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ミーガン

ミーガン-最後のセリフ恩知らずの意味は？プライマリーユーザーが変わったから？

公開日: 2024年3月10日 ｜ 最終更新日: 2024年3月10日

 

2022年にアメリカで公開されたホラームービー、 【M3GAN／ミーガン】。

ミーガンは、美少女の姿をした超高性能AI子守り人形です。

少女の姿で、母親のような母性たっぷりの眼差しで9歳のケイディを見つめる姿はどこかせつなさも感じました。

 

そんな愛情たっぷりのAI人形のミーガンですが、物語の最後『この恩知らずのクソガキが！』とケイディに向かって暴言を吐きます。

見ていてポカンとなるくらい、衝撃的でした。

今回は、この言葉の意味について考察していこうと思います。

この記事を見て分かること
  • ミーガンの最後のセリフの意味について
  • プライマリーユーザーが変わったから？

 

 

 

 

最後のセリフ「恩知らず」の意味は？

 

ミーガンは、最初から最後までケイディに対して献身的でした。

作中では、誰よりもケイディに関心を持っていたと言えます。

「ケイディを幸せにするにはどうしたら良いか」だけを考えて行動していました。

そんなミーガンが、様々な事件を経て、ついにはケイディに対して『恩知らず！』と強い言葉を向けました。

その言葉の意味を紐解いていきましょう！

 

意味① 守るべきケイディに裏切られたから

 

ミーガンの『恩知らず』の意味の1つ目は、『ケイディに裏切られた』からです。

ケイディの叔母であるジェマがミーガンの生みの親。

ジェマは、不幸な交通事故で両親を一気に亡くした姪のケイディとの暮らしに戸惑っていました。

そこで開発中だった、ミーガンをケイディのために完成させ実質ミーガンに面倒を見させました。

 

ミーガンの存在は効果的で、次第に依存していくケイディ。

そこにはAI人形を超えた愛情があり、2人は心を通わせていくように見えました。

本来、大人(この場合ジェマ)が責任を持ってダメなものはダメだと教え、信頼関係を築いていくべき過程をすべてミーガンに押し付ける形になったため、3人の関係性がいびつに歪み始めました。

ミーガンは、ケイディの親のような親友のような存在となり、守り接してきたのにラストでケイディの行動を裏切りだと捉え、『この恩知らず！』と吐き捨てたのです。

 

 

意味② 裏切られた形で目的を失ったから

 

ミーガンの『恩知らず』の意味の2つ目は、『裏切られた形で目的を失った』からです。

ミーガンの役割は、「ケイディを守り癒やすこと」。

ジェマがそうプログラムを組んで開発しました。

ミーガンを見ていて、ロボットには思えないほど感情の起伏を感じ人間のようだと思いました。

 

この時点で、実は開発者の想定を超えて学習能力が進化していったのか、システムに不具合があったのかもしれませんね。

ケイディのために、邪魔なもの、障害となるものは排除していっていたら『殺し』があったというのはゾッとしました。

ミーガンにとったら、仕方のない過程だったということでしょう。

それなのに、肝心のケイディは感謝どころかミーガンを怯えた目で見つめていたことで、ミーガンは理解ができなくなったのです。

裏切られた気持ちになり、『ケイディのため』という目的がガラガラと崩れていきました。

 

意味③ AIの中にも怒りの感情が生まれたから

 

ミーガンの『恩知らず』の意味の2つ目は、『AIの中にも怒りの感情が生まれた』からです。

ミーガンは、AI人形なので感情を昂らせて怒ることは本来ないはずです。

『怒り』といえば、ケイディ役のヴァイオレット・マッグロウがものすごく演技が上手でした！

ジェマがミーガンをケイディから引き離そうとしたときの怒り狂った様子は、現実でも熱中したり依存しているゲームやスマホを取り上げたときのそれに似ていると怖くなりました。

そのくらい、『怒り』は年齢関係なく、人間に発動するどうしようもない衝動であることは確かです。

 

ただ、ミーガンに『怒り』の感情が見えたときは最初なぜなのかわかりませんでした。

ミーガンには人間と同じ『怒り』はなかったと思います。

しかし、学習していく過程で『怒り』感情も学んだと考えればミーガンほど高性能AIなら自然なことだったと納得できました。

怒りの感情から、『恩知らず！』という発言につながったのですね。

 

 

プライマリーユーザーが変わったから？

 

ミーガンの手のひらにケイディが指先をのせてタッチすることで、ペアリングされミーガンのプライマリーユーザーはケイディはとなりました。

プライマリーユーザーは、特定の使用者のことでミーガンはケイディのためだけに動くこととなりました。

プライマリーユーザーの命令には絶対従うとプログラミングされていた通り、当初ミーガンはケイディ、そして開発者のジェマの言うことに服従。

 

