大人気漫画ゴールデンカムイの作者・野田サトル先生が、現在連載中の漫画「ドッグスレッド」。
漫画好きの中でも、最近話題になっていますよね!
このドッグスレッドですが、過去作品の「スピナマラダ!」のセルフリメイク作品としても話題になっています。
セルフリメイク作品とは?
ストーリーは一緒ってこと?別作品なの?
と、皆さん疑問に思われたと思います。
そこで今回は、なぜ前作「スピナマラダ!」のリメイク説について、野田サトル先生のインタビューを参考に調査していきましょう↓↓
目次
なぜ前作をリメイクした?
『ドッグスレッド』
『ゴールデンカムイ』の野田サトル先生の新作アイスホッケーもの。自作のリメイクですからずいぶん心残りだったんでしょうね。ひいき目なしで読もうと、抑え目で読んだつもりだったのですが、やっぱりとっても面白かったです!1巻からかなり熱い氷上のバトル。実力者ですね。 pic.twitter.com/2YYvRpZkdl— たけのこ@マンガ (@gGn2Z5Um6iUqvwg) January 25, 2024
2011~2012年にかけて連載されていた、アイスホッケーをテーマに描いた前作「スピナマラダ!」から、約10年の時を経てセルフリメイクされた今作「ドッグスレッド」。
舞台は同じく北の大地「北海道」。
そしてアイスホッケーの聖地:苫小牧や青森の八戸など、アイスホッケーが盛んな土地を舞台に描かれています。
ファンからは、このような声が多く見られていました↓↓
- 朗くんにまた会えた!うれしい!
- 野田先生の新作たのしみすぎる
- どのくらい内容変わっているの?
では一体、なぜ作者はこのタイミングでセルフリメイク作品を描こうとしたのでしょうか?
以下、考察していきます↓↓
理由① 東日本大震災を描く必要があったから
ドッグスレッド第13話
東日本大震災が出てくるドラマはいくつか見たけど漫画で読むのはそういえば初めてだな
改めて震災の恐ろしさを感じた
婆っちゃが無事で良かった— 冬月 (@Huyutsuki2022) November 23, 2023
今日は東日本大震災があった日。
多分私たちは皆それ以前と以降で世界が変わってしまった。「ドッグスレッド」でも登場するそのページは、私も目を背けたくなる。
でも物語の中で人々は強いし、現実の人々は多分もっと強い。
あの日々を思えば、私は多少のことで希望を捨てる気にはなれないのです
— tette2号🍀アイスホッケー母の小部屋🏒 (@icehockeydreams) March 11, 2024
「ドッグスレッド」では、東日本大震災を描いたシーンがあり、驚いた読者の方も多かったのではないでしょうか。
思わず目を背けたくなるような描写もありましたよね。
漫画で、あの大きな震災が描かれるということは今まであまり無かったのではないかと思います。
なぜ野田サトル先生は、今作「ドッグスレッド」で描くことにしたのでしょうか?
「あの大きな震災は、実際に「スピナマラダ!」の連載準備中に起こった出来事だったのです。
その当時は、あまりにも大きな出来事だったのでとても触れることができませんでした。
深刻すぎて、作品に落とし込むことができなかったようです。
「スピナマラダ!」連載中の2012年には、実際に八戸へ取材に訪れることができ、作品の後半では少しだけ震災について触れることができました。
だからこそ、今作では覚悟を決めて描くことにしたそうです。
ドッグスレッド本気でこの展開描くのか
前作だと終盤にちょっと出てきたくらいの描写をここで掘り下げるのは勇気あるわ— パルムンク (@suwaharu07) November 15, 2023
野田サトル先生は、2022年には八戸を再度訪れたくさんの被災した方々に取材を行ったそうです。
当時アイスホッケーを行っていた学生や監督、学校の先生、大きな被害に遭われた方、八戸市の方々、自衛隊に取材を行ったとのこと。
実際に今作「ドッグスレッド」では、そのような方々の体験談や描写があり、読んでいて胸が苦しくなる場面もありました。
当時アイスホッケーを行っていた学生たちは「アイスホッケーなんかしていて良いのだろうか」という罪悪感で押し潰されそうだったと…
作者がインタビューで言っているように、震災をドラマの盛り上がりに利用したくて時代設定を2010年からにしたわけではもちろん無く、アイスホッケーをする人たちにとっても、作者にとっても、避けては通れない出来事だったのです。
今作「ドッグスレッド」を通して、目を背けたくなるような描写もありますが、このような気持ちで過ごしていた人たちが居ること、被災後の苦しい日々の中でアイスホッケーというスポーツがその地域の人たちにとってどのような存在だったのかを知ることができます。
理由② 前作スピナマラダは未完だと感じているため
Wikipediaでもこんなん書いてあるしドッグスレッドはガチガチのリメイク、つーかリベンジ作っぽいな pic.twitter.com/sTTfKqav3E
