100万ドルの五稜星のキッドの目的はお父さん?最後手袋のシーンについても

公開日: 2024年7月9日 | 最終更新日: 2024年7月9日

 

劇場版名探偵コナン 100万ドルの五稜星みちしるべ】では、怪盗キッドこと黒羽くろば快斗かいとが大活躍でした。

コナンや平次が殺人事件の捜査から刀探しにたどり着いたのに比べ、キッドははじめから刀しか眼中になかったあたり、探偵と怪盗のスタンスの違いがはっきりしてましたね。

しかし、そもそもキッドはなぜ刀探しをしていたのでしょうか?

今回は「100万ドルの五稜星」から見る怪盗キッド――黒羽親子の関係について解説していきます!

この記事を見て分かること
  • 黒羽快斗の目的について
  • 2代目怪盗キッドになった理由
  • 初代怪盗キッド・黒羽盗一の人物像
  • 快斗と父親の再会説について

 

 

 

 

キッドの本当の目的は父・盗一に会うこと

 

まず、これだけはしっかり明言しておかないといけないのですが、2代目怪盗キッドこと黒羽快斗は、ファザコンです。笑

怪盗キッドこと黒羽快斗が主人公のコミックス、「まじっく快斗」を読むと一発でわかります、そのファザコンぶりが。

……快斗にとって父・黒羽盗一とういちは、天才マジシャンであり、よき父であり、格好よさにかけて右に出る者のいない憧れの存在でした。

 

しかし、盗一は、快斗が8歳の時に事故死してしまいます。

その8年後、16歳になった快斗は、ひょんなことから「父が怪盗キッドだったこと」「事故死したのではなく、ある組織に殺されたこと」を知り、その復讐を誓って、2代目怪盗キッドとなったのでした。

そして快斗は、怪盗キッドとしての活動を続ける中で、コルボーという黒衣の怪盗と出会います。

※アニメ「まじっく快斗1412」

第23話「真夜中の烏ミッドナイト・クロウ ≪前編≫ その名は怪盗コルボー!」より

 

このコルボーの正体こそ、死んだはずの黒羽盗一が変装した姿なのです。

その場では快斗がコルボーの正体に気づいた様子はありませんでしたが……?

 

理由① 盗一が生きていることを知っていた

コルボーの正体に気づいた様子はなかった、といっても、快斗はIQ400の天才(※公式設定)なので、あとあと気づいた可能性はあります。

いやあれ、親父じゃね……?と。

盗一は、自分が生きていることを快斗に言えない理由がある(後述)のですが、それでも親子なので、コルボーからなにか父親の気配を感じることもあったかもしれませんしね。

8年間会っていなくとも、顔が見えなくとも伝わってくるものもあったのではないでしょうか。

絶対の確証はなくとも、そうじゃないかと疑う程度にはね。

 

そして時系列的には、快斗がコルボーの正体に気づいた(多分)このあと、「100万ドルの五稜星」につながります

生きてるけど名乗り出ない父親にしびれを切らし、探偵よろしく地道にかつての父の仕事をたどって、快斗なりに父親を理解してみようとしたのかもしれません。

あわよくば刀探しの中で父親の現在の姿を見てやろうと、そんな気持ちもあったかもですね。

 

……というかそもそも本当に8年間、一度も会っていなかったのでしょうか?

盗一は、息子が8歳から16歳、小学生が高校生になるほどの年月、息子のそばにいられなかったわけですが、いや……。

双子の弟が新刊出すたびに感想メールを送るような男ですよ……?

