週刊少年ジャンプで連載されている作品『願いのアストロ』。
ついに単行本の記念すべき第1巻が発売されたことで、より勢いがついている作品ではないでしょうか。
そんな『願いのアストロ』ですが、実は一部の読者から同じくジャンプ作品の「『ワンピース』に似ている」といった声が見受けられます。
『願いのアストロ』はアウトローと異能バトルをテーマにしている作品であり、またあの人気作品「東京リベンジャーズ」と同じ作者であることからかなり注目を集めている作品です。
そこで、この2作品のどういったところが類似していると言われてしまうのか、考察していきたいと思います。
- 『願いのアストロ』と『ワンピース』の類似点
- 主人公の類似点
目次
作品ではなくヒバルとルフィに似てる点が多い
願いのアストロ普通に最近面白くなってきた。
ヒバルわんちゃんゴン系主人公なことある? pic.twitter.com/GlLCD5a5s3— だいくん (@bumprock_1011) August 9, 2024
ネットやSNSの口コミをよく見てみると、『願いのアストロ』と『ワンピース』は”作品として”似ているというわけではないようです。
調査の結果、両作品の主人公であるヒバルとルフィが似ていると言われているようでした。
そこで、この2人の主人公のどのような点が似ていると言われるのか下記にて考察していきます。
あくまで、客観的にキャラを考察するものであり、作品を否定する内容ではございませんのでご安心ください。
類似点① 戦闘スタイル
まず1つ目は戦闘スタイルが似ています。
ヒバルの戦闘スタイルはステゴロによる格闘戦がメインです。
どんな相手に対してでも一歩も引くことなく、被弾を喰らっても気にせずに戦いの中で活路を見出し勝利の道を切り開く戦いを行います。
また、ルフィもゴムゴムの実の能力を使い、簡単に言えば殴る、蹴るなど格闘戦がメインです。
被弾しても、そもそもルフィにはゴムゴムの実の能力で効果が無いため、ヒバルと同じようにひるむことなく戦うことができます。
このような武器を持ってではなく、自身の能力を活かした肉弾戦を行う2人の戦闘スタイルが似ていると言われる、一つの要素となっているのではないでしょうか。
ただもちろん違う点もあり、手数の多さや攻撃範囲、機動力、形態の多さは、各々で得意不得意がありそうです。
ヒバルは、一撃の攻撃こそ非常に強力ですが連続での攻撃が難しく、また攻撃範囲の狭さや機動力の足りなさも目立ちます。
対してルフィは、「ゴムゴムのガトリング」を使い複数人を一気に蹴散らすことができたり、ゴムのように腕を伸ばすことで遠距離にいる敵も攻撃が可能となっています。
さらに、機動力についてもルフィは「ギア2」を使うことで、自身のスピードを高めることもできるといった点もありますね。
ルフィの弱点として刃物系の物理攻撃を受けられないということがありますが、反対にヒバルはアストロを使うことで刃物の攻撃も防ぐことができます。
このことから、戦闘方法・スタイルは確かに似ていますが、戦闘の得意な事や弱点などはヒバルとルフィでは異なるようです。
どちらかと言えばルフィの方が弱点の少ない印象ですが、そこは長い年月をかけて激戦を繰り広げてきたキャラですので当たり前とも言えますね。
ルフィと似ているヒバルであれば、今後もさらなる成長を見せてくれると期待したいところです!