— んぺ (@npeofnpe) July 27, 2023
前作「スピナマラダ!」は作者初の連載作品でした。
しかし当時、読者からの反応が思うように伸びず、編集長から全6巻で連載終了を告げられてしまいます。
「とても悔しい思いと、反省点がたくさんあった」と振り返る野田先生。
突然の連載終了だったので、「スピナマラダ!」の終盤は少し駆け足だった印象ですよね。
そして次作(※ゴールデンカムイ)を「ぜったいにヒットさせる!」と燃える作者。
次作がヒットしたら、絶対にスピナマラダの続き「完全版を描かせてほしい!」と、当時編集長に頼み込んでいたそうです。
すごい熱意ですよね。
そして”ゴールデンカムイ”はご存じの通り、大人気作品となります。
連載終了後1年3か月の期間を経て、今回「ドッグスレッド」の連載に至った訳です。
「不完全なものをこの世に残しておきたくなかった」と後に振り返っています。
今回は前作で描くことができなった場面や、続きが読めると思うのでとても楽しみですよね^ ^
理由③ 漫画を通して前向きになってほしいから
金カムロス者には待望の新シリーズ
『ドッグスレッド①』
スポーツ物とのことでスケール感では劣るものの変わらぬ北海道愛にホッコリ
前作もそうであった様に…貫くのは
地に塗れた者が新しい居場所を渇望する物語
力強い台詞に勇気が湧いてくる✨手塚神と同じくスターシステム?
尾形居るし😂 pic.twitter.com/8FXuRabRcx— にじます ザ ボスマン (@nijibos2) January 22, 2024
やっぱり野田先生の絵がすごく元気出る!!早くドッグスレッド単行本欲しいよーー
— 都 (@kmtnk00) October 12, 2023
デーリー東北さん、もっともっと『ドッグスレッド』応援してください‼️八戸もアイスホッケーも、元気でると思います✨ https://t.co/nP0TJQ25W9
— shirakaba.m (@MShirakaba) November 23, 2023
ドッグスレッドには、日本アイスホッケー界の活性化を期待している。
てか、素直に面白い。#ドッグスレッド
https://t.co/3Cw9tMB8ly— ラブ8王子 (@love8prince) August 11, 2023
今作「ドッグスレッド」ですが、セルフリメイクされた理由は、読者に前向きになってほしいからという理由が大きいのではないでしょうか?
野田先生の作品が好きな読者は、”ゴールデンカムイ”が完結したことで、嬉しいような寂しいような気持ちだったと思います。
前項でも書いたように、北海道や八戸で震災の大きな被害を受けた方々を描くことで、少しでも前向きな気持ちになってもらえるようにという思いが込められているようにも思います。
また、読んでいる私たち読者が「あの大きな出来事を忘れないように」という意味も込められているように感じました。
そして、アイスホッケーというスポーツの活性化にとても貢献していますよね。
なかなか身近にあるスポーツでは無いので、「ドッグスレッド」と「スピナマラダ!」を通して知ることができてうれしいです!
70%OFFでドッグスレッドを安く読む方法
#ゴールデンカムイ 原作者野田サトル先生の新作「ドッグスレッド」1巻、本日発売です! pic.twitter.com/y7ZKnXSl72
— おばらちゃん (@obarachan) January 17, 2024
ここで少しだけ、ドッグスレッドを安くお得に読む方法をご紹介します。
数多くある電子書籍サービスの中から、どこよりも安く安心して利用できるサービス「ebookjapan」をピックアップしてみました↓↓
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【ドッグスレッド】前作がリメイクされた理由まとめ
ドッグスレッド第2巻、発売中です。
単行本のために20Pくらい増やしてます。
みなさま、よろしくお願いします。 pic.twitter.com/Mg8JUrBzRX— 野田サトル (@satorunoda) February 20, 2024
- 東日本大震災について描く必要があった
- 大きな被害を受けた選手やその家族がどのような思いで過ごしていたのかも描く必要があった
- 前作が不完全なまま終わってしまったため
- リベンジのため
- アイスホッケー界を盛り上げたい
- 北海道、東北地域の活性化
以上、今回は野田サトル先生のインタビューを参考に「ドッグスレッド」が前作リメイクされた理由について調査、考察をしてきました。
前作「スピナマラダ!」との一緒の場面はもちろんですが、違いや今後の展開もたのしみです^ ^
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