リコリスリコイルは難しいし意味不明？設定が雑でわからない理由を考察

主人公の明るさやギャグ要素を交え、シリアスなストーリーを暗くなりすぎずに絶妙なバランスを保ちながら描くアクションアニメ「リコリス・リコイル」。

作画が綺麗でキャラも皆魅力的のため人気も高いですが、中には「物語の設定が雑なのでは？」「結局何が目的だったの？」というような意見もあるようです。

確かに作品を見てみると、理解が難しい思想のキャラが居たり、設定が多少甘いと感じることがありますね。

今回は、「リコリス・リコイル」の意味不明なところ、設定が雑で分からない理由について考察していこうと思います↓↓

リコリスリコイルは 難しいし意味不明？

「リコリス・リコイル」1話感想
とりあえず話は難しいなとは思いましたが、キャラの可愛さや本格的なアクションシーン、今後を暗示するような不穏な要素等、1話からめっちゃ面白かったです！
これはもしかしたら今期どころか今年の新作アニメの中でもトップクラスかもしれません！#リコリコ pic.twitter.com/XJSVFdUuXG

— 瑞まみれ提督㌠ (@kitakamisan1206) July 20, 2022

筆者が初めて「リコリス・リコイル」を見た時、設定の甘さや難解な思想のキャラが多少気になりました。

リコリコは全体的に面白く、主人公や周りのキャラがみんな可愛く魅力的なのでスムーズに見ることができます。

しかし、何回見ても分からない部分もあり、様々な憶測や意見が飛び交っている原因の1つかなと思います。

では、ここからは個人的に気になった部分を1つずつ見ていき、リコリス・リコイルの意味不明なところ、雑なところを詳しく解説していきましょう↓↓

考察① 「平和維持=DA」という設定が雑

リコリス・リコイル #11【地上波同時・独占先行】 @ABEMA で視聴中 https://t.co/HHgsyCnUKp #リコリコ
話の都合なのかもしれないけれど必要以上にDAが無能でちょっと……

— オウル (@eule_no) September 10, 2022

リコリス・リコイルを語る際に欠かせない存在、それが「DA」です。

DAは、犯罪を未然に防ぐためにテロリストや危険な犯罪者を暗殺する公的な機密組織で、リコリスはDA内の部隊という位置付けです。

リコリスは殺人を許可されている他、DA本部は関係者以外場所を知らないどこかの山奥にあり、社会的に知られてはならない存在であることが分かります。

ただ、社会の目から覆い隠すことを撤退している割には、ハッキングによる通信障害に対処できず偽の情報に踊らされ、ミスは隠蔽したり真島討伐の際は罠に引っかかるなどなど数々の失態が見られました。

ここから、下記のような疑問が出ているようです↓↓

また、個人的に気になったのは「リコリス」達の制服。

あまり人目につかないよう高校生風の格好をしているのですが、リコリスがテロリストの標的になってしまった際も着用していました。

「制服のままだと逆に目立ってしまい危険なのでは？」「DAは何の指示も出さなかったのか？」という声も出ていることから、平和の維持を任される特殊機関としてはやや安易なように感じますね

考察② 孤児だったリコリスたちのキャラ設定が不明

今日もリコリコしてきたぁ！！！
ちさたきの活躍も楽しみだし、日本中に暴かれたリコリス達の行く末も気になる…✨

生い立ちはもう触れないのかな🎂
孤児の誕生日は拾われた日って聞くけど、千束とフキが隣なのは縁ですかね、、果たして(-ω- ?)#リコリコ pic.twitter.com/5ajeJu3ugT

— シラス＠低浮🌸 (@Shirashhu) September 17, 2022

リコリスに所属する少女達は、戸籍のない孤児です。

みんなそれぞれ悲しい過去を背負っていると推測されますが、誰1人としてその過去が語られることはありませんでした。

性格や生い立ちを深く語るからこそそのキャラの立ち位置が確立し、感情移入しやすいものです。

しかし、過去が全く分からない上に主人公の千束やたきな以外は登場回数が極端に少なく、上っ面の性格しか知ることができません。

魅力的なキャラが多いからこそ、少しもったいない気がします。

せめて、フキやさくら、エリカぐらいは過去を掘り下げても良かったかもしれませんね。

考察③ 千束の非殺傷弾の理由が終盤まで明かされない

#リコリコ、4話
千束が不殺(剣心？)を誓ったのは、旧電波塔やら色々理由がありそうね。くれた人にただありがとうって言いたいだけって理由が良かった。どんな時でも明るく振舞ってる千束が珍しくセンチな本音を言ってた。そりゃたきなも魚やるわw二人の距離が回を重ねるごとに縮まってきて微笑ましい。 pic.twitter.com/URYC9X8nb6

