薬屋のひとりごと-壬氏(じんし)の秘密や正体は何者?誰の子供かネタバレ解説

公開日: 2023年4月18日 | 最終更新日: 2023年11月12日

 

今回は「薬屋のひとりごと」の中でも最重要人物、壬氏じんしについて考察していきたいと思います。

壬氏は皇帝に妃である「玉葉ぎょくよう」に直属に仕えており、猫猫まおまおのいる後宮の責任者や取りまとめ役のような地位に就いています。

さらに、後宮内で女性問題などの悪さをしないように、宦官となり皇帝に仕える立場の者です。

後宮勤めの男性は当時全員この宦官となっており、後に廃止されています。

 

壬氏は男性が少ない後宮で、宦官の中でも見た目は天女のように美しく、声は蜂蜜のように甘いと憧れの的です。

本人も容姿については自覚しており、物事を穏便に解決するために利用することもしばしば・・笑

 

そんな壬氏ですが、ただの責任者ではなさそうなのです。

色んな事情を抱えており、実はかなり地位の高い人物であることが示唆されています。

壬氏の正体とは、何者なのでしょうか?

 

ここからは、謎多き人物「壬氏」について見ていきましょう↓↓

この記事を見て分かること
  • 壬氏の「正体」について
  • 壬氏の出生の「秘密

 

 

 

 

壬氏(じんし)の秘密や正体は何者?

 

壬氏の素性は、謎に包まれつつも原作では伏線が張られています。

少しずつ物語が進むにつれて回収され正体が分かってきました↓↓

  • 実は宦官ではない?
  • 本当は皇帝の弟?
  • 身分を隠さないといけない大きな理由がある?
  • 本当の母親は皇后では無い?

 

ざっくり書きましたがこんな感じでしょうか?

さらに、SNS上でも壬氏の正体については憶測が飛んでいます↓↓

 

 

原作では皇弟となってますが、実は「父親は現皇帝であり母親は阿多妃アードゥオひなのでは?」と噂されております。

(つまり弟ではなく実子)

宦官と偽っているのは表舞台に立つのは危険すぎるため。

 

実際、後宮には正式な世継ぎが生まれていないので皇帝の弟がいると皇位継承に邪魔になります。

このことを考えた皇帝の命により、壬氏は正体を明かさないたま宦官として後宮に仕えている可能性が高いです。

では、ここからはさらに深堀りしていきましょう↓↓

 

正体① 現皇帝と阿多妃との子供

壬氏の出生の秘密は、割と重要なポイントになってきています。

物語の中では皇帝の弟となっておりますが、実は匂わせで壬氏と阿多妃は親子という考察が出ています。

園遊会での里樹妃リーシュひ暗殺の犯人が、阿多妃の侍女頭の風明フォンミンとされました。

その時の猫猫の推測ですが、阿多妃と皇后 (安氏アンシ)が同じ日に出産になり、難産で自分の身に何かあった時に「優先されるのは皇帝の子」と判断し赤子をすり替えた。。。と。

その為、壬氏の父親は現皇帝で、母親は阿多妃と考察されています。

 

同じ日に産まれた男の子が2人。

ただ、これはどこまでの情報なのでしょうか・・

高順ガオシュンが発した声ですが、彼も臣下なので真実は知らされてなさそうな気がします。

 

 

正体② 本人も思い込んでいた皇弟ではない

壬氏は、自分は皇帝の弟だと勘違いをしている描写があります。

さらに原作の中で、壬氏は今まで父と思っていた人が「兄」であり、祖父と思っていた人が「父」だったと自身の記憶を振り返っている場面があります。

そして、これは後宮内で26歳とされている壬氏が、本当は19歳だという事実と関係してきます。

 

幼女好きな先帝との間で皇太后が幼くして出産したこともあり、現皇帝(34歳)と約15歳の差があります。

幼かった壬氏が、年の差がありすぎて兄のことを父親だと勘違いしても不思議はなさそうです。

しかし、先ほども述べた通り「壬氏=皇帝の実子」です。

壬氏も自身が阿多妃の子供だとは知らない様子(皇太后である安氏の実子だと思っている)なので、現皇帝を兄だと勘違いをするのもも納得がいきます。

 

