フル・フロンタルの正体はシャア?何がしたかったのか目的は?

公開日: 2023年5月4日 | 最終更新日: 2023年5月4日

 

機動戦士ガンダムUC】は、宇宙世紀0096を舞台に地球連邦とネオ・ジオン、ジオン残党が、ラプラスの箱を巡り争うストーリーです。

ファーストガンダムから継承されたストーリーなので、これまでの宇宙世紀作品に登場してきた数々のモビルスーツやキャラクターも登場します。

そんな過去の作品からのつながりを感じるこの作品にあって一人の謎の男の正体について様々な説が語られています。

袖付きの”フル・フロンタル”です。

 

彼はシャア自身なのか?そうじゃないのか?

一体何者なのか?

色々な説が流れている中で、今回はフル・フロンタルの正体について解説していきます↓↓

この記事を見て分かること
  • フル・フロンタルの「正体」や「目的」について
  • シャア・アズナブルと「同一人物説」の真偽

 

 

 

フル・フロンタルの正体はシャア?

 

冒頭では、フル・フロンタルの正体について触れました。

ガンダムシリーズでは「仮面」を付けるキャラが登場することが特徴的ですが、今作で言えばフル・フロンタルがそうです!

そんな彼は謎ばかりであり、作品が終了した今でも分からないことが多いです。

ここからは、そんなフル・フロンタルの正体について考察していきます↓↓

 

フロンタルはシャアと同一人物説がある

まず、フル・フロンタルには「シャア説」があります。

 

 

 

ガンダムUCが初めて映画館で上映された時は、宇宙世紀100年目に近づく世界観にファーストガンダムからのファンはわくわくしながら見ていたと思います。

アニ木
アニ木
私もそのファンの1人です!

 

さらにサイコフレームやアクシズショック、ネェルアーガマといった過去からのつながりを感じるキーワードがたくさん盛り込まれてからのフル・フロンタルの登場と「シャアが生きていたの!」と思いました。

声優もシャアと同じ池田秀一さんですし、赤いMSで高速機の3倍の速さと言われてしまうと、頭の中ではシャア=フルフロンタルとつながってしまいます。

 

 

別人でありシャアじゃない

 

まず結論ですが、フル・フロンタル=シャアではありませんでした!

シャアに限りなく近づけて作り上げた人工のニュータイプです。

周りがそう願うのであればシャア・アズナブルにでもなると、自身でシャアではないことを伝えているシーンもあります。

 

ただ無関係ではなく似ている点も多い

 

シャア自身ではないと断言しましたが、一方でアクシズショックの記憶を鮮明に残していたりシャアしか知らないようなこともフル・フロンタルの記憶にはあります。

そういう意味では、全くの別人であるとも言い難いですね。

「また敵となるかっガンダム!」なんてことをフル・フロンタルがセリフしていますが、シャアが体験した一年戦争のあの戦いを実感していなければ、あれだけの感情的な言葉は出ないはずです。

 

 

シャアのクローン説の可能性が高い

先ほども触れましたが、シャアに限りなく近づけて作り上げた人工のニュータイプです。

人工的につくられたニュータイプであることと、アクシズショップでシャアという指導者を失ったスペースノイドにとっては、導いてくれる存在が必要だったんだと思います。

ですが、あまり自分の意思を持ちすぎる存在だと内部分裂を起こしたり、隕石を堕としたりと過激な行動に移してしまうことも過去の経験から理解していたのでしょう。

なので、圧倒的なカリスマ性を持つシャアの容姿をしつつ、記憶もシャアの記憶をのせたクローンを作り上げたのがフル・フロンタルなのではないかとされています。

 

 

何がしたかったのか目的は?

https://twitter.com/gonchan0409/status/1338806025764229120

 

そんなフル・フロンタルは、袖付きを率いて何がしたかったのでしょうか。

次は、彼の目的について考察していきたいと思います↓↓

 

表向きの目的は「サイド共栄圏」を実現させること

 

フル・フロンタルが袖付きを率いてやり遂げようとしたことは、サイド共栄圏の樹立でした。

これは、地球以外のコロニーや惑星に住む人類で経済圏を確立し地球を田舎にするという計画になります。

この計画自体はジオンが実現しようとしていた世界でしたが、一年戦争で敗北したジオンにそれを実現する力がなくなっていました。

 

また、ジオン公国としての独立権は宇宙世紀100年をもって返還されることも決まっていたので、フル・フロンタルとしても焦っていたと思います。

そこにきて、地球連邦政府を転覆させるだけの力を持つとされるラプラスの箱を引き渡すという提案がビスト家からネオ・ジオンにきたわけですから、なんとしても欲しかったわけですね。

 

最後はバナージと理解し合い自ら死亡した

 

バナージとリディは、シナンジュを核とする大型MAネオ・ジオングと最後の戦いを繰り広げました。

そして、バナージとフル・フロンタルは人類の未来へと進んでいきます。

フロンタルは、最後にいきつく闇の世界をバナージに見せつけます。

それでもバナージは人の放つ温かい光を信じることを伝え、その可能性を信じるバナージの思いをフロンタルも最後は理解しました。

そして”君に託す。なすべきと思ったことを”と告げて自害し決着がつきました。

 

本当の目的は”自分自身を認めてもらいたかった”と考察

 

フロンタルは、自身を”器”と定義して人の意思によって動かされている存在であることを認めていました。

また、その素質をバナージにも感じてバナージにも器になることを進めていました。

ですが、自身が何者なのか分からなくなっていました。

 

そんな中で、フル・フロンタル自身が本当にやりたかったことは、自分自身を認識してもらいたかったのではないかと思います。

ミネバからは、シャアにもなり切れていないし自分で何がしたいのかもわからない存在と存在意義を否定されていましたし、バナージからは虚しい暗闇の世界でも人を信じる温かい光を示してくれていました。

その希望の光に自身も未来を託したいと感じ、バナージに対してなすべきと思ったことをと伝え、自害していったのではないでしょうか?

 

【ガンダムUC】フル・フロンタルの正体や目的まとめ

 

まとめ

フル・フロンタルの正体について

  • フロンタルはシャアと同一人物説がある
  • 別人でありシャアじゃない
  • ただ無関係ではなく似ている点も多い
  • シャアのクローン説の可能性が高い

 

何がしたかったのか目的について

  • 表向きの目的は「サイド共栄圏」を実現させること
  • 最後はバナージと理解し合い自ら死亡した
  • 本当の目的は”自分自身を認めてもらいたかった”と考察

 

今回はフル・フロンタルの正体と活動の目的についてまとめていきました。

ガンダムシリーズでの仮面は、謎の多いキャラとしてある意味お約束な感じで登場します。

ですがその中でも特にガンダムUCにおけるフル・フロンタルは謎が多いキャラです。

最後の死亡の仕方も決定的な攻撃を受けているわけではなく、なんとなく死んでいった感じは否めません。。

 

とはいえ、シャアという絶対的な指導者をなくしたスペースノイドが、すがるものを求めて作りあげた人工的なカリスマという悲しい存在でもあります。

なので、自身がなんのために存在しているのか、器に注がれる思いは何なのかに困惑するフル・フロンタルの気持ちは複雑だったんだと思います。

 

ただ、そこから数年後のガンダムNTのゾルタンや、閃光のハサウェイのマフティみたいな狂気的な人間が登場することを考えると、スペースノイドの意思を安定させるためにもフル・フロンタルは必要だったのではないでしょうか?

そんな壮大なプレッシャーを感じていたフル・フロンタルがちょっとかわいそうな気持ちになってしまいました、、

 

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