類似点② 技名
2つ目は技名が似ています。
ヒバルもルフィも攻撃を繰り出すときには、その技名を叫びながら攻撃を仕掛けます。
しかも、お互いに性格の問題であるのか、技名が子どもでもイメージしやすい程度に単純な印象が強いです。
例えば、ヒバルであれば「ステゴロマグナム」、ルフィであれば「ゴムゴムの〇〇」と言った形で、技名を聴くだけでイメージしやすく、さらに印象に残りやすい技名になっていますよね。
どちらも「銃」をモデルにしていることからも似た印象を受けやすいですね。
類似点③ セリフ
3つ目は、ヒバルとルフィそれぞれのセリフが似ています。
例えば、ヒバルは「自分の拳は銃弾だ」と言っていましたし、ルフィは「自分のパンチはピストルより強い」と言っていました。
細かいニュアンスの違いはあれど、本人たちが相手に伝えたい意味自体はほぼ一緒だと思われます。
また、自身の攻撃を銃弾(ピストル)に例えることも似ていると感じる要素の一つでしょう。
2人とも主人公ということもあり熱い気持ちのこもったセリフを言うこともあれば、たまにのんきな発言をするといった点もヒバルとルフィが似ていると感じますね。
類似点④ 顔
4つ目は2人の顔が似ています。
怒った顔や驚いたときの顔が似ていることもそうなよですが、そんなシンプルなものではないです。
両作品の作者とも他にはない絵柄を持っているため、絵柄自体のことではありません。
2人とも顔に傷があるという特徴が似ていると思います。
傷がある場所についてはヒバルとルフィで異なるものの、スカーフェイスという目立つ特徴を両主人公が持っていると似ていると言わざる負えません。
また、ヒバルは×印のような傷であり、ルフィは3本戦で縫った後のような傷をしています。
どちらもあえてかは分かりませんが、痛々しく生生しい傷というよりは、残っていることが分かる程度の傷である点も似ているのです。
類似点⑤ 性格
5つ目は性格が似ています。
これまで見てきた、セリフが似ているといったことにも通じてくる内容でしょう。
ヒバルもルフィも、自分のことよりも仲間などの自分以外の誰かが傷つけられたり、悪く言われることがあれば激怒するシーンが多数でてきます。
ヒバルは、親しい者を傷つけられて怒りを露にしましたし、敵であっても仲間内のことを悪く言う相手に対しては嫌悪している様子でした。
またルフィも、自分のことを悪く言われても気にしないものの、仲間や友人を悪く言ったり傷つけた相手に対しては怒りを見せていました。
このような仲間想いな性格が、両主人公とも似ているのです。
類似点⑥ 憧れの人
最後に6つ目は憧れの人がいる、という点が似ています。
ヒバルは自分の父親である世剣金剛に対して、そしてルフィは命の恩人であるシャンクスに憧れを抱いています。
『願いのアストロ』の世剣金剛は、暴力団・世剣組の組長を務めていて、弱い者を助け時には強い者を倒すという義侠心を持っており多くの人たちから慕われていました。
そんな金剛の背中を見てきたヒバルは、たとえ時代を逆行しているとしても金剛のような真に強いヤクザになりたいと憧れていたのです。
また『ワンピース』のシャンクスは赤髪海賊団の大頭であり、戦闘力が高いのはもちろんですが、大きく優しい心を持っている人望の厚い漢でした。
ルフィは、自分の命の恩人であることや、そんな心の強さを持っているシャンクスにあこがれを抱いて海賊になることを決意しました。
このように、金剛とシャンクスは周りから厚い信頼を受けており、本当の意味での強さをヒバルとルフィに見せていた存在だったのです。
そんな2人に憧れている2人の主人公という設定にも共通点があると感じます。
【願アス】ワンピースのパクリと言われる理由まとめ
願いのアストロ 今週めっちゃくちゃ面白い!!
書き込みが煩いわけではないのに画面が華やかだし、
何よりヒバルのイカれ具合が最高すぎる
仲間ですらドン引きしてるの爆笑した pic.twitter.com/K8E0Iim7aV— ぽっぴんぐ (@pppingshower) August 5, 2024
ここまで『願いのアストロ』が『ワンピース』に似ていると言われてしまう理由についてまとめてみました。
- 作品自体ではなく主人公のヒバルとルフィが似ている
- 類似点① 戦闘スタイル
- 類似点② 技名
- 類似点③ セリフ
- 類似点④ 顔
- 類似点⑤ 性格
- 類似点⑥ 憧れの人がいる
このようにまとめてみると、確かに2人の主人公には似ている点が多々見られました。
もしかすると気がついていないだけで、他にも似ているところがあるかもしれませんね。
ただ、もちろん異なっている特徴もありますし、どちらも作品の中では欠かすことのできない魅力的な主人公であることには変わりありません。
『ワンピース』の方が連載も長くルフィも長いあいだ冒険をしていますから、どことなくルフィの方が主人公としては勝ってしまうのだと思います。
しかしながら『願いのアストロ』はまだまだ連載が始まり序盤の方であると思うので、今後ヒバルがどのような活躍や成長をみせてくれるのか非常に楽しみなところです!
ルフィも驚くほどの主人公っぷりをぜひ見せてほしいと思います。