、片腕を失っていることで劣等感が募ります。

ただ、カイトとカノンはリオの魔法の才能をかっており、レイセヘル王国で分厚い魔法書を読み、異世界に来てから魔法について知る探求心は大きかったようです。

魔法についてカイトとカノンに、イメージしやすいように教えたりと異世界に順応している様子が伺えますね。

マルベール王国に到着し、脱出出来はしたものの腕は治らないまま生活をします。

 

そして、王都の教会にてカイトと結婚をします。

重婚ではありますが、本人たちが幸せそうなのでそれが正解なのでしょう。

ある時、ダンジョン内でカノンが宝箱を発見し、その中からエリクサーを見つけますがすぐには使用せず、人目を避けて使用しようと提案します。

面倒ごとが起きないようにと慎重になるのも、レイセヘル王国の件があったからかもしれませんね。

 

ムコーダは勇者と再会していない

異世界の旅を満喫しているムコーダ一行ですが、勇者たちの行動は創造神デミウルゴスから伺います。

現在ムコーダが居るのは、レイセヘル王国から一国離れたレオンハルト王国。

かなり早い段階でレイセヘル王国から脱出していたため、勇者たちの現在についてはまったく分からない状況でした。

勇者たちと再会することは恐らくないかと思われますが、創造神デミウルゴスを通じてスイ特製のエリクサー(劣化版)を譲渡したり間接的に救っています。

そしてカイトたちが結婚したこともデミウルゴスから聞いて、悔しがる様子が本編で語られています。

 

 

【とんでもスキルで異世界放浪メシ】他の勇者のその後についてまとめ

 

まとめ
  • レイセヘル王国の戦争に巻き込まれそうになる
  • 騎士団精鋭のハニートラップにかかる
  • カイトたちは最終的に勇者としてではなく冒険者となる
  • レイセヘル王国から脱出し、マルベール王国で3人は結婚する
  • ムコーダとの再会はない

 

以上、3人の勇者たちのその後についてでした。

ムコーダにとっては、召喚に巻き込まれた形ですが同郷の出身者たちです。

彼らは、最初ムコーダのスキルを馬鹿にしていましたが、食というのは人間の三大欲求にも含まれるほど根深いものなので、彼らが同行していたら楽しい異世界旅になったのではないか?と思ってしまいます。

 

アニメではCパートで少し出ていましたが、原作小説では彼らの状況はあまり良いとは言えませんね。

そういう面では、早々に脱出できたムコーダが主人公でよかったのかもしれません。

最終的にどうなったのかは小説家になろうにも、原作小説にも描かれていませんが、楽しく異世界生活を過ごしていると良いですね。

 

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