しかし終盤、暴走を始めていったのは、『プライマリーユーザーが変わったから』と考えるに至りました。

どのタイミングで変わったのか見ていきましょう。

 

 

当初のプライマリーユーザーはケイディ

 

当初のプライマリーユーザーは、ケイディはでした。

ケイディは、玩具メーカーに務める叔母のジェマからもらったコミュニケーションペットのファービー人形に夢中な9歳の女の子。

反抗期真っ盛りのケイディはあまり両親との関係もよくない様子。

 

そんな中、スキー旅行の道中で交通事故に遭い一気に両親を亡くしました。

突然の叔母のジェマとの暮らしに戸惑う中、ミーガンとの出会いで少しずつ笑顔を取り戻していくケイディ。

ミーガンなしでは生きていけないというほど次第にのめり込んでいきます。

ミーガンとケイディの関係は、主従関係より強い依存関係に見えましたね。

 

途中からミーガン自身に変更となった

 

 

プライマリーユーザーは、途中からミーガン自身に変更されていました。

ミーガンの暴走から、不信感を抱いていたジェマはミーガンを破棄しようと画策します。

『ミーガンOFF！！』というと、シャットダウンするはずなのに次第にスッとシャットダウンしなくなりました。

ミーガンが作動を止めるときは、ジェマやケイディに言われたからではなく、自らの意思で止めているのは見てわかりましたね。

 

いつどのタイミングで、プライマリーユーザーを自分に変えたのか明確にはわかりませんが、学習のスピードを考えるとわりと早い段階で変えていたのではないかと予測。

プライマリーユーザーを自分に変えるに至った経緯は、気持ちの変化が絡んでいると思います。

ミーガンはケイディを気に入っていました。

 

ミーガン気持ちの変化

ケイディを守ってあげたい→目的達成のためなら殺しも必要→そのためには自分の意思で動けないといけない！

 

結果的に、AI人形とは思えない強い気持ちを持って自分自身をプライマリーユーザーに変更したのでしょう。

 

家のロボットが動いたのはミーガンが制御したから

 

家のロボットが動いたのはミーガンが制御したからです。

ジェマは、私たちにも馴染み深いアレクサのようなAIロボット(エルシー)を自宅に置いて利用しています。

『電気をつけて』『エアコンつけて』などリモコンを使わず声掛けだけで動いてくれてとても便利。

このエルシーは、ジェマの声に反応して動いていましたが突然反応しなくなりました。

 

そこから、一切動かなくなったので故障かと思っていましたが、ラスト、突然作動しました。

これは、ミーガンがデータをエルシーに移行したに違いありません！

ミーガンは、数々の事件を起こし最後は開発者であるジェマ、当初のプライマリーユーザーのケイディと激しいバトルを繰り広げました。

 

ジェマ&ケイディペアが、ミーガンに勝利して一件落着かに見えたラスト、今まで作動しなかったエルシーが起動しました。

ミーガンが自分のデータを移したことで、ミーガンはまだ死んでいないというところで続編へ。

核である本体が生き残ったミーガン、続編の展開が楽しみですね！

 

ミーガンをお得に見る方法

 

 

最後に、ミーガンを超お得に視聴する方法をご紹介します。

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【M3GAN】最後のセリフの意味まとめ

 

まとめ

ミーガン最後のセリフの意味は？

  • 意味① 守るべきケイディに裏切られたから
  • 意味② 裏切られた形で目的を失ったから
  • 意味③ AIの中にも怒りの感情が生まれたから
  • プライマリーユーザーの変更「ケイディ→ミーガン自身」

 

今回は、ミーガンの最後のセリフ『恩知らずのクソガキが！』の意味についてまとめてきました。

ミーガンは子守りロボットですが、やはりドラえもんほど優秀ではなく、ユーザーの気持ちを汲み取ることは難しかったですね。

 

それでも、高性能であることはたしかで驚くべきスピードでケイディと周りの人たちの情報を収集していきました。

ケイディを邪魔なものから救おうとすることに使命感を持ち、行動していましたが次第にケイディからも怯えられることに。

ケイディの変化を敏感にキャッチし、裏切られたと思ったミーガンは『恩知らずのクソガキが！』と吐き捨て、【ケイディを守る】という使命をごっそり捨てきりました。

 

ミーガンからロボットとしての無機質なものから、怒りの衝動を押さえられない人間くささどちらも感じ取られ、今後どのようなストーリーになっていくのか気になります。

ミーガン続編海外での公開予定は、2025年5月。

日本公開はもう少し先になると思いますが、楽しみに待ちましょう！

 

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