正体③ 皇位継承するべき人物

上記の通り、壬氏は皇帝の実子であることから皇位継承すべき人物です。

このように素性が隠されていることから現皇帝には、公主がいますが皇子はいないとされていました。

しかしその後、玉葉妃との間に男の子(皇子)が誕生したため、ことから、その東宮こそが次代皇帝とされています。

※公主 =「鈴麗リンリー

※皇子 =「東宮」

 

こうなった場合、皇帝の実子と言えども年長である壬氏が皇位を継承する方が自然です。

なので、ここからは壬氏と東宮との皇位継承戦が繰り広げられる可能性もあります。

そうなれば「目障りな弟を暗殺し・・」という計画が裏で進んでもおかしくはありません。

 

壬氏は美貌もさることながら頭脳も武もあります。

皇太后や現皇帝、さらには高順などその臣下たちなども、若く聡明な壬氏に継承させたいと思うはずです。

壬氏自身が東宮だという事実を知った場合、急展開もかんがえられるので今後の動向にも注目です。

 

 

正体④ 取り違えではなく故意に赤子の入れ替えが行なわれた

壬氏の出生について、ここまでの流れを改めて整理するとこのような感じです↓↓

  • 現皇帝と阿多妃の子供
  • 皇弟ではなく真の皇太子
  • その秘密は一部の人間しか知らず、本人も知らない

 

ここで、さらにややこしい「赤子の入れ替え」という話が登場します。

それは、当時の時代背景と言いますか「身分」が関係していました。

 

壬氏が産まれた時、ほぼ同時期に2人の赤子が生まれます。

1人は「先帝と皇太后との子供」。

もう1人が「現皇帝と阿多妃との子供 (壬氏)」です。 

しかも、どちらも皇位を継ぐべき男の子でした。

 

皇太后は、医官であり当時の主治医である羅門ルオメン (猫猫の叔父)のもと、帝王切開が行われます。

これにより皇太后のお腹には消えない傷が残ることになりました。

 

そして阿多妃は難産でありながら、何とか出産。

しかし、地位からどう見ても優先されるのは皇太后の子です。

さらに、当時の後宮には羅門のような医学に精通した医官はほぼおらず、母子ともに付きっきりであることは明白でした。

これに不安を覚えた阿多妃は「例え自分の側から離れたとしても、無事に育ってくれるのならそれで良い」と決意し、赤子の入れ替えをしたのです。

なんとか生きてほしいと思う親心だったのでしょうね。

 

その後、まもなくして阿多妃の赤子は死亡し皇太后の子だけが育っていったと認知されます。

しかし実際はその逆であり、生き残ったのは阿多妃の子である壬氏でした。

この赤子の入れ替えは、後に侍女頭である風明フォンミンの重大な殺人未遂事件を引き起こすなど、影響を与え続けています。

 

正体⑤ 宦官のふりをしているだけでたまなしではない

そして、究極の事実ですが壬氏は宦官ではありません

表向きには宦官とされていますが、皇帝の弟という身分を隠す為に宦官のフリをしているだけです。

なので、男性機能を抑制するような漢方薬のようなものを毎日飲んでいます。

あまりに強い薬なので、飲み続けると本当に不能になってしまうみたいです。

これを、家臣の高順は必要に心配をしていましたね。

 

そして、壬氏の本当の年齢は19歳です。

今後、本人も皇太子であることを認知し皇位継承位に関わってくると思うので、御子が出来ない体では困ります。

実際、現皇帝になってからは宦官は禁止になっています。

 

目的① 反皇帝派の存在を発見し後宮の調和をはかる

では、ここからは壬氏の目的について解説していきます。

なぜ、壬氏は宦官と偽ってまで後宮に潜入しているのでしょうか?

