リコリスリコイル-タイトルの意味は？なぜ彼岸花なのか解説

「リコリス・リコイル」、通称「リコリコ」。

登場キャラは可愛い女性が多く、重いストーリーながらも終始明るいイメージで視聴者を魅了しました。

視聴者の多くが、「リコリス・リコイル」というタイトルに対して可愛いという印象が持たれています。

しかし、このタイトルがどういう意味なのかご存知でしょうか？

今回は、リコリス・リコイルのタイトルに込められた意味について見ていこうと思います。

タイトルの意味は？

『Engage Kiss』と同じ7月、同じ制作のA-1 Pictures 、同じオリアニ

概要に「ゾンビ」「巨大怪獣」、キービジュには銃があったりと、可愛い見た目に反したやべぇ何でも屋かな

タイトル名も意味を調べると…

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『リコリス・リコイル』PV第1弾https://t.co/rnl1BapQhk pic.twitter.com/XijCXbsRCy

— イータ (@ETA_624) April 29, 2022

言葉の音だけ聞くと、可愛らしいイメージのある「リコリス・リコイル」。

「リコリコ」と略すとまた可愛さが増しますね。

ただ、このタイトルですが「どういう意味？」という意見が多く見られました。

ここからはタイトルについて詳しく見ていき、ストーリーとの関連性についても考察していきましょう↓↓

リコリス=彼岸花で花言葉は「再会」

リコリスっていろんな花言葉があるんですね。色によっても違うみたいです。
赤色は「悲しき思い出」「情熱」「諦め」「独立」
ちなみに白いリコリスの花言葉は、「思うのはあなた一人」「また会う日を楽しみに」という意味があるみたいです…不穏ですよね…#リコリコ pic.twitter.com/siK1Qoz1TE

— IROHA (@iroha_domin) July 23, 2022

リコリスとは、日本語で「彼岸花」です。

夏の終わりから秋にかけて長い茎に真っ赤な花を咲かすことで知られる彼岸花ですが、日本ではお彼岸の時期に咲き、また墓地に多く見られることから少し不吉なイメージのあるお花です。

物語の中では「リコリス」は殺人を許可された組織であることから、「死」のイメージが少なからずあり、彼岸花とリンクしているように感じます。

また、赤い彼岸花の花言葉は「情熱」「独立」「再会」「あきらめ」「転生」「悲しい思い出」です。

彼岸花の花言葉だけでも作中で当てはまるシーンが多く、念入りにストーリーが組まれていることが分かります。

リコイルは「鉄砲の反動」のこと

#リコイル って心臓・循環器用語の「リコイル」と銃器の反動の「リコイル」のダブルミーニングなんだね。#リコリコ pic.twitter.com/xTxuFKFWfD

— 渡部　肉 (@nick_watanabe01) September 11, 2022

リコイルとは、日本語で「反動」という意味があります。

「リコリス・リコイル」はガンアクションアニメなので、「銃を撃った時の反動」を第一に想像するでしょう。

さらに、医療の分野での「リコイル」は「心臓マッサージ時に胸郭を十分に拡張させること」という意味があります。

これは千束の人工心臓と深く関係しており、千束が一生懸命心臓を動かして生きようとする様を表しているように感じますね。

各花言葉は人間関係を表している

先ほど、赤い彼岸花の花言葉を挙げましたが、彼岸花には「白」や「黄色」などがあり、それぞれ花言葉も変化します。

白い彼岸花の花言葉は「また会う日を楽しみに」「想うはあなた1人」。

黄色い彼岸花の花言葉は「深い思いやりの心」。

「また会う日を楽しみに」には、千束から吉松への想いや、最終話で千束を探すたきなの想いが込められていますね。

「想うはあなた1人」という言葉には、千束の事を第1に考え奮闘するたきなの姿や、父親として千束を常に心配するミカの姿が思い浮かびます。

さらに、「深い思いやりの心」は千束そのものですね。

「喫茶リコリコ」の面々や地域の人々、さらには敵であるテロリストにまで思いやりの心をみせ、最初こそ千束の行動を理解できなかったたきなも徐々に心を動かされています。

花言葉以外で言うと、彼岸花は美しい見た目ですが「強い毒性」があることが知られており、可愛い少女達が実はテロリストを秘密裏に抹殺する集団であるということを表現しているとも言えますね。

そして、千束やたきなの名前にも植物が隠れています。

千束の苗字、「錦木」には「あなたの魅力を心に刻む」「危険な遊び」といった花言葉があります。

たきなに「あなたに会えて嬉しい」と伝えるなど、会った人の魅力を見つけるのが上手な千束。

そして、常に危険が伴う立場であるにも関わらず、遊んでいるかのように笑顔を絶やさずこなす姿が、花言葉ぴったりですね。

また、たきなの別名である「ギボウシ」には、「沈静」や「落ち着き」「忍耐」といった花言葉があります。

いつも冷静沈着なたきな。

自分の置かれた辛い状況も耐えて努力する姿からも、花言葉そのものと言えます。　

彼岸花の花言葉は、千束を中心とする人間関係を見事に表していますね。

タイトルや彼岸花の意味は千束の人生そのものだと考察

#リコリコ
#リコリス・リコイル

千束の『大きな街が動き出す前の静けさが好き』の言葉だったり
夕暮れが好きであったり、
リコリスの花言葉
情熱・独立・再会・あきらめ・悲しい思い出・想うはあなた一人・また会う日を楽しみに
この全ての伏線回収してるってさ、
信じられないくらいの神作よ。 pic.twitter.com/r1BWIg5h0u

— かるら(,,☪️‸ Ծ,, ) (@XEQSX) September 24, 2022

「リコリス・リコイル」の中には、様々な植物が散りばめられており、その花言葉は千束達の性格や人生、人間関係とリンクしていますね。

彼岸花の花言葉は千束の性格や生い立ちを表現し、千束の吉松への「会いたい」という想いや最終話でのたきなとの「再会」まで表されています。

また、「あなたの魅力を心に刻む」の言葉通り、冷静沈着で本部への復帰しか頭になかったたきなを、他人への思いやりを持ち、時に感情を露わにするような魅力的な人物に変え、「忍耐」ばかりだったたきなの視野を広げ頑なな考えを溶かしていきました。

さらに物語終盤、千束を想って涙を流すミカの姿や、千束とミカ2人でテロリストに立ち向かおうとする姿から、長らく「喫茶リコリコの店長」だったミカではなく「DAの訓練教官」「千束の父親」としてのミカに「再会」できたとも見る事ができます。

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【リコリコ】タイトルの意味の考察まとめ

「リコリス・リコイル」＝「彼岸花の反動」か。
なるほど。
銃器のリコイルとストーリー自体を表す良いタイトルだな。#リコリス・リコイル

— ミスチル太郎 (@passhibow) December 29, 2022

以上、「リコリス・リコイル」タイトルの意味を考察しました。

深く見てみると、彼岸花の特徴や花言葉が千束の全てを物語っており、たきな達との関係も表していることがわかりました。

不吉なイメージの強い彼岸花ですが、千束に当てはめると美しくて儚い、情熱的なイメージに変わっていくのが不思議ですね。

花言葉から見ると、物語やキャラの性格・関係性などがよく考えられていて、より魅力的に感じます。

ここまで読んでいただきありがとうございました！