個性豊かで、魅力的なキャラクターが多く登場する【薬屋のひとりごと】。
今回は、そのキャラクターの中でも謎多き存在とされている「子翠」について考察していきたいと思います。
子翠は、割と後半となる単行本8巻の第32話「隊商」で初登場しました。
鈴麗公主が、現れた子猫を追いかけていった先に子翠がいて、捕まえていてくれました。
その子猫はのちに後宮で飼うことになりましたが、ここが子翠と猫猫たちとの最初の出会いです。
ですが、出会いからは思いもよらない方向に進んでいきます。
小蘭と元々知り合いだったこともあり、子翠は猫猫の侍女仲間として急速に仲良くなります。
虫が好きだったり薬草に詳しかったりとl、猫猫と共通の話題が多く2人を見ていた小蘭にも似たもの同士と言われていました。
振り返ってみれば、不自然に思えるほどに共通点が沢山ありました。
では、この子翠の正体とは一体何者なのでしょうか?
目次
子翠の正体は楼蘭?
薬屋のひとりごと10巻
子翠ほんとにいいヤツなんだよ……、原作じゃ全然出てこなくなったからコミカライズだけが頼りなんだ……
今巻もこの数コマだけ…… pic.twitter.com/LhKPT7r6vK— 【公式】Ryu・デストロイ・Tomoki (@penanNa1126) June 27, 2022
色々と謎な部分は多いですが、ファンの間では「子翠可愛い〜!」「和む!」と人気のキャラクターです。
確かに、背が高い割に言動が幼く虫を追いかけている姿をみているとほっこりします。
そんな子翠の正体は、まさかの「楼蘭妃」でした!!
楼蘭と言えば、派手目な化粧をしたり洋服を変えたりと、主上も混乱していましたね。。
猫猫が上級妃を集めて性教育している時に視線を合わせなかったり、夜伽に興味がないそぶりをしていたのでしょう。(実際に、虫の方が好きです。)
ただ、配られた道具はしっかり持って帰るというちゃっかりものです。笑
以下、そんな楼蘭について解説します↓↓
子翠と桜蘭は同一人物
先ほども触れましたが「子翠と楼蘭妃は同一人物」です。
楼蘭が妃として登場してから後、猫猫が拐われた際に判明します。
思い返してみると、楼蘭妃が嫁いできた頃から現れた子翠。
遠方から来たのか、隊商も知りませんでした。
そして、鈴麗の子猫のタイミングも良すぎな気がしますよね。
他国の奴隷制度に詳しかったり高級な紙を持っており筆使いも慣れていたりと、下女らしくないところがありました。
下女に扮して小蘭や猫猫と一緒にいた
子翠は初登場からも分かるように、下女に扮して猫猫たちと行動を共にしたりしていました。
日常は誰かと入れ替わって、夜や行事は楼蘭妃として過ごしていたのでしょう。
息抜きと情報収集も兼ねて、下女に紛れて生活していたのでしょうか?
子翠が後宮の湯殿でマッサージのバイトをしていたのも、宮中の噂話が気が緩んで飛び出すことがあるから弱みを握れると思っていたのかもしれません。
玉葉妃も「面白い話があったら是非聞かせてね」と言って猫猫を送り出していました。
教養や知識を持っていたのは妃だったから
子翠は下女ですが(猫猫達の前では)虫の絵を描くのに紙を使っていたり、高級なジャスミン茶を飲んだことがあります。
下女で高級な紙を沢山持っていたり、高級茶を飲んだことがある時点で気付くべきでした!
