【劇場版名探偵コナン 100万ドルの五稜星】では、『名探偵コナン』×『まじっく快斗』がガッツリ描かれていました。
『コナン』ではサブキャラである怪盗キッドの描写も今回、掘り下げがすごかったですね~!
ところで、初代怪盗キッドが残したメッセージ、「寝た子を起こすな」の意味とは、なんだったんでしょう?
今回はあのメッセージから、怪盗キッド親子について考察していきます!
目次
黒羽盗一のセリフは「心配」を意味
“寝た子を起こすな”
この意味ってなんだろうってずっと思ってたけど、皆さんが言うようにカードも手袋も明らかに綺麗=最近なんだよね
キッドを甦らせるな私は生きているよというメッセージなのかな?
ある大泥棒が盗みに入ったけど盗まなかったってのも盗一はわざと盗まないで快斗に辿り着いて pic.twitter.com/cF1pUPAt6F— Kumickey🐭🍽 (@kuminnie122) May 9, 2024
初代怪盗キッドの正体は、黒羽盗一。
2代目怪盗キッド・黒羽快斗のお父さんです。
快斗は盗一が殺されたと思っており、その敵討ちの為に怪盗キッドになりました。
しかし、実は盗一は生きてた、というのが『100万ドルの五稜星』で明らかになります。
盗一がかつて盗もうとして、盗まなかった、五稜郭に眠る「お宝」。
盗一はなぜ盗まなかったのか?
盗まなかった理由は?
そして、それを発見した快斗の目には、父のものからと思しき「Wake not a sleeping lion(寝た子を起こすな)」というメッセージと手袋が。
……「寝た子を起こすな」とは?
素直に考えると「やっと寝た乳児を、無駄に起こして泣かすな」、つまり「余計なことをするな」という意味になりますが。。。
この真意を当記事では、広義の「お父さんはお前が心配です」、なのではないかと考察します。
ことわざを用いて比喩していた
個人的に、この「寝た子を起こすな」というのは、いろんな意味を含んだ忠告ではないかと思うのです。
- 五稜郭のお宝に対して
→「このお宝は見逃したものだから、わざわざ掘り起こすな」
- メッセージに真新しい手袋も添えることで
→「父は生きているし、ピンピンしているから心配するな」
- 二代目キッドを襲名した快人へ
→「自分の始末は自分でつけられるから、お前は危険なことをするな」
- 怪盗キッドになることで大切な幼馴染に噓をつかざるを得なくなった快斗へ
→「お前は明るい場所で、中森さん親子と仲良くやっておけ」
など
こういう万感の思いを含んで、「お父さんはお前が心配です」、という解釈。いかがでしょうか。
盗一も父親として、未成年である快斗に言いたいことはたくさんあると思います。
しかしながら、青山作品の男性キャラクターは粋な物言いを好むものです。
心配や不安を全部書き連ねるのは、野暮というもの。
だからこそ、「これだけでも、きっと快斗にならば伝わるだろう」とことわざを用い、端的なメッセージとしたのではないでしょうか。
星稜刀を盗んだのは宝を発見させないため
当記事における解釈①、「このお宝は見逃したものだから、わざわざ掘り起こすな」について。
五稜郭に眠る「お宝」とは、大戦中に開発された「戦況を一変させる何か」として語り継がれていたものです。
はたして、その正体は「暗号機」「暗号解読機」。
当時からすると革新的なアイテムだったのでしょうが、令和の世ではスマホ一台分にも劣る、時代遅れの骨董品でした。
盗一がこのお宝を「見逃した」理由は、盗むほどの価値がないものだったから。
普通の怪盗(?)なら、ここで話は終わりです。
手を引いて、後は野となれ山となれ、ってなもんです。
しかし、盗一は「怪盗キッド」でした。
怪盗キッドは、無用な争いを好まない正義の怪盗です。
いまだにこのお宝を「革新的な兵器」と思い込む人間は多く、それにより争いが起こっているというのも、盗一はわかっていたでしょう。
お宝の正体を世間に吹聴するのは簡単ですが、「そんなもののはずはない!実際に見ないと信じない!」という人間はきっと残念ながら多いです。
それによって、また新たな争いが起こっていたことも想像に難くありません。