— やまと@ウマ娘と雀魂にハマり中 (@yamato1130) July 24, 2022

千束は人を殺すことを頑なに拒否し、攻撃の際は「非殺傷弾」と呼ばれる特殊な弾を使用しています。

結果的に、人を殺さない理由として「気分が良くない」と終盤でようやく話をしていました。

ここまでも時間が長いため、見ていて「なんでリコリスなのに殺しをしないのか？」と疑問に思うこともあります。

後に、千束が人工心臓の提供により命を助けてもらっていることから「自分も救世主になりたい」という思いが強くあることが描かれました。

ただ、ここも明確に語られているかといえばそうではなく、最後まで憶測の域を超えずに終わってしまいます。

「幼少期に不殺のきっかけとなる出来事があったのか？」との意見も出ていますが、お話しした通り過去が全く語られないため分からずモヤモヤが残ってしまうのも無理はないですね。

アニメ2期で語られることを期待しましょう！

考察④ ギャグかシリアスかどちらか分からない

よく「リコリコはギャグとシリアスどっちなんだ?」と議論されがちだけど、俺はギャグの方が本質と思ってて。
千束が危険な目にあうシーンの作りとか見ると分かりやすい気がするけど、「制作陣が目指している”5分に1回の笑い”をシリアスの導入に使う」って斬新な手法が取り入れられてるなと。#リコリコ pic.twitter.com/9DYc4wJvq2

— パチモンマスター (@MrBrother0112) August 21, 2022

リコリス・リコイルの特徴の1つが、シリアスなストーリーにも関わらず明るめのトーンで物語が描かれていくところだと思います。

この「明」と「暗」のギャップが魅力的ですが、中には「気分がついていかない」「どっちかにして！」という意見もあるようです。

キャラは置いておいて物語の設定だけを見てみると、兵士となった孤児たちやテロリストとの命懸けの戦い、心臓の病など、シリアスなワードばかりですね。。

しかし、これだけのシリアスな内容にも関わらず、男物の下着をつける女性キャラがいたり、喫茶での変な新作メニュー開発 (う〇こ)があったりと、ふざけるシーンが多数ありました。

そのため「ギャグなの？シリアスなの？」と混乱する視聴者もいたようですね。

考察⑤ 真島というテロリストの存在意義が難解

リコリスリコイル13話、
お疲れ様でした！3か月本当に毎週楽しませてもらった、
電波塔決戦の千束撃たれたとはヒヤヒヤしたけどやっぱたきななんだよな！
忠犬たきな(笑)
電波塔での真島の目的は結局なんだったんだろう、まだ残ってる謎も多いし、銃も半数以上行方不明、#リコリコ#リコリコ最終回 pic.twitter.com/aoPXcB6EeD

— MIYABI (@sitmyb3881) September 24, 2022

筆者が1番頭を悩ませたもの、それが真島の存在です。

「アラン機関」の吉松から依頼を受け数々のテロを実行しますが、DAに邪魔されたことで標的を「リコリス」とし、狙っていく中で千束に興味を持ち執着していきます。

何かとバランスを重視し、「日本だけが異常なまでに平和なのはバランスが悪い」としてDAを潰そうとしますが、最後は千束との1対1の勝負に拘るなど「バランスはどうした？」「なぜバランスを重視するのか、思想の源が分からない」といった混乱の声が挙がりました。

彼の生い立ちなどが不明のため、結局のところバランスの基準や行動の動機が分かりません。

真島を演じる声優さんも、インタビューで真島について聞かれた際は「よく分からない」と答えていることから、彼を理解するにはまだ情報が足りないようですね。

考察⑥ アラン機関の真の目的が意味不明

ここまで大規模なフェイク､策略を巡らして迄対象を千束に銃殺させようとするアラン機関｡アランチルドレンに課せられた事とは｡ミカは既知の様ですけど｡
色々と謎が深まる回でしたね｡#リコリコ pic.twitter.com/TBHjAwHp2C

