バナナフィッシュ-鬱になり病むのはなぜ?立ち直れないほど悲しい?

公開日: 2023年2月27日 | 最終更新日: 2023年5月13日

 

BANANA FISH」は、吉田秋生先生による漫画作品です。

フラワーコミックスで、全19巻+番外編1巻、2018年には復刻版で全4BOX(全20巻)が発売されています。

また、2018年には吉田秋生先生の40周年記念プロジェクトの一環として、フジテレビの「ノイタミナ枠」でアニメ化されました。

「BANANA FISH」の作品内容の特徴でもあるのですが、登場人物がどんどんと死んでいく、危険薬物、暴力シーンや性的描写が出てきて、ゾッとすることが多いと思います。

 

私もアニメをみていて、目を背けたくなるような印象を受けたシーンが、数えきれないほどありました。

 

このようなこともあり、作品を見たファンの中には「鬱になる・・」「立ち直れない」などの声をよく目にします。

では、なぜバナナフィッシュは鬱になり病んでしまうのでしょうか?

立ち直れないほど悲しくなるとは?

 

今回は、バナナフィッシュの影響について考察していきます↓↓

この記事を見て分かること
  • 鬱になり病む」理由
  • 立ち直れないほど悲しい」という意見

 

 

 

 

鬱になり病むのはなぜ?

 

ネットのアニメ・漫画の感想をみていくと、「鬱の時にみない方がいい」や「鬱展開をくらって悶える・・」などのつぶやきがよくみられます。

一体、どうしてそのように感じるのでしょうか?

いくつか理由を挙げながら、ご紹介していきます↓↓

 

理由① 作品がハッピーエンドではないから

まず、1番の理由としては「ハッピーエンドで終わらない」ということが大きいでしょう。

この漫画の「BANANA FISH」というのは、危険薬物のことを指しています。

BANANA FISHという危険薬物をめぐって、様々な人や物事の陰謀が絡み合い、話が展開していきます。

そこには人の生死が関わってきて、冒頭で話した通り死亡するキャラも多く、中には悲惨な死を遂げるキャラもいます。

代表的なのは、「ショーター」でしょう。

 

 

彼は少年刑務所時代からのアッシュの親友で、気さくな性格の持ち主でした。

アメリカ・ニューヨーク、チャイナタウンの不良たちを束ねるボスでもあります。

李月龍リー・ユエルンの策略で英二を人質にとられ、ショーターはゴルツィネたちにBANANA FISHの実験体にされます。

 

そこで精神異常となり、英二を殺すよう暗示をかけられた状態で拘束されているアッシュの前に連れてこられました。

たまらず、ショーターは「殺してくれ」とアッシュに迫ります。

そして、自我を忘れて英二に切りかかろうとした時、アッシュが銃で心臓を撃ちショーターは死亡します。

 

その後、遺体はBANANA FISHの貴重な研究体として解剖されることとなったのです。

これは、かなり衝撃的な展開でした。。

このように、ハッピーエンドとは言い難い展開が続いていきます。

 

 

理由② 主人公が死んでしまうから

 

そして、さらに大きな理由が「主人公・アッシュの」です。

最終話「ライ麦畑でつかまえて」では、ゴルツィネたちとのBANANA FISHをめぐる一連の争いが終結した後、英二は日本へ帰国します。

そして、アッシュがニューヨーク公共図書館で本を読んでいるシーンが流れ、平和が訪れたように見えました。

 

その後、アッシュがシンから英二からの手紙を受け取り、急いで空港に向かおうとします。

ですが、「シンを殺させない」という思いから、シンの異母兄のラオ・イェン・タンに、ニューヨーク公共図書館前で待ち伏せされ、腹部を刺されます。

そのまま最期を悟ってか図書館に戻り、手紙を握り締めながら穏やかな顔をして最期を迎えました。

アッシュと英二が空港で再会しているシーンを望んだ方が多かったはずです。

 

この衝撃な結末を見て、誰もが悲しみに暮れました。。

 

