【劇場版名探偵コナン 100万ドルの五稜星】で第二の主人公というべき存在感だった怪盗キッド。
そして怪盗キッドを語るうえでもうひとり、無視できない存在感の男がいましたね。
ずっとある人物に変装し、物語の最終盤でその正体を明かした……初代怪盗キッドこと、黒羽盗一です。
なぜ、殺されたとされていた盗一が登場したのか?
今回は、そもそも黒羽盗一とはどんな人物なのか、エピソードを交え解説していきます!
目次
黒羽盗一は死んだふりだけで本当は生きてた
俺の名前は黒羽快斗
8年前世界的マジシャンで俺のオヤジ黒羽盗一はショーの最中に事故で死んでしまった。 pic.twitter.com/jQ1yxanmo3— 黒羽快斗(怪盗キッド) (@majic_KIDbot) March 20, 2014
我々がよく知る「怪盗キッド」は、実は2代目。
初代怪盗キッドの息子・黒羽快斗が扮する姿です。
初代「怪盗キッド」の正体は、黒羽盗一。
世界的に認められる凄腕のマジシャンでもありました。
ですが、盗一はマジックの最中に事故で死亡してしまいます。
その様子はTV中継され、世間、そして快斗は父親の死をすっかり信じていました。
しかし、盗一の「死」から8年後。
快斗は盗一の死が事故ではなく、ある組織に狙われ、殺されたせいだと、盗一の元助手から告げられます。
その敵討ちのため、そして父親の考えを知るため、快斗は2代目怪盗キッドになるんですね。
そして快斗は怪盗キッドとして活動していく中で、実は盗一は生きていて今も暗躍しているのだと知ることになりました。
一体なぜ、8年もの間、盗一は己の生存を快斗に告げなかったのでしょうか?
身を隠していた理由は家族を守るため
いまだ作品内で明言されていないため、これは考察でしかありませんが……
これまで盗一が快斗に自分が生きていることを伝えていなかったのは、十中八九「快斗を守るため」でしょう。
盗一=怪盗キッドということを知らなかった快斗はそれまで、ただの高校生でしかありませんでした。
「パンドラを狙う組織」に命を狙われ、盗一でさえ死にかけたのです。
快斗が京極さんくらいの戦闘力を備えているならともかく、いや、もし仮に快斗京極さんのように大体の武装勢力を返り討ちにできる実力者だったとしても、簡単に人の命を奪うような組織と、大事な息子を関わらせたくないですよね。
※京極=劇場版「紺青の拳」で快斗と共演
だから盗一は、自分は死んだことにして、快斗を巻き込まないようにしたのではないでしょうか。
なので、盗一が「100万ドルの五稜星」で真新しい手袋とともにメッセージを置いて、自分の生存を示唆したのは……
あるいは快斗が「ただの高校生」から「怪盗キッド」として成長したと、盗一が認めたからかもしれません。
まあ、双子の弟である工藤優作にはあっさり自分の生存を伝えてるんですが笑
優作は自分で自分の身を守れる、オトナですからね。
死亡シーンはまじっく快斗1412の第1話
@conanonly81107 めっちゃ生きてる説あるんですけどw
そうだなぁw有希子さんの変装術も盗一さんからだろうし、会ってるしw pic.twitter.com/lZO6RTXcyY— ユメマリオ (@Detective_yume) February 10, 2016
「読者からの質問」に対して、青山先生はこのように答えているんですが、黒羽盗一が生きている、と作品内ではっきり描かれたのは「100万ドルの五稜星」が初ですね。
逆に、盗一が死亡したシーンはアニメ「まじっく快斗1412 第1話 蘇る怪盗キッド」で見ることができます。
盗一が死亡した原因とされるマジックは、「黒羽盗一の大脱出」と銘打たれたもので、どうやら遊園地のジェットコースターを使用するかなり大掛かりなものだったよう。
TV中継もされていたようですが、そんな中での失敗ということで、「黒羽盗一=死亡」の印象が世間に浸透したのは間違いありません。
しかし、同じく1話で登場した寺井(盗一の助手)が快斗を盗一と勘違いし、「奴らに殺されたと思っていた」と語ったことで、、、
はじめて快斗は、盗一が怪盗キッドだったこと、盗一が死んだのは事故ではなかったことを知ります。
そして快斗は生前の父親のことを知るため、父が殺された原因を探るため、2代目怪盗キッドとなる、のですが……
……盗一的には、勝手に「怪盗キッド」を名乗って「組織」を刺激するような真似をした挙句に、わざとではないとはいえ息子を巻き込んだ寺井さんのことを、どう思っているのやら……笑
あ、黒羽盗一が生きている、とはっきり描かれたのは「100万ドルの五稜星」が初ですが、まじっく快斗1412でも生存の匂わせはあり(23~24話)、しっかり快斗が「怪盗キッド」をやれているのか、ちゃんと自分自身で確かめたりもしているんですよ。
そのとき、まあまあ楽しそうにしていたので、案外、盗一も快斗の成長を喜んでいたのかもしれません。