— kazmas (@kazmas_0) August 1, 2022

「アラン機関」とは、世界中からあらゆる分野の天才を見つけては無償の支援を行う機関であり、支援を受けた者は「アランチルドレン」と呼ばれていました。

アランチルドレンは、その天才的な才能を発揮する使命があるとされています。

ただ、千束は「殺しの才能」を見込まれ人工心臓を提供されたにもかかわらず不殺をモットーとしていることから、アランの理想から少し離れてしまっていることが分かりますね。

アラン機関の吉松は、なんとか千束に殺人を行ってもらうために真島を利用したのです。

大規模なテロを企てたり、わざわざ千束の人工心臓を壊し代わりの人工心臓を自身に移植した上で「生き延びたければ自分を殺せ」と迫るなど「そこまでするか？」と意見が出るほど異常な行動を取っています。

なぜ天才を支援するのか？

なぜ才能を開花させようと躍起になるのか？

真意は語られないままであり、善か悪かも分かりません。

このアラン機関の存在が、リコリス・リコイルの物語を難解にする原因の1つかもしれませんね。

考察⑦ リコリスとしての千束や喫茶リコリコの役割がよくわからない

DAの下部組織である「喫茶リコリコ」。

千束やたきなが所属しており、基本的には地域住民の依頼を請け負っています。

たまに、DA本部から任務を命じられることもあるようです。

ですが、千束は不殺を心掛けておりターゲットを捕獲してもDAには引き渡しません。

DAに引き渡せば殺されてしまうと考えているため「クリーナー」という業者に引き取ってもらうのです。

これって普通に考えると、DAからしたら問題行動だと思いませんか？

善か悪かは置いておくとして、ターゲットを抹殺せずにクリーナーに引き渡すということは、テロの脅威は取り除かれていないということになり、DAの目的からは遠く離れてしまいますよね。

また、物語序盤では銃の取引に関わったとされるグループと銃撃戦となりますが、その際もクリーナーを使用しています。

DAに引き渡していれば、銃取引について「何か分かったのでは？」と疑問に思ったシーンです。

DAが千束にどのような命令を出しているのか分かりませんが、もし命令通りに任務を遂行しないとなると、リコリスでいる意味はあるのでしょうか？

さらに、テロを未然に防ぐためには事前にテロの情報を得る必要があるということですよね。

DA本部だけでは全てを把握するのは不可能のため、喫茶リコリコのような下部組織がいくつもあり、情報収集の役割を持つのかと思っていました。

ですが、そういう描写はあまりなく、基本的に千束が好き勝手やっているイメージしかありません。

偶然にも、一般人の依頼の際に銃の取引現場が写った写真を入手するなど、ある程度は貢献しているようですが、、、。

極めつけは、自分の寿命を悟った千束がDAに相談することなく喫茶リコリコの閉店を決めてしまいます。

「そんな権限ありましたっけ？」「下部組織なのに勝手に閉店していいのか？」と思った視聴者も多いはず。

このように、「千束の立ち位置」や「喫茶リコリコの重要性」があまり理解できない点も難解さに繋がります。

もしかすると描写がないだけで、喫茶リコリコはDA本部から支援金を得ているため、作中で語られていない部分で何かしら貢献しているのかもしれませんね。

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【リコリコ】不評の理由の考察まとめ

『リコリス・リコイル』観た。真面目に作ってる雰囲気はあるけどそれ以外特に何も無い。主人公二人の関係性も最初からある程度完成されてる感じもあるし予想を超える展開も無く、アニメ自体にも観る快楽的な物も無い。面白くなりそうな要素は沢山散りばめられているけど、意外と面白くない作品だった。 pic.twitter.com/i1CrotIw4B

— 超地獄 (@TiBlc) February 9, 2023

以上、「リコリス・リコイル」が意味不明と言われる理由についてまとめました。

キャラの生い立ちや組織の過去等があまり描かれていないことから、思想や目的が分かりにくいと言う意見が多かったように思います。

新作が決まっていることから、千束や真島の過去「アラン機関」についてなど、もっと深く掘り下げて語られる描写があれば嬉しいですね^ ^

ここまで読んでいただきありがとうございました！