 

まあ、快斗の母は存命なので、彼女から息子の写真や動画を送ってもらうことはしていたでしょうが(快斗の母はもちろん、すべてを知っているでしょうから)、親として、果たしてそれで満足できるのか。。。。

盗一の変装術は快斗の目をも欺くようなので、実はちょくちょく遠目に見に行っている可能性もあるかもしれませんね。笑

 

 

理由② ビッグジュエルを盗む目的

「コナン」とは異なり「まじっく快斗」の世界には、科学では説明のつかない超常の力・魔法があります。

そして、ビッグジュエルの中にのみ存在するという、「パンドラ」という存在も。。。

つまり、パンドラ=不老不死の力

おそらく、盗一は「不老不死」の力を悪者に悪用されないため、世界に混乱を起こさないためにパンドラを見つけようとしていたのではないでしょうか。

 

しかし、ガチで不老不死を狙っている組織・通称「パンドラを追う組織」にとっては、そんな盗一の存在は邪魔でしかありませんでした。

なので組織は、盗一をマジック中の事故に見せかけて殺害したのですね。

……盗一はなんとか生き延びたのですが、組織に狙われていることを知り、家族を守るためにそのまま死んだことにしたようです。

 

このあたり、工藤新一が江戸川コナンになることを選んだ理由と似ていますね。

パンドラを狙う組織を壊滅させ、もう家族に危害が及ばないだろうと判断できたら、堂々と戻ってくる気だったのかもしれませんが。

その前に、快斗が2代目怪盗キッドとして派手に暴れるようになりました。

快斗がパンドラを探す理由は、「これまで知らなかった(マジシャン以外の)父親のやってきたことを知ること」、そして「父を奪った組織への復讐」です。

 

自分が組織よりも先にパンドラを見つけ出し、それを破壊することで、お前らのやってきたことは無駄です残念でした~!と嘲笑ってやるつもりのようです。

めちゃくちゃ危険なことをしているのに、頭脳と才能で毎回盗みを成功させてしまうのだから、盗一も頭を抱えたのではないでしょうか。

だからこそ、「怪盗コルボー」なんて変装をして、快斗の力試しをせざるを得なかった、のかな。。。

アニ木
アニ木
しかし、快斗が「親父=初代怪盗キッド」だと気づいたのは、快斗が16歳になると開く仕組みなっていた隠し部屋が原因だし、その細工をしていたあたり、快斗を怪盗キッドに焚きつけたのは盗一なわけで……盗一は快斗をマジシャンにしたかったのか、それとも危険を伴う怪盗キッドにさせたかったのか、結局なにをさせたかったの?というのは、ファンの中でも解釈がわかれるところであり……難しい……

 

理由③ 日本刀(星稜刀)を盗む目的

前項の理由から、怪盗キッドの盗むものはこれまで、ビッグジュエルに限られていました。

死んだ父の復讐をするために怪盗になったのですから、基本的にキッドには、ビッグジュエル以外を盗む理由がないんですよね。

しかしながら、いくつか例外もあります。
「名探偵コナン」でも「集められた名探偵! 工藤新一VS.怪盗キッド」など、ビッグジュエルが絡まずとも登場した回がいくつかありましたね。

 

ビッグジュエルに関係なくとも、こういう、「怪盗キッド」の名を騙られ、「怪盗キッド」の面子に関わる事態になりかねない、というときによく出張っている印象です。

「怪盗キッド」は父の遺したブランドですから、土をつけるわけにはいかないんでしょう。けなげですね……。

要するに、盗一に少しでも関連するなら、全国どこへでも出張するのが快斗です。

 

今回の「100万ドルの五稜星」でも、「土方歳三ゆかりの脇差二振り」を盗むキッドの姿が描かれました。

この刀を盗んだ理由も、盗一がかつて盗もうとして断念した宝がどんなものか確かめたかったから……です。

盗一のことを知りたい。その一念で、謎の狐面の男の剣技や武器商人との銃撃戦を生き抜いたわけですね。

この息子、すごいけなげ。

そりゃ父親も、刑事に変装してでも近くで見守っちゃいますよ。笑

 

 

理由④ 手紙から見える親子関係

 

「100万ドルの五稜星」のお宝の正体は、時代遅れの暗号解読機でした。

歴史的な価値という点ではともかく、実用という点ではいまやスマホ一台にも劣る性能です。当然、怪盗キッドの食指が動くわけもありません。

しかし、そのお宝の傍らに、真新しい手袋とともにメッセージが添えられたカードがあるのを快斗は発見

そのカードには、「Wake not a sleeping lion (寝た子を起こすな)」というメッセージが書かれていました。

 