理由③ マフィアによる銃・薬・暴力など闇が深いから

そして、3つ目の理由として「BANANA FISHの作品設定」です。

前述の通り、BANANA FISHは危険薬物、しかも幻覚を見せる作用があります。

マフィアのボスであるゴルツィネが、このBANANA FISHを利用してアメリカ政財界の支配を目論んでおり、多額の資金をつぎ込んでいました。

この薬物の生成・実験は、遡ると1973年のベトナム戦争頃から、1985年のアッシュ達がストリートギャングとしてニューヨークの町で過ごしている時まで続いています。

 

また、マフィアも登場することもあり、冒頭からラストまでずっと「銃・薬・暴力」が飛び交っています。

銃とは無縁の日本という環境で育っている私たちには、想像もつかない世界でしょう。

 

 

理由④ 未来のある若者が多く登場するから

ここまで、まとめてきたBANANA FISHの特徴は下記の通りです↓↓

  • 作品がハッピーエンドではないから
  • 主人公が死んでしまうから
  • マフィアによる銃・薬・暴力など闇が深いから

 

そして、このような作品に登場する人物のほとんどが、まだ若い「未来のある若者」だとういことです。

主人公のアッシュを始め、幼い少年のスキップ、ショーター、オーサーなど、前途ある10代の少年達が登場します。

そんなティーンエイジャーたちが、大人の陰謀や争いに巻き込まれ次々と命を落としていきます。

現代の日本では、まったく考えられない状況でしょう。

1985年のアメリカだから成り立っているのかもしれませんが、少年たちが命を落としていくのはあまり気持ちの良いものではありませんね・・・。

 

 

立ち直れないほど悲しい?

 

BANANA FISHのアニメ・漫画を見て「立ち直れない」や「悲しい」といった感想・レビューをよく目にします。

なぜ、そのような感想が出るのか?

確かに、悲しい描写は多くありますが、そこまでダメージを受ける作品なのでしょうか?

ネットの感想・レビューをみていきながら、考察していきましょう↓↓

 

「立ち直れない」「悲しい」というネット上の声

まずは、「立ち直れない」「悲しい」という口コミをまとめました。

 

 

 

ネット上をみていくと、やはり「立ち直れない」「悲しい」といった感想・レビューがみられますね。

「メンタルがやられる」「会社休みたい・・」など、ネガティブな感想が圧倒的に多いです。

人の生死、時代背景など全体的に重い内容なのに加えて、最終回の「アッシュの死」が大きく関わっているようですね。

 

死にたくなるから「見ない方がいい」とも言われている

さらに、話は飛躍してBANANA FISHは「死にたくなるから見ない方がいい」という意見も存在します↓↓

 

 

確かに、BANANA FISHを見ると「情緒不安定になる」「死にたくなる理由が分かる」との感想がありますね。

ちなみにですが、「BANANA FISH」とは、J・D・サリンジャーの短編小説「バナナフィッシュにうってつけの日」に出てくる魚のことを指しています。

 

漫画の第1巻中盤で、アッシュがドクター・メレディスに手にした薬物の解析を依頼、結果を聞きに言った時、ドクター・メレディスがこうセリフしていました↓↓

「ほう?気の利いたことを言うじゃないか・・・兄貴はサリンジャーの愛読者かね?」

「J・D・サリンジャーの小説にあるだろう。バナナフィッシュって魚に出会うと死にたくなるんだ・・・死を招く魚だよ。」

(出典:吉田秋生『BANANA FISH復刻版』小学館 フラワーコミックス,2018年4月7日,1巻,p.107)

 

この言葉はそのままで、「BANANA FISH」をみると、死にたくなるなあ・・・という感想もみられました。

この表現は、「上手い!」と思ってしまいました。

 

アッシュ死亡によるロス感が全ての要因だと考察

 

では、総括すると「何が原因」なのでしょうか。

それは、やっぱり大人気キャラ「アッシュ・リンクスの死」だと考察します。

 