元は黒の組織に殺されたと噂されていた
さて、事故に見せかけて盗一を殺した「組織」のことですが、「コナン」を知る読者からは長年、これは「黒の組織」なのではないかと思われていたようです。
……盗一は、不老不死の力が宿る石「パンドラ」を探していたのですが、パンドラを狙う人間は盗一以外にも後を絶ちませんでした。
そのうちのひとつが、盗一を殺した組織。
競争相手として、邪魔な盗一を排除しようとしたのでしょう。
そして「黒の組織」も、ベルモットの言葉などから若返りや死者蘇生などの研究をしていると推測されます。
なのでファンの間では、「パンドラを狙う組織」=「黒の組織」というのが暗黙の了解だったのですが、、
しかし、なんと作者の青山先生自身がそれを否定しているんですね。
「黒の組織と快斗は、ミステリートレイン急行篇以降もう絡まない」
快斗が怪盗キッドをやる以上、「パンドラを狙う組織」と絡まないわけないです。
なので、ここで「黒の組織≠パンドラを狙う組織」だと分かります。
というか、怪盗キッド(快斗)自身が、黒の組織案件には基本「出禁」なんだそうです。笑
快斗、戦闘力はゼロだけどそのほかのパラメーターがチート並みに高いので、バランスブレイカーというか、すぐ壊滅させてしまうらしいですよ。
いや、壊滅させてやってくれよ笑
ただし、「黒の組織」と「パンドラを狙う組織」、両者の共通点が多いことから、「もともとは同じ組織だった(たもとを分かった)」とか、「同じ社長をいただく別の部署」、という住み分けをしている同業他社、という可能性はありますね。
黒の組織の関係者説も根強い
青山先生によって「パンドラを狙う組織」と「黒の組織」は別の組織であると明言されました。
しかしながら、「黒の組織」の名前が「黒羽」を彷彿とさせるものなのでは?
だから「黒羽盗一」も「黒の組織」と関係があるのでは??という説もあるため、ご紹介します。
「コナン」本編で「黒の組織」のボスは烏丸蓮耶だと明かされましたね。
烏丸……烏。英語でクロウ。
幹部が酒の名前で呼ばれる……酒が多くあるところ。酒屋。あるいはバー。
を足して……クロウバー。クローバー。これが「黒の組織」の名前なのではないか?との説。
そしてクローバー……黒羽。
ここから、黒羽盗一が、「黒の組織」の関係者なのではないか?という説が、いやはや、根強いんですよね。
ダジャレのような、推測の上での言葉遊びでしかないですし、怪盗キッドは「黒の組織」にもう関わらないって青山先生が言ってんじゃん!という感じなんですが。
……快斗が関わらないと言われただけで、盗一が関わることはワンチャンあるかも……??
シャロン、という大女優であるベルモットが幹部をやっているくらいですからね。
死んだはずの天才マジシャンが幹部をやっていても……おかしくはないの……かも……?
ベルモットは盗一の、変装術の弟子ですし……?
「黒の組織」の名前が、幸運の代名詞にもなることがあるクローバーというのは、ちょっとかわいい気もしますけどね。
…………クローバーの花言葉には「復讐」という恐ろしいものもあるらしいんですが……いや、まさか……
この説、早く否定されてほしいです笑
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【名探偵コナン 100万ドルの五稜星】黒羽盗一の生存についてまとめ
コナンやっと見られた
本編よりED後の衝撃が⋯
盗一って生きてる説は初出し?だよね?
アニメで有希子が会ったのは死ぬ(てい)前って事かなと思ってたけど🤔
本編は1人しか死ななかったので推理というより宝探しでした(笑)前はもっと推理が凝ってて楽しかったのになあ💭#100万ドルの五稜星 pic.twitter.com/bFJaJYB2kD— そう (@arshi_11111) April 15, 2024
- 黒羽盗一は世間的には死んだことになっている
- 「まじっく快斗1412」でも、快斗は盗一の生存に気づいていない(はず)
- 作品内では「100万ドルの五稜星」ではじめて生存が明かされ、快斗にも伝わった(はず)
- 盗一は「組織」との戦いに快斗を巻き込まないようにしていた
以上、黒羽盗一の死亡と生存についてでした!
快斗にとっては「この世で唯一、自分より優れたマジシャン」であり、大好きな父親である、黒羽盗一。
盗一もまた、快斗を想うからこそ生存を伏せていたのだと思いますが、それにしたって……教えてやれよと思わざるを得ません。笑
弟には新刊が出るたびに感想のメールを送っているのに。笑
黒羽親子への感想や、「黒の組織」「パンドラを狙う組織」のことについても、皆さんのご意見をコメント欄にお寄せ下さいね♪
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