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最遊記で孫悟空の大罪の過去とは?記憶が戻り思い出すのは何巻か解説

公開日: 2021年12月22日 | 最終更新日: 2022年1月16日

 

大人気作品【最遊記】シリーズ。

三蔵一行こと「玄奘三蔵・孫悟空・沙悟浄・猪八戒」(と、ジープ)の、世直し旅が面白い作品です。

 

この記事では、その中でも「孫悟空」に触れていきたいと思います。

悟空と言えば・・
  • 食いしん坊
  • だいたい沙悟浄と言い争っている
  • 天真爛漫でいつも明るい

 

そんな悟空ですが、実は人間でも妖怪でも神でもない「異端の存在」とされています。

この異端とは「出生」のこともそうですし、その「過去」もそうです。

 

三蔵たちとの出会い、さらに皆と出会うまでに何があったのか?

そして、悟空は過去に何をしでかしたのか?

 

単純で真っ直ぐな性格の悟空は、どんな過去を乗り越えてきたのか気になりますよね!

この記事を見て分かること
  • 悟空の「過去
  • 悟空が起こした「大罪
  • 消された「記憶」を思い出す可能性

 

 

 

最遊記で孫悟空の大罪の過去とは?

 

最遊記で各キャラの過去が少しづつ描かれていますが、悟空のお話は「最遊記外伝」として全4巻にまとめられています。

最遊記で描かれている世界から「500年前」に、天界で起こったことが悟空に関係してきます。

玄奘三蔵と出会う前に、ずっと閉じ込められていた理由は全てここにありました。

 

果たして、天界ではどんなことが起こったのか?

悟空が大罪人で悪人なのか?

 

あの天真爛漫な悟空に何があったのか、深堀りしていきましょう↓↓

 

孫悟空はかつて天界人を虐殺する「大罪」を犯していた

 

悟空は「仙岩」という、花果山の頂にある巨岩から生まれたとされています。

生まれつき特殊な目「金晴眼きんめ」を持つ異端な存在だったため、野放しとはいきませんでした。

天界は悟空に目を付け、保護という名目で連れていきます。

天界では「無殺生」が基本なので、そこで生活をすることになりました。

 

そこで、悟空は「天界一の闘神・哪吒ナタク」と友達になり、2人は仲を深め親友となります。

しかし、ナタクの父・李塔天はそれを良しとせず、地位の維持のために「無き罪」を悟空にかぶせようとします。

 

さらに李塔天は、悟空を庇う「倦廉けんれん」「金蝉こんぜん」「天蓬てんぽう」の3人も目障りに感じていました。

そして、なんと息子・ナタクに「殺せ」と命じたのです。

父の命令と悟空との友情」で揺れたナタクは、自害を選びました。

 

この出来事により、悟空が暴走。

天界人を次々に虐殺してしまったのです。

この虐殺により、悟空は「大罪人」となってしまうのでした。

 

あのチビっこくて、無邪気な悟空に何が起きたのでしょうか?

 

 

「哪吒の死」が引き金となり斉天大聖へと変貌する

李塔天に命令され、悟空を攻撃するナタク。

友達同士の悟空とナタクを戦わせたくなくて、庇う倦廉大将。

しかし、悟空を殺しにかかる寸前でナタクは止まり、自身を刺してしまいます。

 

ナタクは気が遠くなっていく中で、悟空と一緒に遊ぶところを夢に見ながら亡くなっていきます。

死んでしまったナタク。

しかし、そんな姿を目の前にしても、平然と物扱いする李塔天。

 

これに悟空はキレて、襲いかかるも天界人に押さえつけられてしまいます。

そこで耐えきれない怒りが爆発し、悟空の額に付いていた「金鈷きんこ」が外れ、本来の姿「斉天大聖」となります。

斉天大聖は、理性がなくただただ殺戮を繰り返すマシーンです。

そうして、周りにいる天界人を次々と殺してしまいます。

 

悟空はただ「友達のナタクを守りたかっただけ」「一緒に遊びたかっただけ」だったのです。

 