しかも、「怪盗キッドのマーク(盗一Ver.)」も。。。

当ブログでは以前、このメッセージの意味を

  • 五稜郭のお宝に対して

→「このお宝は見逃したものだから、わざわざ掘り起こすな

  • メッセージに真新しい手袋も添えることで

→「父は生きているし、ピンピンしているから心配するな

  • 二代目キッドを襲名した快人へ

→「自分の始末は自分でつけられるから、お前は危険なことをするな

  • 怪盗キッドになることで大切な幼馴染に噓をつかざるを得なくなった快斗へ

→「お前は明るい場所で、中森さん親子と仲良くやっておけ

などの意味合いのこもった、「お父さんはお前が心配です

 

だと解釈しました。今も変わっていません。

盗一は親として、自分の後を継いでくれた息子が可愛くもあり、しかしやはり心配も否めないのだと思うんですよね。

でも、これは姿を見せないうえでの一方的なメッセージなので、快斗からすると「言い逃げしやがって怒」という気持ちかもしれません。

ファザコンの快斗からしてみれば、いいからさっさと戻って来いよ、というのが本音だと思いますしね。

……ちなみに盗一が本作のキーとなる「星稜刀」を盗もうとしたのは、作中で「数年前」と明言されています。

「数年前」というと、10年前よりは最近、という印象に思えますが、辞書によると「特定の時間から2~3年前、または5~6年年前」あたりを指すようです。

このあたりの細やかなニュアンスを、原作サイドがどれだけ意識しているかはわかりませんが、辞書通りだと8年前よりも最近

 

つまり、盗一が死んだとされている期間にも、盗一は活動していたということになります。

死んだとされている間に、わざわざ盗みに入って、なのに結局盗まなかったお宝。

そりゃ快斗も気になるよなあ、この刀。。。。

「お父さんはお前が心配です」、じゃないんだよ……。笑

 

理由⑤ 最後の手袋のシーンについて

 

「100万ドルの五稜星」終盤、快斗がハングライダーで空を飛びながら、幼馴染に電話をかけるシーンがあります。

想いを寄せる相手と言うこともあって、頬を赤らめて照れくさそうな、愛おしそうな顔をしているのが印象的でした。

そして通話を切ったあと上項の、メッセージとともに置かれていた手袋を取り出し、見つめます。

 

このときの快斗はどちらかというと拗ねたような、「ケッ」みたいな顔をしているようにも見えますね。

おそらく、この手袋(とカード)によって快斗は「盗一は生きている」とはじめて心から確信できたのだと思うのですが、盗一からの生存アピールが「お父さんはお前が心配です」という苦言とともにだったので、素直に喜べないのかもしれません。笑

「余計なお世話だクソ親父」、みたいな。

 

まあ快斗は一発くらい、盗一を殴っても許されると思いますよ。

たぶん殴らないんでしょうけどね。

手袋もしっかり握りしめていますしね。

 

 

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【名探偵コナン 100万ドルの五稜星】キッドの目的や父・盗一との関係性まとめ

 

まとめ
  • 黒羽快斗はファザコン
  • 盗一も息子のことを想っている、がそれ故に生きているとはっきり言えない(から匂わせる)
  • お互い心配し合っているし、それを二人とも余計なお世話だと思っている

 

以上、「100万ドルの五稜星」から見る黒羽盗一・快斗親子の関係でした!

怪盗キッドが主人公の「まじっく快斗」は、いま青山先生が最も「続きを描きたい」と公言している作品です。

今回、快斗が盗一の生存を確信したことですし、もしかしたらまた近いうちに「まじっく快斗」方面でもなにか動きがあるかもしれませんね!

「コナン」の「黒の組織」と、「まじっく快斗」の「パンドラを追う組織」、どっちが先に壊滅するのか(壊滅してくれ)、これからも目が離せません♪

 

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