トランプの札に見立て、13番から順に命を狙われる事件を描いた劇場版名探偵コナン、「14番目の標的(ターゲット)」。
物語は次々と起こる事件と並行して「毛利小五郎」の過去も重要なポイントとして語られます。
小五郎が刑事だった事はよく知られていますが、刑事であった頃に妻である「妃英理」を拳銃で撃ってしまったという衝撃的な事実が判明するのです。
今回はなぜ小五郎が英理を撃ってしまったのか、その理由について詳しくまとめていきましょう。
目次
小五郎が撃った理由は人質を助けるため
毛利小五郎で当てる劇場版名探偵コナン pic.twitter.com/RcQXVqz7IV
— 松田陣平(9回来函済み🌟🌟 ⚔️🌟🌟) (@wMArDil0ulahwn5) September 2, 2022
回想では小五郎が英理を拳銃で撃ったという事実が語られますが、その理由については物語のキーポイントとして最後まで明らかになりません。
肝心の真実は物語の終盤、「毛利蘭」が事件の犯人によって人質として取られてしまうシーンで、なんとか蘭を助けようとコナンが拳銃を手に取った瞬間判明します。
真実に気付いたコナンはかつての小五郎と同じ行動を取り、犯人ではなく人質である蘭を撃ちました。
この行動により、コナンや蘭はかつて小五郎が取った行動は人質を助けるためだったと認識したのです。
それでは、なぜ人質を撃つ事が助ける事になるのか、詳しく見ていきましょう。
理由① 妃英理を人質に取られた
少し寝たら元気になったから
借りてた14番目の標的観てたんだけど
妃英理が色っぽくてかっこいい pic.twitter.com/ici0033aL4— 紅葉【くれは】 (@NiconicoNats) May 28, 2018
物語のキーパーソンの1人である「村上丈」は、かつて小五郎が刑事であった頃に殺人事件を起こしています。
そして取り調べ中に逃げ出し、偶然居合わせた英理を人質に取りました。
小五郎は拳銃で村上ではなく英理を撃ち軽傷を負わせ、村上を怯ませた後無事逮捕したのです。
理由② 人質を足手纏いにするため
「14番目の標的」ってよくよく考えたら「英理を撃ったのは人質から解放するため」という真相自体もすごいけど、
①英理が人質になった!
②助けないと!
③足を怪我させて犯人の足手まといにすればいいんだ!
④射撃得意だから撃つか
の②から③への打開策を瞬時に思い付く頭脳の回転ぶりがすごい。— 山本真梨子 (@threelittledogs) June 29, 2024
なぜ英理を撃ってしまったのかというと、これには深い理由がありました。
実は小五郎は意図的に英理を撃ち、足手纏いにする事で村上の動きを止め助けようとしたのです。
もちろん、人質である英理を必要以上に傷付けないために、小五郎は英理の足を狙い致命傷にならないよう配慮しました。
しかし蘭は英理を撃ったという事実だけを知っていたため電話で新一(コナン)に悩みを打ち明けていましたが、新一からは「撃ったのは事実でも、それがイコール真実とは限らない」と言われていたのです。
新一の言った通り、小五郎が英理を撃ったのは事実ですが、真実は英理を助けるためでした。
理由③ 犯人に罪の重さを分からせるため
コナンの映画あんま見てないけど14番目の標的でおっちゃんが犯人に一本背負い決める所が最高に好きです
— そん(おみくじ吉) (@nicomixbb) May 11, 2024
物語の終盤、人質になった蘭を救い出した後小五郎は犯人を捕え「死なせやしない、自分の犯した罪の重さを分からせてやる。」と強い口調で伝えています。
この事から、小五郎は犯人の命を奪わずに償わせるという信念を持っているようですね。
過去、小五郎に捕えられた村上は獄中で小五郎の意図に気付き、出所後に毛利探偵事務所を訪れて謝罪の気持ちを伝えようとしていました。
村上が探偵事務所を訪れた時、小五郎は麻雀に出掛けていて留守だったために想いは伝わらず、さらに今回の犯行に利用されてしまったのが悔やまれます。
毛利小五郎は射撃の天才だった
これは『14番目の標的』で言われてた小五郎のおっちゃんがめっちゃ銃上手いやつやん!!こんなんもう僕吐いちゃうよおおお pic.twitter.com/zSqDT6vZ6j
— あるかす教 (@arukas1230jojo) October 8, 2019
以上の理由からも分かる通り、小五郎の拳銃の腕前は相当高かったと言えます。
実際、作中で小五郎は刑事であった頃「警視庁内でも1、2を争うほどの腕前」と「目暮警部」に評価されていました。
拳銃の腕に自信があったからこそ、確実に人質を撃って助けるという大胆な行動が取れたのでしょう。
人質を撃ったという事実が問題視された事で刑事は退職しましたが、コナンや蘭は事件を通じて小五郎の真意を知る事ができましたね。
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【名探偵コナン 14番目のターゲット標的】小五郎や妃英理についてまとめ
第2作目「14番目の標的」、何と言っても見所は人質に取られた蘭に向かって拳銃を構えるコナンくんの姿。小五郎さんが英理さんに拳銃を構えた真実の真相に辿り着くシーン、震えます。そして蘭ちゃん命懸けの人工呼吸、これがなかったらみんな死んでたよ!蘭ちゃんみんなを守ってくれてありがとう! pic.twitter.com/mjkijillew
— ひとみん (@htmist1028) April 22, 2017
- 逃走しようとする犯人にとって足手纏いにするため
- 犯人に生きて罪を償わせるため
- 拳銃の腕が高く、自信があるからこそできた
なぜ小五郎が英理を撃ったのか?という疑問は物語の中で重要なポイントとなっており、過去の小五郎と、終盤蘭を助けようとするコナンの行動が重なる演出はハッとさせられますね。
事件の謎を解いていく過程ももちろん面白いですが、過去の真実を解き明かしていくのも魅力的です。
普段はだらしない小五郎のスペックの高さに注目しながら観るのも楽しいですね。
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