隊商を見たことが無い様子だったの、初めは「実家が裕福なのかな?」と思っていました。
しかし蓋を開けてみれば、それぐらいの作法や教養は当然です。
それもこれも、子翠が子昌の娘で上級妃・楼蘭だったなら納得です。(よく見ると、同じ字が名前に入っていました・・)
子昌の娘だったら、当然教育として一般常識や礼儀を学んでいます。
妃まではいかなくても、高官の嫁になるのは当然だったはずなので。
薬や毒に精通する
では、ここからは子翠の目的についてです。
子翠の目的は、まず猫猫と一緒に行動し壬氏や医局からの警戒心を解く事です。
猫猫は壬氏のお気に入りですし、医局にも顔がききます。
後に、毒に詳しく薬屋としての腕もある猫猫の知識を欲していたことが分かります。
ですので、一緒に行動して猫猫の知識を盗もうとしていたのかもしれません。
もちろん、翡翠宮や水晶宮にも猫猫は行っていたので、後宮の情報も入手できたら。。と考えている部分もあったでしょう。
生きている可能性が高いと考察
子翠(楼蘭妃)は小説の方で、銃で胸を撃ち籠城していた砦から飛び降りました。
ですが、遺体は発見されていないので何とか生き延びていると思われます。
その後、港町の片隅でという「玉藻」という名前の女の子が登場します。
この子は顔は明らかになっていませんが、整った顔立ちで後宮の花になりそうと言われているらしいです。
まさに、後宮にいて妃をしていた楼蘭の事を指しているのかなと思いました。
そこでは、とある男性と簪で色んなものと交換している描写もあります。
猫猫も、餞別に壬氏からの簪を渡していました。(園遊会でもらった壬氏の気持ちのこもった簪)
その子は「海の向こう」へ興味を持っていたので、何のしがらみもなく誰も何も知らない国に行きたいのかなと。
そして、まだ見たことの無い生き物を見つけたいという無邪気な子翠らしい性格に感じました。
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【薬屋のひとりごと】子翠の正体についてまとめ
そういった目で「薬屋のひとりごと」を見ると、胸のある族?はトップは玉葉妃と梨花妃でしょう。里樹妃は間違いなく平たい胸族。猫猫関連の侍女たちの中では子翠がトップか?GX版の今月号で新たな立派な胸の持ち主、赤羽がデビューしました。 pic.twitter.com/PqMJhuIFiV
— ふうい (@strange_taste) March 30, 2022
- 子翠は侍女のフリをして後宮に潜入している。
- 実は上級妃の楼蘭妃だった。
- 薬や毒の知識が欲しくて猫猫に近づいた。
- 子翠と翠玲は異母姉妹。
- 子翠の母は先帝の元妃だった。
- 後宮を抜け出して故郷に戻った。
- 追い詰められて砦から落ちた。(生死は不明)
以上、今回は子翠の正体が楼蘭妃だという点について考察しました。
猫猫の侍女仲間の子翠が、なんと上級妃の楼蘭妃でしたね!
まさか、変装してまでも後宮に入ってくるとは。。
高官である子昌の娘ですが、陰謀に巻き込まれて彼女もきつい思いをしました。
子翠自身も、親の陰謀に巻き込まれて人生を狂わされてしまった1人です。
子翠のその後ははっきりとは描かれていませんが、生存はしているようで「玉藻」という名に変えて過ごしている様でした。
@tuyusan 薬屋のひとりごと4巻読み終わりました。
子氏一族の謀反というよりは神美の暴走って感じを凄く受けましたねぇ~。楼蘭がものすごく可哀想・・・まぁ、異母とはいえ翠苓はもっと可哀想だけどwww楼蘭の翠苓に対する気持ちとかも凄く良かったです。
最後に、玉藻はまた猫猫と会えるだろうか?— けんたん♪ (@Kenta_Akasaka) October 22, 2022
子一族がしたことは謀反であり許されないことですが、子翠は憎みきれずも許した感じです。
あんなに純粋な子・・ましてや親の逆恨みに巻き込まれてしまったわけですし。
そんな大事なものを渡してしまうなんて、猫猫が子翠のことを本当に友達で生きていてほしいと思っていたのでしょう。
なので、またどこかで再会しようということだったのか、お金に替えて逃げて生き延びてほしいと願ったのか真意は分かりませんが、私個人としてはぜひとも良き友人として付き合っていってほしいです!
子翠の知識はきっと猫猫にとって有益なものになると思うし、猫猫にも本音で話せる友人ができてほしいなぁと感じました。
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