慕っていた「金蝉・倦廉・天蓬」の3人と死別してしまう

天界人を虐殺し理性を失った悟空でしたが、観世音菩薩に気絶させられ何とか暴走が止まります。

殺されそうなところを、金蝉が止めに入ります。

しかし、金蝉、倦廉、天蓬は悟空を庇った罪で「謀反人」となりました。

こうして、天界全体から命を狙われることとなり、逃亡劇が繰り広げられます。

 

4人は地下にある下界に繋ぐ門を目指しますが、道中にあったのは異形の者たち。

実はこれは、ナタクになり損なった者たちの末路でした。(人造人間の失敗作)

 

獣たちが放たれ襲いかかってくる中、1人囮となるために残る倦廉。

襲われ、血だらけにされ動くこともできない中「骨の一つも残すんじゃねぇぞ!生きろナタク!!」と叫びながら残酷な死を遂げます。

 

さらに天蓬も、下界の門の前に立ちはだかる天界人に1人飛び込んでいき、斬られながらも前に進んでいきます。

悟空、金蝉の2人を門にたどり着かせるために戦い続けますが、相打ちの末に腹を切られ血だらけになり最期を迎えました。

 

ようやく下界の門に辿り着き進もうとしたところに、李塔天が立ちはだかります。

なんとか門を開き、下界に行こうとしましたが、その途中で李塔天が門を閉じようとします。

悟空だけでも行かせようと押し出した金蝉は、少し間に合わずに門に挟まり圧死してしまいました。

次は、必ず俺がお前に手を差し出すから」と言い残して。

 

想像以上に残酷な死に方をしてしまう3人。

ある意味リアルに描かれているのではないでしょうか。

 

 

観世音菩薩に「天界での記憶」を消され名前だけが残る

悟空は下界へと繋ぐ門の前にずっとうずくまっていました。

そこに観世音菩薩が現れ、死別した3人に代わり「お前に出会えてよかった」と伝えにきます。

 

しかし、悟空の罪が消えたわけではなく「500年の孤独」という罰が課せられます。

さらに、観世音菩薩の力をもって「天界での出来事」「出会った者全ての記憶」が抹消されました。

「悟空にとってそれが救いであってほしい」と「希望の種子を抱いて眠れ」と祈ったのです。

観世音菩薩なりの優しさだったのかもしれません。

 

それでも、魂に刻まれた記憶は消して消えることはありません。。

ただ、そんな中でも「唯一消さなかった記憶」があります。

それは「孫悟空という名前」でした。

 

目覚めた悟空は、今どこにいるのか、いつからここにいるのかも分かりません。

分かるのは自分の名前「悟空」ということだけでした。

悟空という名前を与えた金蝉が生きた証として残るように、観世音菩薩が気をつかってくれたようです。

 

最終的には五行山に「500年間」幽閉された

500年の孤独」という罪を背負った悟空。

五行山」という山に幽閉され、ずっと1人で過ごします。

ずっと誰かを待っているような気がしているが、呼べる名前も知りません。

 

そんな中、1人の男が五行山に訪れます。

それこそが「玄奘三蔵」です。

悟空は、天界で誰かと出会った時のように「すげぇキラキラしてる。まるで…

そこで、空の描写に変わります。

 

悟空は「時間の流れさえも、下界と遮断する封印の札がその効力を失うまでの長い長い幽閉」となっており、歳も取らず、成長もしません。

一体、どれだけ長く感じたのでしょうか?

想像も絶する孤独ですよね。

 

ただお腹が空かないというとこだけが救いです。笑

 

 

記憶が戻り思い出すのは何巻か解説

 

記憶が消され、500年間ずっと孤独と戦ってきた悟空。

そんな悟空には、天界での記憶が戻ることはあるのでしょうか?

