1997年に始まった「劇場版名探偵コナン」。
今では毎年公開されるようになり、毎回大ヒットとなっています。
最近では「工藤新一」の他に「服部平次」や「怪盗キッド」、「安室透」などのイケメン準主役が登場する事が多く、公開の時期になるとどのイケメンが出るのか!?と盛り上がっていますね。
イケメン揃いのコナンですが、記念すべき第1作目、「時計じかけの摩天楼」ではコナンの物語自体が序盤という事もあり、準主役のイケメン達は登場しません。
それにも関わらず現在でも人気が非常に高く、一部のファンからは最高傑作とも呼ばれているのです。
今回は、劇場版名探偵コナン 時計じかけの摩天楼が高評価される理由について詳しく考察していきましょう。
目次
時計じかけの摩天楼はどんな話?
劇場版名探偵コナン時計じかけの摩天楼
鑑賞終了赤い糸
4、5年前からしか映画見てないから最初から観てみることにしました(°▽°)
27年前の映画🤣#劇場版名探偵コナン#時計じかけの摩天楼 pic.twitter.com/9M0mtbaHAR
— ひがーるドッカン垢 (@EW5PKhToXdjbVX3) April 19, 2024
深く考察していく前に、この映画がどんな物語なのか振り返ってみましょう。
冒頭では工藤新一宛に建築家、「森谷帝二」からパーティの招待状が届きますが、行く事が出来ないコナンは「毛利蘭」に代理で行ってもらうよう頼みます。
その代わりに新一の誕生日に映画デートを取り付けられてしまったコナンですが、断る事が出来ないうちに時が過ぎ、デート当日になってしまいました。
どうしようか悩むコナンの元に新一宛の電話がかかってきますが、その電話は爆弾魔からの挑戦状であり、コナンは爆弾から人々を守るために走り回ります。
最終的に爆弾魔は森谷帝二だと突き止めたコナンでしたが、最後の爆弾は蘭と新一が映画を観る予定のビルに仕掛けられており、新一が来るのを待っていた蘭が巻き込まれてしまいました。
コナンはビルに向かい蘭を助けようとしますが、あと一歩のところで爆発によって歪んだ扉に阻まれてしまいます。
さらに、蘭のいる場所には時限爆弾が仕掛けられていた事からコナン(新一)と蘭が協力して爆弾を解除していく…
というようなストーリーとなっており、最後の爆弾解除は手に汗握る緊迫したシーンです。
ではここからは、なぜ高評価を得ているのか、詳しく考察していきましょう。
評価① ラストシーンが泣ける
ハッピーバースデー、、新一🎂
心配すんな、
オメーが切り終わるまで
ずーっとここにいてやっからよ。
死ぬ時は一緒だぜ…今日は大好きな推しの誕生日!!