かといって「お宝」を破壊したり、争う人間を殺して排除する、というのは怪盗キッドの美学に反します。
だからこそ、盗一は平和的に「お宝」への鍵となる星稜刀を、決して悪用しないであろう工藤優作へと託すことで、争いを起こさせないようにしたのではないでしょうか。
なんて手厚いアフターフォロー。。。。
まあ実際には、映画の通りやはり争いは起こってしまったわけですが。。。。
そのフォローをするために盗一は変装し、間近で快斗たちを見守っていたのだと思います。
盗一が「お宝」までの筋道のヒントをさりげなく出していた理由は、快斗やコナンがどこまでやれるか測っていたから。
そして「もういっそ見つけろ、そして現実を正視して無駄な争いをやめろ」と思っていたからかもしれませんね。
キッドが盗んだ理由は父を知りたかったから
一方、普段はビッグジュエルばかりをターゲットにする怪盗キッド(快斗)が、日本刀を盗んだ理由。
それは、「亡くなった父の、生前の考えを知りたかったから」にほかなりません。
まあ、その父は生きていたわけですが。はよ直接会ったれや。
快斗は、父親が珍しく盗まなかった宝だから、盗まずに終えたその理由を知りたいということで、星稜刀を狙ったんですね。
だけどそのために快斗は、武器商人に狙われたり、謎の狐面の男に斬り付けられたりと様々な危険な目に遭います。
そりゃ盗一も「寝た子を起こすな」=「「自分の始末は自分でつけられるから、お前は危険なことをするな」「もー! 心配だから危ないことに首を突っ込むな!!」と忠告したくなるというものでしょうね。
【結論】黒羽盗一は争いを好まない善人
「お宝」の正体を看破していながら、盗むことも破壊することもなく、平和的な方法でお宝へ?の道を閉ざした盗一。
怪盗キッドの流儀は「鮮やかに盗む」こと。
盗まないなら、後始末もスマートに、ということでしょうか。
そういう盗一の性格からして、「寝た子を起こすな」というメッセージはやはり、親心がこもった忠告文に見えます。
わざわざ真新しい白手袋を添えたことで、「父は生きているし、ピンピンしているから心配するな」と快斗に示唆。
その上で、「怪盗キッドをするのはお前の自由だが、あんまり心配はかけさせるな」と、父も息子を想っているのだということを告げたのだと思いますね。
『まじっく快斗』的にいろんなしがらみがあるのでしょうが、盗一も本当は、息子には夜に活躍する怪盗ではなく、明るい場所で、中森さん親子と仲良くやっていてほしい、と願っているのではないでしょうか。
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【名探偵コナン 100万ドルの五稜星】黒羽盗一の名言の意味まとめ
コナン見てきた
黒羽盗一みたいなイケおじになりてえな pic.twitter.com/WVscBexeGt— シュウ (@shu_1260) April 20, 2024
- 『まじっく快斗』で盗一は死んだことになっている
- 快斗は盗一の生前の姿を知りたくて、仇を取りたくて怪盗キッドになった
- しかし盗一は生きていて、今回快斗にも生存を明かした
- 盗一にもしがらみがあって直接会うことはできないが、盗一なりに快斗を心配している
- 「父のことは父に任せて、お前は危ないことをするな」が真意
以上、「寝た子を起こすな」の意味についての考察でした!
当記事では、これを「お父さんはお前(快斗)が心配です」と解釈しました。
快斗がファザコン父親想いなのは言うまでもありませんが、盗一も盗一でしっかり親バカなのだと思うんです。
だって『まじっく快斗』的に、絶対にそんなことしてられない事情があるのに、わざわざ変装してまで間近で息子のフォローをするとか。。。
そもそも、盗一の双子の兄弟であるところの工藤優作も、普段は放任していますが、息子の新一のピンチには海外からすぐに駆け付けるほどの親バカですから。
なので、盗一もそうでないはずがありません!!(笑)
と、このように思ったわけです。
ほかの解釈をお持ちの方は、ぜひコメント欄にお寄せ下さいね。
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