 

それは、皇帝直々の命令だからです。

皇帝と言えども反対派はいますし、ずっと後宮を見ている訳ではないため、いつ寝首をかかれるか分かりません。

なので、美と武を併せ持つ宦官の壬氏が後宮を管理することで、不穏な動きを悟りやすくするためでもあります。

 

現に、壬氏は上級妃の動向だけではなく、中級妃や下級妃が帝に忠誠(ここでは貞操)を誓っているのかなどの調査をし報告しています。

当然ながら、壬氏が皇弟ということは知られていないので「宦官ならいいか」と、男女問わず色目を使ってくることもしばしばあるようです。笑

さらにはそういった者たちだけではなく、実際に妃の立場を利用する権力者が反皇帝派として謀略を練っています。

自分達の手は汚さずに物事が進むよう、狡猾に仕掛けてくるので油断も隙もありません。

壬氏は普段の事務処理だけでなく、このような危険を事前に察知し、反乱分子を抑える役割もしているんだと思います。

 

目的② 子を成すために良き皇后の選別・排斥を行う

皇帝の主な役割は、子孫繁栄です。

そして、後宮にいる妃の役割は世継ぎを産むことです。

皇帝の寵愛を受けて男の子を出産する。

簡単に思えますが上級妃になるには知識教養、美貌だけではなく妃としての器がないといけません。

その選別をしたり状況に応じて、不適格な妃を後宮から追放したりもします。

 

中には先帝から後宮にいる妃もいるので、現帝の好みではないため臣下に嫁いだり実家に戻り結婚したりということもあるようです。

もちろん妃の実家との政治的関係もあるので好みじゃないから後宮から出てくださいとは簡単にはいきません。

里樹妃リーシュひも上級妃ですが、幼いので現皇帝は1度も通った頃は無い様子です。

 

目的③ 皇太子として正妻を探す (現皇帝の希望?)

壬氏は皇太子ということもあり、このまま次期皇帝となるかもしれません。

そうなってからだと子孫を残すタイミングとして、少し遅いかもしれません。

なので、今のうちに妃を見つけるということも視野に入れる。

ですが表立って行動することは難しいので、後宮に潜入し管理をしながら「自分の正妻候補も探しているのでは?」と考えられます。

皇帝は、その後の後宮を考え遠回しに壬氏の未来も考えている可能性もあるでしょう。

 

また、皇太后や現皇帝も壬氏にきちんと相手が見つかればいいと思っている描写も見受けられます。

まぁでも壬氏は最初から猫猫一筋なので、周りも気づいていますが。。笑

気づいてないのは猫猫だけですが、意識的に気づかないようにしているのかな・・と。

 

何度か良い感じの場面はありますが、恋愛方面へ進んではいません。

ちょうどいいタイミングで邪魔が入るんですよね・・(仕方ないけども)

この先、物語が進んでいき2人の関係が発展していくのも楽しみにしています^ ^

 

 

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【薬屋のひとりごと】華瑞月(かずいげつ)の正体や目的まとめ

 

まとめ

壬氏の正体や秘密について

  • 正体① 現皇帝と阿多妃との子供
  • 正体② 本人も思い込んでいた皇弟ではない
  • 正体③ 皇位継承するべき人物
  • 正体④ 取り違えではなく故意に赤子の入れ替えが行なわれた
  • 正体⑤ 宦官のふりをしているだけでたまなしではない
  • 目的① 反皇帝派の存在を発見し後宮の調和をはかる
  • 目的② 子を成すために良き皇后の選別・排斥を行う
  • 目的③ 皇太子として正妻を探す (現皇帝の希望

 

さて、今回は麗しの宦官・壬氏の正体のついて考察してきました。

本当の自分ではなく偽りの自分で生きていかなくてはならず、様々な葛藤を抱えています。

少しずつ壬氏の正体については分かってきましたが、まだまだ謎な部分も多いです。

 

将来は皇帝になるのか?

猫猫には宦官では無いことが知られてしまったが、今後は二人の関係は発展していくのか?

ファンとしても楽しみな要素がたくさんあります^ ^

これからも薬屋のひとりごとからは目が離せません!!

 

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