 

観世音菩薩が言う通り、思い出さない方が幸せなのかもしれません。

しかし、物語的に思い出さないのも少し寂しい気もしてしまいます。

 

ナタク、金蝉、倦廉、天蓬らのことを思い出す可能性はあるのか、見ていきましょう↓↓

 

悟空の記憶が戻る描写は「原作漫画にはない」

「最遊記RELOAD BLAST」で、悟空がナタクと再会するシーンがあります。

しかし、ナタクは機械のようになっていて記憶もありません。

ナタクに感情がないため、妖怪を殺すため誰でも構わず攻撃。。

かつての明るい無邪気なナタクの姿は、もうどこにもありませんでした。

 

一瞬、悟空とナタクの視線が交わります。

しかし、互いに記憶がないため会話もせず終わります。

しかし、ナタクを見た悟空はとっさに口を開き何かを言おうとしました。

ただ言葉が出ず、自身でも何を言おうと思ったのか分からず困惑してしまいます。

 

ここから、悟空はまだ記憶を取り戻していないことが分かります。

 

OVAの「最遊記RELOAD-burial-」にて1度だけ記憶について触れられた

三蔵と出会ってからの話が描かれているOVA「最遊記RELOAD-burial-」。

悟空を連れて下山し、院に住まわせていた玄奘三蔵。

ですが、後に悟空が「神にも等しい力がある子」だと知らされます。

 

その後、悟空の金錮が外れ、暴れ狂う事件がありました。

斉天大聖となった悟空でしたが、玄奘三蔵により抑えられ落ち着いた後、泣きながら「また置いていかれたんじゃって…」と言う時があります。

記憶がないのに「また」というワードが気になります。

 

斉天大聖は記憶が残っているのか?

 

1人で幽閉されていたことを思って、孤独を嫌がり「また」と言ったのか?

 

「外伝」で、観世音菩薩が「記憶がなくなっても魂には残っているかも」というシーンがあった通り、本能的にみんなが亡くなって1人になるのが怖かったのかもしれません。

 

悟空は斉天大聖時の「記憶が残っている」と考察

先ほど、斉天大聖になった時の「また置いていかれたんじゃ」というセリフに触れました。

このシーンから、悟空は無意識にでも「金蝉たちのことを覚えている」のではないかと考えられます。

それがなければ、このセリフは生まれません。

 

普段、封印されている斉天大聖は出てきた時に理性が飛んでいます。

それゆえに、周囲を気にせず暴れ狂うのです。

なので、斉天大聖時には言葉を喋ることもほぼありません。

 

斉天大聖になったときに暴れている記憶も、悟空にはないです。

同じ身体を持ちながらも「全くの別人格」だと言ってもよいでしょう。

しかし、ただ魂は2人で1つなので、斉天大聖側に記憶が少しでも残っているのではと思います。

そうなれば、いつか悟空が天界での出来事を思い出すのかもしれません。

 

【最遊記】孫悟空の過去のまとめ

 

まとめ
  • 孫悟空はかつて天界人を虐殺する「大罪」を犯していた
  • 「哪吒の死」が引き金となり斉天大聖へと変貌する
  • 慕っていた「金蝉・倦廉・天蓬」の3人と死別してしまう
  • 観世音菩薩に「天界での記憶」を消され名前だけが残る
  • 最終的には五行山に「500年間」幽閉された
  • 悟空の記憶が戻る描写は「原作漫画にはない
  • OVAの「最遊記RELOAD-burial-」にて1度だけ記憶について触れられた
  • 悟空は斉天大聖時の「記憶が残っている」と考察

 

以上、悟空の「過去と記憶」についてでした。

悟空が大罪を犯したのは友達のためで、物扱いされているナタクを思っての行動でした。

確かに天界人を残虐してしまったのは良くないですが、金蝉たちが残酷な死を迎えるほどな出来事だったのか?

悟空の記憶がないことだけが、唯一の救いです。

 

500年の孤独を経て三蔵たちに出会えたことは、観世音菩薩にはお見通しだったのでしょうか?

「金蝉、倦廉、天蓬」3人の生まれ変わりのような存在の「玄奘三蔵、沙悟浄、猪八戒」。

さらに、下界で再会を果たした「悟空とナタク」。

 

いつか2人が「約束」を果たせることがあると信じて、続編を待ちたいと思います^ ^

 

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