 

アッシュは、英二からの手紙に書かれた「君はぼくの最高の友達だ」という言葉を胸に、穏やかな最期を迎えます。

アッシュは誰にも心を許さず、孤独感をいつも抱えていた人物です。

英二の言葉に「唯一無二の愛情」を感じながら、天国へと向かったことでしょう。

 

そんな「アッシュの死」と、「アッシュの心が救われる」という相反する2面性を持ったラストシーンでした。

アッシュ自身としては救われても死んでしまう」という、何とも言い難い最期の迎え方が、アッシュ死亡のロス感としてあらわれているのでしょう。

 

70%OFFでBANANA FISHを読む方法

 

ここで少しだけ、バナナフィッシュを安くお得に読む方法をご紹介します。

数多くある電子書籍サービスの中から、どこよりも安く安心して利用できるサービスをピックアップしてみました↓↓

 

\おすすめの電子書籍サービスTOP3/

 

←左右へスクロールできます→
サービス名おすすめ度

大人買い
(最安値)
お得度
ebook
japan

1位

145円

70%オフ(6回)

最大3,000円引き

=12冊が半額で読める

Ameba
マンガ

2位

290円

全巻40%オフ (100冊まで)

=60冊分の値段で100冊読める

DMM
ブックス

3位

145円

70%オフ(初回のみ)

15~20%ポイント還元

=実質ずっと15%オフ

※1冊あたりの最安値です(定価は484円)

 

その他の電子書籍サービス
サービス名おすすめ度お得度
コミック
シーモア

4位

145円

70%オフ(初回のみ)

最大26,000pt還元

=ポイントだけで
漫画がまかなえる

コミック.jp

5位

2冊無料

簡単登録後、
すぐ1,350ptもらえる

実質無料で
2冊分読める

U-NEXT

6位

1冊無料

簡単登録後、
すぐ600ptもらえる

実質無料で
1冊分読める

 

どこもお得に読むことはできますが、その中でも1番おすすめなのが「ebookjapan」です。

いきなりもらえる70%OFFクーポンを使用することで、バナナフィッシュが1冊あたり139円で読めます。

しかも、これが6枚ももらえるため業界最安値なのは間違いないでしょう!

 

 

\ 結論、ebookjapanがおすすめ/

60秒で無料登録

今すぐ70%OFFクーポンをもらう

※6回まで利用可能 (最大3,000円引き)

※入会費・月額利用料はかかりません

→登録方法はこちら

→解約方法はこちら

 

【BANANA FISH】鬱になる理由まとめ

 

まとめ

鬱になり病む理由

  • ① 作品がハッピーエンドではないから
  • ② 主人公が死んでしまうから
  • ③ マフィアによる銃・薬・暴力など闇が深いから
  • ④ 未来のある若者が多く登場するから

 

立ち直れないほど悲しい声や理由

  • 「立ち直れない」「悲しい」というネット上の声がある
  • 死にたくなるから「見ない方がいい」とも言われている
  • アッシュ死亡によるロス感が全ての要因だと考察

 

以上、BANANA FISHの作風についてでした。

いかがだったでしょうか?

私は、今でもアニメ最終話のラスト、アッシュの穏やかな死に顔が目に焼き付いています。

アッシュは死んでしまっても、心は救われて、あの穏やかな顔になったんだろうなあ・・・と、バットエンドともハッピーエンドとも違う、複雑な気持ちになります。

そんな複雑な気持ちになるからこそ、引き込まれていくのでしょう。

 

内容は重たいですが、それを理由に見返したくなります。

皆さんも、心にゆとりがあるときに見返してみてはいかがでしょうか?

 

アニメをU-NEXTで見る

\ 1分で簡単登録 /

まずは31日間の無料体験

※いつでもキャンセルOK

 

 

漫画をebookjapanで読む

\ 2分で簡単登録 /

お得な70%OFFクーポンをもらう

※最大6回まで使える

※入会費・月額利用料は無料