新一おめでとう🎉#工藤新一誕生祭2023#江戸川コナン誕生祭2023#時計じかけの摩天楼 pic.twitter.com/tc53pASKEq— イソジン💊 (@isojin4869) May 3, 2023
ラストシーンでは、コナン(新一)が森谷から奪い取った設計図を元に蘭が爆弾を解除していく様子が描かれます。
しかし、森谷は最後の2本を設計図に書かないという罠を仕掛けていました。
そのため赤と青のコードが残ってしまい、2人は途方に暮れます。
焦るコナン(新一)に対し蘭は悲しい表情で「ハッピーバースデー新一。だってもう言えないかもしれないから。」と伝え、その言葉を聞いたコナン(新一)は覚悟を決め、「死ぬ時は一緒だぜ。」と返しました。
映画デートのはずがとんでもない事件に巻き込まれてしまった不運と2人の絆に涙したファンは多かった事でしょう。
評価② トリックが面白い
時計じかけの摩天楼、今やってる電車爆破トリックが超好き。子供の頃見て、未だに「そう来たかぁ~」ってなる。
— 薬缶@あちのすけ (@Akiyakan) February 5, 2021
森谷はさまざまな場所に爆弾を仕掛けており、ヒントを元に爆弾の場所を推理して行くシーンはさすがコナンといった所ですね。
特に環状線に仕掛けられた爆弾を探すシーンでは、誰もが電車の中に爆弾が仕掛けられていると思い込みましたが実は線路の間だったというオチが待っており、一筋縄ではいかないコナンらしさが出ていました。
また最後の爆弾解除シーンでは、赤と青のコードが残ってしまいどちらが正解なのか分からないまま爆発の時間が迫るという大ピンチが訪れます。
しかしこれにも心理的なトリックがあり、蘭と新一にとってのラッキーカラーである赤を切るだろうという森谷の思惑に気付くところは視聴者もハッとするシーンでした。
評価③ 最初の劇場版でありながら名作
時計じかけの摩天楼 圧倒的に名作 pic.twitter.com/jd3puVR6Ae
— S.A (@whegman31) April 4, 2019
時計じかけの摩天楼は記念すべき第1作目の劇場版名探偵コナンですが、お馴染みのメインキャラのみが登場しており素朴な印象はあるかもしれません。
しかし、爆弾がどこに仕掛けられているのか、犯人は誰なのか、といつものコナンらしい推理が見られる上、ビルが派手に爆発したりとスケールも大きいです。
さらに犯人の森谷はシンメトリー信者であり、自分が設計したシンメトリーでない建造物を爆破しようとしており歴代の犯人達の中でもトップクラスにサイコパスだと密かに人気を博しています。
評価④ 名シーンが多い
劇場版名探偵コナン 時計じかけの摩天楼
連続爆弾犯からの電話を受け、コナン君がスケボーでカッ飛んでいくシーンは良かった。
これはチビッコも完全にテン上げになるのでは?
物語の途中でこのスケボーを失うのは何かの伏線かと思ったら、単に用済みになった小道具を片付けただけだった。ズコー!
↓ pic.twitter.com/coBdvkMw4e— こう@懐かし文化&映画好きおじさん (@KNizigame) April 8, 2024
時計じかけの摩天楼の名シーンと言えばラストの爆弾解除シーンや蘭が赤を切らなかった理由を言うシーンですが、他にも素晴らしいシーンはたくさんあるのです。
例えば、コナンが爆弾解除に街中を翻弄するシーンでは、スケボーで車道を走り回ったり自転車で大ジャンプしたり危険極まりない行動をしていますが、迫力は抜群で見所があります。
そして今ではお馴染みの「白鳥任三郎」は実はこの映画のオリジナルキャラとして登場したのですが、「毛利小五郎」に犯人扱いされてしまう面白いシーンもありいつもは冷静な白鳥がびっくりする様子を見る事ができます。
さらに犯人が判明してめでたしめでたしとなるはずが、そこから最後の爆弾が仕掛けられていた事が判明し一気に緊迫ムードになるストーリー展開も魅力的ですね。
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【名探偵コナン 時計じかけの摩天楼】作品の評価ついてまとめ
1人コナン映画鑑賞会!まずは第1作目「時計じかけの摩天楼」。ここ、本当に名シーンすぎます。ドア越しに隣り合わせの蘭と新一。新一との赤い糸を切りたくなくて青いコードを切って爆弾解体に成功した蘭ちゃん。新蘭は初期からお互いのことを思いあってる、最高! pic.twitter.com/K0CgWtyUK1
— ひとみん (@htmist1028) April 22, 2017
この作品は名探偵コナンの長い歴史の序盤での物語であり、登場キャラは少ないものの推理の面白さと爆発スケールは最近の作品に劣りません。
終盤にはコナン(新一)と蘭の絡みもしっかり見られ、トリックを見破ったときのスッキリ感、爆破までのカウントダウンが迫る緊迫感を味わう事のできる素晴らしい作品ですね。
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